福島高校ニュース

SS部の1・2年生が長野県屋代高校と交流をしました

 7月31日(月)、スーパーサイエンス部1・2年生28名が、東日本大震災・原子力災害伝承館にて長野県屋代高校の皆さんと交流しました。屋代高校さんとはこれまでも交流を続けており、昨年度までは福島高校を会場に実施していましたが、今年度は「震災を共に学ぶ」をテーマに、災害伝承館で実施しました。

 当日は、語り部講話の後に伝承館を見学し、最後は「災害の記憶の伝承」をテーマにディスカッションを行いました。また会場に両校の研究ポスターを掲示し、研究に関する情報交換も行うことが出来ました。短い時間ではありましたが充実した交流を行うことが出来ました。屋代高校の皆さん、来年度も是非福島にお越しください。

ポスターセッションの様子①↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポスターセッションの様子②↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

語り部講話の様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伝承館見学の様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディスカッションの様子①↓

ディスカッションの様子②↓

ディスカッションの様子③↓

最後に両校で集合写真を撮りました↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~参加した生徒の感想~

・本当にあのような痛ましいことがあったことを知って絶対に風化させてはいけないと思った。教訓を活かして防災について考えることも大切だと思った。また、展示されていた写真はとても私の心に響きました。正しい知識を知って自分事として考える、自分の考えを持つことが大切だと思いました。

・目には見えないけれど人とのつながりが最も大切だと考えた。自分から原子炉の仕組みやなぜ爆破してしまったかなどを伝えられるようになりたい。

・あれだけ大きな災害が発生したとしても、後になって問題になってくるのはやはり人災であり、すべてを自然のせいにすることはできないと実感した。もはや、人災のほうが大きいとまでおっしゃっていた。災害を科学的な方法で防ぐことも重要であるが、それだけではなく、その先にある人間関係などの"見えないもの"も考慮した防災が大切だと実感できた。

・地域が異なると思考も異なるのかと思ったが、あまり地域性というほどのものは感じられず、福高生と似た何かがあると感じた。これからは国内・国外に関わらず、特に同世代の人とは積極的に交流を図っていきたいと思った。

・災害の記憶を伝承するには、実際に言葉や映像で伝えることだけでなく、受け取る側との価値観の共有や、受け取る側が共感力をもつことも、すなわち精神面の工夫も重要であると気付いた。