ICTを活用した新しい時代の教育研究開発事業に係る指導力向上開発校

 

福島高校ニュース

[ICT指導力開発校]

授業評価アンケートをGoogleフォームやサイトを活用して実施

本校ではGoogleフォームやGoogleサイトなどのGoogle関連アプリケーションを校務で活用しています。
Googleフォームはアンケートを行うアプリケーションですが、生徒に行う各種アンケートや生徒の毎日の体温確認などで活用しています。
また、Googleサイトはホームページを作成するアプリケーションですが、教職員のICT活動がよりスムーズになるように、変化している校内のICT関連情報を整理して掲載したホームページ(校内の教職員のみがアクセス可)の作成等で活用をしています。
先日は生徒に対して、教員の授業を評価するアンケートを行いましたが、ここでもGoogleサイトやフォームを活用しました。具体的には、Googleサイトで評価フォームのリンク一覧が掲載されたホームページを作って実施しました。(この取り組みは3年前から実施しています。)
今後も、ICT化すべきところ、すべきでないところを考えながら、ICTの有効活用方法を探っていきたいと思います。

  

▲授業評価アンケート(Googleフォーム)(左)と授業評価アンケートのホームページ(右)

 

校内行事を各教室へ配信する方法(参考情報)

 本校では感染症対策などの理由で、最近は、校内で開催する行事をオンライン会議システム(Teams, Zoom, Meetなど)を使用して各教室に配信して行う機会が増えております。例えば、今までにSSH校内成果発表会、終業式、卒業式、新入生オリエンテーション、入学式、始業式、賞状伝達式などは各教室に配信する形で開催してきました。校内配信に関してノウハウが蓄積されてきましたので、他の学校への参考情報として役割分担・使用機材など掲載したいと思います。参考になればと思います。

 (写真は撮影・校内配信をする教員Aと配信確認を行う教員B。)

役割分担
役割名 内容
 撮影・配信係  行事の様子を撮影して配信をする。
 配信確認係  配信している映像、音に問題がないか常に確認する。
 撮影・配信予備係  配信元の機材にトラブルが発生した場合に代わりに配信する。
 点呼係  各教室へ配信が行われているか行事開始前に確認・点呼する。
配信先係 配信先に映像と音が流れるように機材をセットする。
配信先対応係 配信先の機材に トラブルが発生した場合に対処する。
使用機材・使用アプリケーション
目的 機材
配信・受信 タブレットやパソコンを使用して配信・受信します。アプリはTeams, Zoom, Meetを使用します。
配信する映像 会場全体を映して配信する場合はビデオカメラとキャプチャデバイスを使用し、人のみを映す場合はWEBカメラを使用します。
配信する音 人の声のみ配信する場合はエコーキャンセル付のスピーカーマイクを使用し、人の声に加えて音楽なども配信する場合はビデオカメラのワイヤレスマイクを使用します。
配信中の業務連絡 事前にGoogle Chatで運営する先生のグループを作成しておき、配信当日に離れている先生同士で業務連絡をGoogle Chatで取り合います。

 

 

 

 

職員会議のペーパーレス化

本校では、昨年度から職員会議のペーパーレス化を推進しています。
教職員には予めメーリングリストを通じて個人情報などを含まない形で職員会議資料が配布されるので、昨年度は各教職員が自分の校務用パソコンに資料をダウンロードするか、または印刷をした上で職員会議に参加していました。
しかし、今年度は職員会議を行っている視聴覚室に無線LANが整備され、事前に資料のダウンロードをしなくても、インターネット回線を通じて資料を閲覧することができるようになりました。
また、教職員全員にタブレットパソコンとスタイラスペンが配布され、画面上の資料に書き込みができるようになるなど、作業の効率化が進みました。
本校ではこれからもICT機器を活用し、生徒の情報活用能力を高めるだけでなく、校務のICT化にも取り組んでいきます。

 

オンライン会議室を設置しました

最近、オンライン会議の機会が増えています。そのため、本校では昨年度にオンライン会議などの専用の会議室を設置し、教員だけでなく生徒もオンライン発表会などで利用できるようにしました。写真は3学年の先生方が独協医科大学のオンライン入試説明会に参加している様子です。また、オンライン会議室には先生方が共有して使用しているICT機器もまとめて置いています。オンライン会議室に来れば、学校で使用できるICT機器がわかるようにもなっています。

 

 

タブレットの使用を開始しました

本校の全教員にタブレットが配布されました。また、生徒用タブレット87台も使用可能になりました。 

昨年度末には本校では全教室にプロジェクター、無線LANが整備されました。そのため、今回のタブレット配布で、ICT機器を活用して日々の授業改善ができる環境が整いました。 

このICT環境の整備で、さっそく先生方のICT機器を活用した試行錯誤の取り組みがはじまっています。例えば、再任用教諭の伊豆先生は、Geogebra(ジオジブラ)というグラフを描写するアプリを利用して、変数の値とグラフの形の関係を視覚的に見せて生徒の理解を向上させる取り組みを始めています。また、本校の調査(5月)で、昨年度よりも授業でプロジェクターを活用する割合が平均で26%増えていることもわかりました。タブレットは先生方に配布されたばかりですので、この活用率は今後も上昇していくものと予想しています。 

ちなみに、本校では昨年度末2月(令和2年度末)に教員用・生徒用のタブレット(Surface Go2)が入校されました。情報委員会の先生方で分担して今年度4月までにタブレットの設定などを行い、生徒用タブレット87台は4月下旬に使用できるようなり, 教員用タブレットは5月中旬に先生方に配布するに至りました。 

本校ではこれからも精力的にICTを活用した授業改善に取り組んでいきますので、よろしくお願いいたします。

  
▲GeoGebra(アプリ)を使い変数を変えてグラフが変化(楕円→放物線→双曲線)する様子を見せている様子(左)とベーシック探究(総合的な探究の時間の代替科目)で生徒達がタブレットを使う様子(右)

 

 

 

ICT指導力開発校として活動を開始しました

 福島高校は令和2年度から令和4年度の3年間、福島県のICTを活用した新しい時代の教育研究開発事業に係る指導力向上開発校(以下、「ICT指導力開発校」)に指定されました。そのため、福島高校はICT指導力開発校として、ICTを有効に活用した指導方法や校内での指導体制について、これまで以上に先進的に開発し整備していきます。

 現在、プロジェクターが全教室に整備され、また無線によるインターネットが一部で整備されました。これらの機器の設定作業はまだ途上の段階ですが、ICT機器の一部機能が使用できる状況になりました。本校では早速、これらの整備されたICT機器を活用し、先日、SSH生徒研究発表会を開催いたしましたので、ICT機器の教育利用という観点から報告いたします。

 今年度のSSH生徒研究発表会は、コロナ禍のために感染症対策への十二分な配慮と、2月上旬に発生した福島県沖地震による第1体育館の破損の影響を考慮して、次のように行いました。

〇課題研究などの口頭発表、開閉会式などの全体発表

 本校の視聴覚室で行われる発表を、ZOOM(※1)を使用して、教室にいる生徒たちや大学の先生などの外部教員、他高校の教員等とつないで、発表の見学と質疑応答を行いました。職員室の教員や保護者へは、YouTubeライブ(※2)を配信して見学ができるようにしました。教室の生徒達は、整備されたばかりのプロジェクターを通して見学し、ZOOMを使用して質疑応答を行いました。

〇ポスター発表

 感染症対策と先日の地震による第1体育館の破損の影響を考慮し、1教室2つまでの発表と階段を一方通行にするなどの感染症対策の配慮を行った上で開催しました。生徒たちは各教室を順路を守って見学しました。ソーシャルディスタンスを保つために発表者から半径1.5mには入らないように床にテープを貼り見学しました。他県・他校の教員は、ZOOMに接続したiPadを通して見学し、発表者の生徒たちと質疑応答を行いました。また、保護者はYouTubeライブを通して見学ができるようにしました。

〇ディベート

 本校の視聴覚室で行われる発表を、ZOOMやYouTubeライブを通して教室にいる生徒たちや大学の先生などの外部教員、他高校の教員、職員室の先生方や保護者などが見学できるようにしました。ディベートの後には東京大学の学生からZOOMを通して講評をいただきました。また見学者全員がGoogleフォーム (※3)を使用してディベートの勝敗の投票をできるようにしました。

 SSH生徒研究発表会全体の感想に関しても、QRコード化したGoogleフォームを用いアンケートを実施いたしました。

 

 福島高校はこれからもICT指導力開発校として、ICTを有効に活用した指導方法や校内での指導体制について、先進的に開発し整備していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

▲ 視聴覚室からディベートを中継している様子。全体を映すカメラ、会場の任意の場所を映せるカメラ、開催前や休憩中の背景画像を流すパソコンが切換えスイッチを通してZOOMに接続されたパソコンにつながっている。

▲ ポスター発表の様子。担当の教員と生徒が大学の先生の希望に従いiPadを持ってポスターを巡回し、大学の先生はZOOMでつながったiPadを通してポスター発表を見学している。発表生徒からは、iPadを通して大学教員の顔が見え、大学の先生と質疑応答を行う。

▲ 教室で全体発表を見学している生徒たち。質疑応答は黒板横においたZOOMに接続されたパソコンを通して行っている。

 ※1. ZOOM(ズーム):Zoomビデオコミュニケーションズが提供するオンライン会議システムのこと。
 ※2. YouTubeライブ:Google社が運営する動画投稿サイトYouTube上でライブ配信ができるサービスのこと。
 ※3. Googleフォーム:Google社が提供する問い合わせやアンケートなど作成できるツールのこと。