[スーパーサイエンスハイスクール]
SSH通信10月号
SSH通信10月号を配信いたします。ご覧ください。
【1学年】SS探究「ふくしまフィールドワーク研修」を実施しました。
10月3日(火)県内の7つコースに分かれて「ふくしまフィールドワーク研修」を行いました。
福島県内で「課題解決」に取り組む企業・事業所・大学での研修により、2年次に行う全員課題研究に向けた課題発見力や探究力の基礎的能力を育成することを目的に実施しました。
生徒たちは7つのコースから希望コースを選択し、コースごとに事前学習を行ってから現地研修に向かいました。
↓ 各クラスでの事前研究の様子
↓ ①福島コース JICA二本松研修所
↓ ①福島コース 福島大学
↓ ②郡山コースA 福島県林業研究センター
↓ ②郡山コースA 株式会社宝来屋
↓ ③郡山コースB 日東紡績 富久山事業センター
③郡山コースB コミュタン福島
諸事情により写真が撮れませんでしたが、熱心に展示や実験観察に取り組んでいました。
↓ ④会津コース 会津大学
↓ ④会津コース 合資会社 大和川酒造店
↓ ⑤相馬コースA 福島県ロボットテストフィールド
↓ ⑤相馬コースA 福島県水産資源研究所
↓ ⑥相馬コースB JAXA角田宇宙センター
↓ ⑥相馬コースB 相馬IHIグリーンエネルギーセンター
↓ ⑦いわきコース いわき市アンモナイトセンター
↓ ⑦いわきコース ドームいわきベース
現在、来週18日(水)のクラス内でのプレゼンテーションコンテストに向け、各班にて準備を進めています。
ウメタンS 第4回 オンライン講座 「全固体電池研究の最前線 〜次世代蓄電技術の実現に向けた物質探索と機構解明〜」
10月4日(水)、本校SS部1年生のほか、2つの高校の生徒も参加し、第4回オンライン発展講座が行われました。講師には東北大学多元物質科学研究所 准教授 大野真之 先生をお招きし、「全固体電池研究の最前線 〜次世代蓄電技術の実現に向けた物質探索と機構解明〜」というテーマで講義をいただきました。
優れた性能を持つ電池は世界を変える力を持ちます。例えばリチウムイオン電池の実用化により、ポータブルなデバイスが普及し、iPhoneなどがどこでも利用できるようになりました。今後は、飛行機まで電池で動かすことを目指しており、電池技術は大きな可能性を秘めています。先生は、最新の研究トピックをわかりやすく説明してくださり、興味深く、楽しく学ばせていただきました。
【生徒の感想】
・リチウムイオン電池について学ぶことが出来ました。固体電解質が実現されれば、安全性や効率がともに向上するとのことで、素晴らしい技術だと感動しました。質問にも答えて頂き、ありがとうございました。大野先生のような研究者になれるよう勉学に励みたいと思います。
・お忙しい中、講義をありがとうございました。まだ化学を習っていないため、難しかったですが、化学に興味がわきました。私は途中で諦めてしまったり怠け癖があるのですが、始めにおっしゃっていた「真剣に取り組んだら、思いがけないところでいきてくる」という言葉を聞いて物事に真剣に向き合おうと思いました。また、「想像・妄想を語る」ことでより目標が定まり努力できるようになるのだと思いました。
Pythonプログラミングを使ったデータの分析・可視化講座の開催
9月24日(日)に会津大学の協力を得てデータサイエンスに関わる講座を開催しました。この講座には、本校生1年生30名が参加しました。
講座では、生徒は自分のタブレット端末を使い、eStatからの人口統計に関わるデータを取得し、Pythonを使用してデータの前処理を行いました。そして、前処理したデータを同じくPythonを用いてグラフにして可視化する体験を行いました。講師として会津大学の渡部准教授だけでなく、会津大学の学生4名がTAや講師として参加しました。TAの中には本校のOBもおり、彼は在学中はSS部に所属して梅苑祭を盛り上げるアプリ開発をしておりましたが、卒業後も情報技術に磨きをかけて成長していることもわかり、非常に頼もしくも嬉しくも感じました。
今後、オープンデータを使用して、課題研究を行う生徒が出ることを期待しています。
SSH通信9月号
ウメタンS 第3回 オンライン講座 「Beyond 5Gで10年後の生活はここまで変わる!~スマートフォンを支える最先端技術の進化とは?」
9月20日(水)、SS部1年生、希望生徒を対象に石津健太郎 先生(国立研究開発法人 情報通信研究機構 Beyond5G研究開発推進ユニット所属)
から「Beyond 5Gで10年後の生活はここまで変わる!~スマートフォンを支える最先端技術の進化とは?」のテーマで第3回オンライン発展講座を
実施していただきました。
私たちの生活に不可欠なスマートフォンサービスが今のカタチになるまでの1990年代からの開発と実用化までの流れ、そして次世代通信技術として
研究開発が進んでいる「Beyond 5G」の最先端の内容をお話いただきました。
【生徒の感想】
・ロボットが瞬間移動するかもしれない未来があるということだ。身体、時間、空間の縛りを超えるというSF映画で見た世界が現実になることに特に驚いた。
・私はスマホがある時代に生まれてよかったと思っていますが、これから、もっと技術が進みbeyond5 Gの時代になったら今よりさらに便利になるのか考えて、
わくわくしました。また、通信技術だけでなく、それを使う技術とのつながりを深めることがこれからの時代には必要なのだと考える機会となりました。
・未来の技術について考えることは少なかったのですが、楽しみながら聴講することができました。
デジタルツインの技術や時空を超えた開発が進んだ未来に興味が湧きました。
・私も情報通信の分野に興味があり、将来は石津先生のようなBeyond5G研究開発の携わる仕事に就きたいです。
石津先生、ご多忙の中、本日は、講演をいただき本当にありがとうございました。生徒諸君から大きな反響があり充実した研修の時間となりました。
化学グランプリ2023全国大会「銀賞」受賞!
8月29日・30日に東京都八王子市の工学院大学で開催された「化学グランプリ2023」に本校3年生の新保隆太くんが参加し、見事「銀賞」を受賞いたしました
3学年ベーシック探究「表現力育成講座(理系)」
8月22日,23日に3学年ベーシック探究の一環で,「表現力育成講座(理系)」が実施されました。理系クラスを対象に,物理・化学・生物から研究テーマを一分野選び、主体的に実験計画を立て、得られた実験結果を基に考察し、レポートの作成や発表を行う企画です。物理は『面積速度一定の法則の検証』,化学は『無機物質の同定』,生物は『DNA鑑定』という各テーマで実験を行いました。普段はなかなか実施できない,ゆっくりと時間をかけて一つのテーマを深掘りする,という活動を行うことができました。
SS部の生徒が東京学芸大学附属国際中等教育学校と交流しました
8月23日(水)に東京学芸大学附属国際中等教育学校の生徒6名が来校し、スーパーサイエンス部の2年生と交流しました。今回の交流は、「二酸化炭素の削減とエネルギー問題解決の両立」をテーマに課題研究を実施している学芸大附属の生徒さんが、東北地方で再生可能エネルギーや原子力発電に関するスタディツアーを計画し、そのツアーの中で本校を訪れてくれたことにより実現しました。
交流会では、両校の研究発表や再生可能エネルギーや原子力発電に関するディスカッションを行うなど、充実した時間を過ごすことができました。
研究発表の様子↓
ディスカッションの様子①↓
ディスカッションの様子②↓
東京学芸大附属国際中等教育学校の皆さん、御来校いただきありがとうございました。今後も同じSSH校として交流を続けていきましょう。
物理チャレンジ2023第2チャレンジ全国大会で本校生が優良賞を獲得しました
物理チャレンジ2023に関して、本校生2名が予選である第1チャレンジを突破し、全国大会への出場を決めておりました。この度、8月19日(土)~22日(火)に岡山県で第2チャレンジ全国大会が開催されましたが、本校生1名が見事に優良賞を獲得いたしました!本校にとって、この優良賞の獲得は3年連続になります。予選から参加した生徒全員含めて、本当に物理を楽しみながらよく頑張りました。