福島高校ニュース

[スーパーサイエンスハイスクール]

3学年ベーシック探究「表現力養成講座」

10月13日(水)~14日(木)に3学年ベーシック探究で「表現力養成講座」が実施されました。本講座は3学年理系生徒を対象に、物理・化学・生物の3分野にわかれて発展的な理科実験を行い、その実験結果をもとにレポートを作成することで、データのまとめ方やレポートの作成方法を学ぶものです。

行った実験の内容は以下の通りです。

化学:電解質の同定

物理:単振り子の振動と不確かさ講座

生物:模擬DNA鑑定

当日の様子①↓(化学)

当日の様子②↓(物理)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当日の様子③↓(生物)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[1学年]図書館研修を実施しました

10月5日(火)から10月12(火)にわたり、1学年ベーシック探究の時間に「図書館研修」を行いました。この研修は各クラス2時間連続で、講座①「資料検索と著作権について」、講座②「福島県立図書館の資料の管理について」を学習する取り組みです。

1学年でもこれから本格的にはじまる探究活動に向けて、研究に使用する参考資料の取り扱い方や、専門の図書館でしか得られない資料の検索方法などを学びました。特に講座②では、本校から徒歩5分の場所にある福島県立図書館を訪問し、資料の紹介や図書館の活用方法などの研修を、専門司書の方から、直接受けることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  講座①の様子(本校情報処理室)

 

 

 講座②の様子(県立図書館)

 

以下、生徒たちの研修後レポートの記載です。

講座①「館種ごとに蔵書の特徴が異なるので、探す資料のジャンルに応じた図書館を活用する必要があることがわかった」「本や資料を探すときには検索語句の上位・下位概念を表す用語に変えたり、関連用語や類似用語を使用すると良い」「著作権は作者個人の権利としてあるだけでなく、文化の発展のためにも必要であるというお話が印象深かった」

講座②「県立図書館には何十年も前の新聞資料など、研修する際に必要な資料があることを初めて知った」「県立図書館の資料も簡単に利用できることがわかったので、課題研究ではネットの情報だけでなく、図書館の資料など幅広く情報を集めたいと思う」

福島県立図書館のスタッフのみなさま、本当にありがとうございました!

 

[2学年] ベーシック探究<課題研究研修①>

 研修旅行で、実施される予定であった課題研究研修は、コロナ禍のため中止となり、

大変残念でしたが、10月6日に、研修先の方々のご厚意により「リモート研修」という形で実現できました。

<全体会> 金沢大学 藤生慎氏 「課題解決と文理融合の視点から」

<分科会> 石川県立大学 福岡信之氏 「農学の視点から―加賀野菜を例に―」

      金沢市役所 水島朋子氏、杉原怜佳氏、笠間彩氏 「SDGs未来都市の視点から」

      コッコレかないわ 鶴山雄一氏、升田健斗氏 「民間企業による理論実践の視点から」

      金沢市立安江金箔工芸館 川上明孝氏 「文化継承の視点から」

 文理別にとらわれず、他分野との関係を考えながら幅広い視野で問題を考えることの大切さ、仮説・検証・立証の重要性、次世代を考えた世界、他者の視点を念頭に置き行動することの大切さ、世界との比較の中から見える日本の伝統文化の素晴らしさ、地域の伝統を守り続けるとともに開発を試みることの共存の重要性など、生徒一人一人の心に残り、生徒達の視野の広がりや考察する世界観の広がりが感じられました。

 ご講演下さった皆様のご厚意に深く感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 


 

フィールドワークが実施されました(1学年)

 10月7日(木)、ベーシック探究の時間を利用し、1学年を対象としたフィールドワークが実施されました。このフィールドワークは2学年で課題研究を実施するにために、課題発見力や課題解決力を向上する事を目的として行われています。今年度も県内7コースに分かれて、各地区で社会の課題解決を図っている大学や企業や、官公庁を訪れました。

各コースは以下の通りです。

①福島コース:福島大学、川俣町ポリエステル媒地活用推進組合

②郡山コースA:ふくしま医療機器開発支援センター

③郡山コースB:日本大学工学部、福島県林業研究センター

④郡山コースC:郡山市役所、株式会社宝来屋本店

⑤会津コース:アクセンチュアイノベーションセンター福島、会津大学

⑥相馬コース:福島県水産資源研究所、そうまIHIグリーンエネルギーセンター

⑦いわきコース:常磐興産株式会社、株式会社ハニーズホールディングス

生徒達は今回のフィールドワークの内容を元に、ポスターを作成し、年度末に行われる生徒研究発表会でポスター発表を行います。

 

研修の様子①(医療機器開発支援センター)↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研修の様子②(福島県林業研究センター)↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研修の様子③(そうまIHIクリーンエネルギーセンター)↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大変お忙しい中、研修を受け入れていただいた皆様に深く感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

 

令和3年度福島県立福島高等学校SSHオンライン公開授業について

教育関係者向けに、令和3年度福島県立福島高等学校SSHオンライン公開授業を行います。

要項等は以下の通りですので、専用フォームから申し込みください。

皆様のご参加をお待ちしております。

詳細はこちら → 令和3年度福島県立福島高等学校SSHオンライン公開授業について(ご案内).pdf

小矢野幹夫先生(北陸先端科学技術大学院大学)によるオンライン講義が実施されました

 9月24日(金)にアドバンス探究1学年を対象に、北陸先端科学技術大学院大学教授である小矢野幹夫先生によるオンライン講義が実施されました。小矢野先生からは熱電変換や大学院進学を含めたキャリアプランについて御講義いただきました。熱電変換について高校生でも理解しやすいようにモデルを使って解説頂くとともに、近い未来のエネルギーの地産地消の達成のために熱を電気に変換する技術は必要不可欠であることを教えていただきました。先生のお話を伺って、大学院に興味を持つ生徒も多かったようです。

 小矢野先生、お忙しい中オンライン講義を実施していただき深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 

オンライン講義の様子↓

「教育奨励賞 特別賞」(時事通信社)の受賞

このたび 本校の教育実践が評価され  時事通信社 「第36回教育奨励賞 特別賞」を受賞いたしました。

教育奨励賞は、創造性に富んだ特色ある教育の実践に顕著な業績を挙げた学校に授与される、大変由緒ある賞です。

全国の幼稚園から特別支援学校まで多様な学校の中から、今回1校のみ対象となる「特別賞」をいただくことができました。

受賞対象となったのはスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業の一環として行っている「全員で取り組む課題研究」です。

本校はSSH事業に指定されて今年で15年目となりますが、全員課題研究が始まったのは5年前です。この間、多くの皆様にご協力を賜りながら

教育活動を進めることができました。この場をお借りし御礼申し上げますとともに、引き続きのご支援をよろしくお願い申し上げます。

日本金属学会2021年秋期講演大会 優秀ポスター賞受賞

Mg二次電池を研究しているスーパーサイエンス部の2年生が、日本金属学会2021年秋期講演大会でオンライン発表を行い、優秀ポスター賞を受賞しました。

9月14日(火)午後の時間にZoomで開催され、自分たちの研究を発表しました。

大学教授等から貴重なアドバイスをいただき、今後の研究の方向性を定める良い機会になりました。

京都大学学びコーディネーターによる出前授業が実施されました

 9月10日(金)にアドバンス探究1学年を対象に、京都大学学びコーディネーター事業による出前授業が実施されました。本事業は、京都大学が高大接続・高大連携活動の一環として全国的に展開しているもので、京都大学大学院博士課程の学生2名からそれぞれ【薬学と有機化学~新薬ができるまで~】、【細胞から組織を作るエンジニアリング】というテーマで授業を実施していただきました。生徒たちは、普段の授業では学ぶことができない発展的な内容の授業を受けることで、自然科学に関する興味関心をさらに深めたようでした。

 

出前授業の様子↓(オンデマンド形式で行われました)

アドバンス探究1学年特別講座「科学を支える放射光の世界」が実施されました

 8月20日(金)にアドバンス探究1学年において、広島大学放射光科学研究センター教授である生天目博文先生による特別講座「科学が支える放射光の世界」がオンラインで実施されました。この特別講座では、放射光に関する講義やVRゴーグルを用いた広島大学の放射光施設「HiSOR」の見学、偏光板を用いた実験、超電導に関する演示実験などが行われました。

 放射光という発展的な内容の講座でしたが、生天目先生にわかりやすく御講義いただいたことで生徒の興味関心が高まる貴重な時間となりました。生天目先生、本当にありがとうございました。

講義の様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

VRゴーグルを用いた施設見学の様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドローンを使った共同研究の第1回中間報告会に参加

2021年8月18日(木)にドローンを使った共同研究の中間報告会がオンラインで開催されましたが、本校生2名が参加し、現在までの研究状況の報告を行いました。本校ではドローンを災害対策に役立てようと、今は単独で研究を進めています。生徒たちは、発表の機会を増やしたいというのも、今回の共同研究に挑戦しようとした理由でもあります。今後の生徒たちの研究や活躍に期待します。

 

 

令和3年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会に参加しました

8月4日(水)、5日(木)に神戸国際展示場で開催された「令和3年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」に、SS部生徒3名が参加してまいりました。

学校代表として「バクテリアセルロースの開発と定量評価」のタイトルでポスター発表を行い、参加者の皆さんや研究者の方々とディスカッションを行いました。

厳戒態勢の中での開催となりましたが、他県の生徒と生で交流する機会は大変貴重であり、今後の糧となりました。

 

 

わかやま総文祭2021自然科学部門に出場!

「文化部のインターハイ」とも呼ばれる、全国高等学校総合文化祭にSS部地学班の諏訪優太さんが出場しました。
日程:7/31(土)~8/2(月)、場所:近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市)

諏訪さんは昨年12月に開催された第33回福島県高等学校生徒理科研究発表会において地学分野での最優秀賞に選ばれ、大会では「福島盆地内の孤立丘の研究」のテーマで発表しました。

福島盆地内には信夫山や鬼越山など「孤立丘」と呼ばれる国内でも珍しい構造が見られます。本研究では岩石や地質図の調査から、これらの孤立丘の形成過程を考察しています。
審査委員の先生からの質問に対し、自説を論理的に説明するたくましい姿が見られました。

発表後、巡検研修として「湯浅醤油有限会社」を訪問し、日本の醤油製造の歴史や醤油づくりにおける微生物の働きなどについて学んできました。

 

 

 

 

 

 

 

 

来年の全国高等学校総合文化祭は東京開催です。後輩のみなさんのがんばりに期待します!

【日英SW】日英サイエンスワークショップ終了

7月23日(金)に日英サイエンスワークショップ・最終プレゼンテーションが行われました。

ZOOMを使って、プレゼンテーションを行いました。日本とイギリス全体で100名近くの参加がありました。

日英サイエンスワークショップは、サイエンスを通しての海外交流プログラムです。

ただ文化交流をするだけのプログラムではありません。

今回は、ケンブリッジ大学、東北大学、京都大学の教授の研究室活動(全て英語)をし、

その研究室活動をプレゼンにまとめました。(全て英語)

 

以下に生徒たちの感想を掲載します。

5日間のこのワークショップを終えて、私は新たな課題を見つけられました。それは、積極性と言語力です。オンラインでの交流は言語の壁を感じることが多かったり、自ら話さないと単なる観客になったりしてしまうことがありました。今回の自分の反省点や後悔した点を、今後の言語学習やコミュニケーションに生かしていきたいです。」

 

「私は、この日英サイエンスワークショップを通して、言語が異なってもコミニケーションをとれること、離れていても心を通じ合えること、を身に染みて実感することができました。初めの方は、何を言っているのかわからず、何もしないままでいました。話そうと思っても、英語が出てこなかったからです。しかしそれでは、このワークショップに参加した意味がないと思い、積極的に発言しました。時にはジェスチャーを使い、時には紙に書いて画面に写したり、時には自分の画面を共有したり。様々な方法で自分の意見を伝えようとしました。イギリスの生徒は、私にゆっくり話してくれたり、チャットに何を話していたのか書いてくれたりしたため、日に日に活発に活動できるようになりました。また、イギリスの生徒は、とても面白く、何度も笑いあったり、顔で思っていることを伝え合ったりし、とても楽しかったです。今回の活動はすべてオンラインで行われたため、直接会って交流することはできませんでしたが、充実した時間を過ごすことができました。」

 

「本当にあっという間の一週間でした。実際にイギリスへ行き、顔を合わせられなかったことだけが心残りです。積極性の大切さを改めて感じることができました。毎日英語漬けの日々はとても幸せでした。素晴らしい機会を得られたことに感謝しています。」

 

「お昼から夜遅くまで、zoomを開いてオンライン上で交流をするという毎日、本当に大変でしたがその分とても充実した5日間になりました。英語があまり得意ではない私は、今回の日英交流を通して英語で自分の言いたいことを伝えられないもどかしさをとても感じました。でもそこで諦めるのではなく、なんとかして伝えようと絵を書いてみたり、難しい話題はzoomのチャット機能を使って単語を調べながら会話をしたり、様々な工夫をしました。英語が話せたら、お互いにとってもっと有意義な時間になっていたかもしれませんが、私は私が今できることを最大限しました。英語でのコミュニケーションという面でとても悩み、解決しようと努力したことは私を少しは成長させてくれたと思います。刺激的な5日間を送る事ができて、本当に良かったです。」

【日英SW】イギリスとのリハーサル

7月17日(土)の午後16時半から3時間程度イギリスとリハーサルを行いました。

この日初めてイギリスの高校生と日本の高校生が交流しました。

今回は、自己紹介、観光名所、訪問したい国などを話してアイスブレイクするのが目的です。

来週からいよいよ始める日英サイエンスワークショップですが、生徒たちが頑張ってくることを期待しています。

以下、生徒の感想を記載します。

 

 

「このようなワークショップに参加するのは、初めてでとても緊張しました。しかし、自分の発言に相手が反応してくれた時、とても嬉しく感じ、もっと積極的に発言したいと思いました。これから5日間、頑張りたいと思います。」

「オールイングリッシュで、メンバーは同世代の人達だったので、何気ない会話がとても楽しくて仕方がなかった!サイエンスに関する専門用語はもちろん、英語のスラングなどを沢山教えてもらえて、ワクワクが止まらなかった。静かに皆の意見を聞いているのではなくメンバーと積極的に関わることで距離がグッと縮まった気がした。積極的な発言の大切さを知った。」

「日本とイギリスの参加者揃っての交流は、今日が初めてでした。英語でのコミュニケーションは私にとって難しく、発言をするのはとても勇気がいりました。しかし、事前に英会話練習をしていたこともあり、前回JSSFに参加した時よりも積極的に会話をすることができました。『恥ずかしがらないで、単語だけでもいいから何でも伝えようとしなさい。発言をすることが大切なのです。』という、イギリスの方から頂いた言葉を心に刻み、積極的な発言を心がけて来週からの日英交流を頑張りたいと思います!」

「初めてのイギリス側との交流で、最初は緊張していたが、話しているうちに慣れてきて、自分から発言もできました。19日からのワークショップでも、自分の意見をしっかりと言えるようにしたいと思います。」

【日英SW】オンライン英会話(バークレイズ証券)

7月14日(水)の放課後にバークレイズ証券の方々とオンライン英会話を行いました。

昨年度はコロナウィルスの影響で中止になったこの日英サイエンスワークショップですが、

それまではバークレイズ証券のスタッフの方々と事前学習を行っていました。

今回もその事前学習の一環として、オンライン英会話の時間を設定しました。

バークレイズ証券のみなさま、快く引き受けてくださり、本当にありがとうございました。

一対一で英会話をしていただき、生徒たちにとってもとても有意義な時間となりました。

タイ王国プリンセスチュラポーン高校と安積高校生との国際共同研究を開始

2021年6月29日(火)よりオンラインを利用して国際共同研究活動を開始いたしました。この国際共同研究は本校生2名と安積高校の生徒3名、タイ王国チュラポーン高校生4名で行います。6月29日(火)は互いの自己紹介とテーマについての話し合い、7月6日(火)は互いの最近の良かった出来事を共有した後に、共同の研究テーマについて話し合いを持ちました。これから11月に開催されるJapan Super Science Fair ONLINEでの発表を目指して活動していく予定です。

 

 

[2学年] ベーシック探究<中間発表会>

 2学年では、昨年2月からSDGsを福島高校バージョンにとらえ、新たな目標も加えた18分野59班に分かれ、課題研究に取り組んでおります。またスーパーサイエンス(SS)部では、理数系のテーマ(20班)を掲げ、研究を重ねてまいりました。その中間発表会を7月5日に開催し、3年生や教員からの質問やアドバイスを受けながら、課題研究前半のまとめを行いました。

【日英SW】日英サイエンスワークショップ始動

7月5日(月)の放課後を利用して、オンライン英会話を行いました。

イギリスの高校生との交流プログラムである日英サイエンスワークショップに参加する生徒を対象にオンライン英会話を実施しました。

今回は、帯広畜産大の博士課程に在学中のタンザニア出身の方とZOOMを利用して会話をしました。