福島高校ニュース

[スーパーサイエンスハイスクール]

[2学年] ベーシック探究<中間発表会>

 2学年では、昨年2月からSDGsを福島高校バージョンにとらえ、新たな目標も加えた18分野59班に分かれ、課題研究に取り組んでおります。またスーパーサイエンス(SS)部では、理数系のテーマ(20班)を掲げ、研究を重ねてまいりました。その中間発表会を7月5日に開催し、3年生や教員からの質問やアドバイスを受けながら、課題研究前半のまとめを行いました。

【日英SW】日英サイエンスワークショップ始動

7月5日(月)の放課後を利用して、オンライン英会話を行いました。

イギリスの高校生との交流プログラムである日英サイエンスワークショップに参加する生徒を対象にオンライン英会話を実施しました。

今回は、帯広畜産大の博士課程に在学中のタンザニア出身の方とZOOMを利用して会話をしました。

[2学年] SGDs講演会およびSDGsワークショップ

 「WORLD ROAD Inc.」共同代表を務める市川太一先生に来校いただき、『SDGs~目標の先にある夢・未来』について講演して頂きました。勉学の先にどんな未来が待っているのか、どんな未来が描けるのか、世界の視点から生徒たちの心を揺さぶる大変貴重なお話を伺うことができ、「世のためたれ」の校訓を掲げる本校生にとって、大変意味のある時間となりました。

 

 

 

福島大学附属中学校「総合的な学習の時間」で発表を行いました

6月26日(土)にSS部の生徒が福島大学附属中学校に講師として招かれ、総合的な学習の時間に探究活動の発表を行いました。

福島大学附属中学校は探究的な学習を重視し、各学年のテーマに沿って様々な取組を行っています。

研究発表をとおして、高校生が中学生に探究学習の手法や重要性、楽しさを伝えることで、学びがどんどん深まっていきます。

最初は緊張した面持ちでしたが、高度な質問が多く、質疑応答の楽しさも学ぶことができました。

また、最後には体育館の全体会で私が講演を行い、探究学習の意味や課題発見力・解決力を身に付ける大切さを説明しました。

中学生の皆さんの学びに向かう真摯な姿勢に触れ、私たちが元気をいただきました。今後も、様々なコラボを考えていきたいと思います。

【3学年】グローバルサイエンス(理型)

6月22日(火)にグローバルサイエンス(理型)を行いました。

1組~4組の生徒を対象に、外国人研究者に来校していただき、母国や研究の話をしていただきました。

(4人の講師のうち1人はZOOMを利用)

講義を聴いた後には、質疑応答、プレゼンテーションを行いました。

英語のみで行うため、生徒たちは苦労しているようでしたが、頑張ってくれました。

【3学年】グローバルサイエンス(文型)

6月15日にグローバルサイエンスを行いました。

日本で研究している外国人研究者に英語で講義をしていただく企画です。

今回はオンラインにて実施しました。

生徒たちは英語での講義に苦労しているようでしたが、

英語での質疑応答やプレゼンテーションを頑張って行いました。

コミュタンサイエンスアカデミアで講師を務めました

 6月20(日)、福島県環境創造センター交流棟「コミュタン福島」にて実施された「コミュタンサイエンスアカデミア」に、スーパーサイエンス部の生徒が講師として参加しました。本イベントは県内の小中学生向けのサイエンスクラブで、小中学生の放射線に関する知識や、自ら考え主体的に行動する力を醸成することを目的としています。

 本校生は講師として、研究のポスター発表や身近な事象をテーマとした科学実験を実施しました。中学生とのサイエンスコミュニケーションを通して、自らの研究に対する理解を深めるとともに、あらためて科学の楽しさに気が付く1日になりました。関係者の皆様、大変お世話になりました。

 ポスター発表の様子↓

 

 科学実験の様子①(蝶の鱗粉転写)↓

科学実験の様子②(ドライアイスでシャボン玉)↓

「2021年版ものづくり白書」に本校の取組が掲載されました

2021年版ものづくり白書に本校のSSHの取組が掲載されました。

概要版のP.52と、本文第3章第3節「Society5.0を実現するための研究開発の推進」P.246に掲載されています。

次の経済産業省のホームページからダウンロードできます。

https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2021/index.html

令和3年度全国SSH生徒研究発表会 校内選考会

5月26日(水)~27日(木)の放課後に、今年度のSSH生徒研究発表会に出場する研究チームの校内選考会を行いました。

生徒からは17件の研究発表の申し込みがあり、教科の枠をこえた18名の先生方で審査を行いました。

スーパーサイエンス部の部員も120名以上参加し、活発なディスカッションが行われました。

【3学年】国際協力の話

5月26日(水)の5時間目を利用しまして、講演会を行いました。

国際協力にこれまで携わってきた馬渕純子さんにお話をしていただきました。

馬渕さんはアメリカ在住で、これまでスマトラ沖地震の支援やアフリカでの支援に尽力されてきた方です。

東日本大震災の時には、福島県の支援、特に高校生などの支援にも携わってきました。

現在でも会社を立ち上げ、精力的に活動されています。

詳しくは以下のリンクをご覧ください。

https://www.globeself.com/

今回はZOOMを利用しての講演となりました。

 

以下、生徒の感想です。

「自分の心を動かすのは感情だという言葉が心に残りました。私はどうしても学校生活をしていると、知識に囚われがちになってしまいます。経験も大事、いや経験に勝るものはないと気付かされました。これから積極的に物事にチャレンジしようと思います。」

 

「自分は今まで自分の生活が当たり前のことではないと東日本大震災や、コロナなどを通して考えはいたが、自分達より貧困した生活を送っている人のことを考える機会は少なかったと思う。自分たちの当たり前と、貧困した生活を送っている人達の当たり前は違うのだと再認識し、自分たちにもできることがあることはあると思ったので、小さなことでもいいから実行していきたいなと思った。」

 

「国際関係の情報は今までニュース等で少し耳にするくらいでしたが、実際にNGOで活動されている馬渕さんのお話を聞いて、途上国の実態やNGOの活動について知ることができました。また、進路について自分で制限をかけて決めてしまっているというところで、自分は近場の大学にしようと考えており、まさにその通りであると感じました。自分の可能性を信じ、より広い視野を持って進路や将来について考えようと思いました。」

福島中央テレビの取材がありました

4月21日(水)の放課後、福島高校SSHの取組に関する取材で福島中央テレビの馬場佑実子様が来校されました。

令和4年度から始まる新学習指導要領の「情報」の授業の中に「プログラミング」の内容が盛り込まれますが、本校では以前からスーパーサイエンス部情報班の生徒達が情報の授業の在り方を考え、プログラミング学習を含めた、効果的な学習ツールの開発に取り組んでいます。

今回はその研究に関する取材で、生徒達も緊張した面持ちで受け答えをしていました。

取材の様子は、4月28日(水)夕方の「ゴジてれChu!」(18:15~19:00の枠)で放送されます。

令和3年度アドバンス探究開講式を行いました

本校では理数系に特化した課題研究を行うため、学校設定科目「アドバンス探究」を開講しています。

2年生は4月16日(金)、1年生は23日(金)に開講式を行い、今年度のアドバンス探究の授業がスタートしました。

また、1年生の開講式の際には「東北大学生命科学研究科 教授 渡辺正夫先生」からリモートで講演をいただき、課題研究の進め方について講義いただきました。

今年度も様々な活動にチャレンジしていきます。

環境大臣賞受賞!~いっしょに考える「福島、その先の環境へ。」チャレンジ・アワード~

 いっしょに考える「福島、その先の環境へ。」チャレンジアワードは、東日本大震災から10年が経過することを契機として、福島の風評払拭や復興に向けた未来志向の環境施策への理解醸成に資する取り組みとして環境省が主催しているものです。このコンテストにおいてスーパーサイエンス部1年の守谷和貴さんが「蝶の研究から学んだ『自然と共生する福島』の実現方法」という論文で最高賞である環境大臣賞を受賞しました。

 授賞式は3月13日(土)にナショナルトレーニングセンターJヴィレッジで行われました。当日は内堀知事や小泉環境大臣とのトークセッションもあり、大変充実した授賞式となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第4回福島県環境創造シンポジウムに参加しました

日時:2021年3月7日(金)
参加人数:8名(本校1年生8名) ※  オンラインで参加

 第4回福島県環境創造シンポジウムの出展WEBブースにSS部バクテリアセルロース班, 蝶班, 放射線班が参加しました。また、バクテリアセルロース班と放射線班はwebプレゼンテーションルームにも参加しました。webプレゼンテーションルームは30分間の自由な形式で参加者と意見を交わす活動でした。生徒たちは当初、Zoom上でカメラがOFFで無言の参加者達にどのように対応すればよいか迷いましたが、しばらくして、自分たちの活動内容を発表して、後半で質問や意見を受け付けるなど柔軟に対応することができました。webプレゼンテーションルームでは、参加者から難しい意見も出ましたが、生徒たちの見識を広げる良い機会となりました。

 

 

第24回放射性物質検査に関するレベルアップ研修事例発表会にて発表

日時:2021年2月26日(金)
参加人数:5名(本校2年生 2名, 1年生3名)
場所:本校(オンラインで参加)

 一般社団法人福島県環境測定・放射能計測協会が主催する研修事例発表会に参加し、SS部放射線班の日々の活動内容の発表を行いました。今年度はオンラインでの発表の機会が非常に増えておりますが、ポストコロナの世界で必要になるICTを用いた表現力の向上ができたと思います。また発表会では小学生の放射線に関する学習の取り組みの発表もあり、良い刺激を受けることができました。

 

Thailand-Japan Student Science Fair 2020に参加しました

スーパーサイエンス部の生徒4名が2月24日(水)、25日(木)に行われたThailand-Japan Student Science Fair 2020(http://tjssf2020.pcshstrg.ac.th)に参加しました。

当初は昨年6月にタイ王国で開催するはずでしたが、コロナウィルス感染症拡大の影響により、オンラインでの開催となりました。

本校からは

「Towards making insoluble the radioactive cesium in contaminated soil」

「Study about an Efficient and Low Cost Closed Recirculating Aquaculture System」

の2件の口頭発表を行いました。今年度はオンラインの取組が充実しているため、スムーズに発表をすることができました。

たくさんの質問をいただき、英語でのディスカッションを行うことができ、参加生徒にとって大変良い経験になりました。

令和2年度 SSH生徒研究発表会

令和3年2月20日(土)、令和2年度SSH生徒研究発表会を実施しました。

今年度は、感染症対策への十二分な配慮と2月上旬に発生した福島県沖地震による第1体育館の破損の影響を考慮し、視聴覚室で行われる口頭発表等はZOOMを使用して教室にいる生徒たちや外部の関係機関の皆様へ配信し、発表の見学と質疑応答を行いました。保護者の皆様へはYouTubeライブを配信して見学ができるようにしました。

この発表会は、本校が育成したい生徒の資質・能力(創造的思考力・表現力・発信力・国際力・高度な専門力・GRIT力)を伸長し、SSHの活動を校内外に広く発信することを目的に毎年行われています。今年度は口頭発表5件(ベーシック探究1年・ベーシック探究2年・海外交流・アドバンス探究・全国SSH生徒研究発表会代表)、ポスター発表97件、1・2学年によるディベート決勝戦が実施されました。

<口頭発表>

オンラインでの発表となった口頭発表では、視聴覚室で行われる発表を各教室へ配信し、質疑応答を実施しました。画面越しではあるものの活発に意見交換がなされ、研究した生徒も自分の研究への理解をさらに深める機会となりました。

口頭発表(視聴覚室からの配信)の様子

教室での視聴の様子

<ポスター発表>

ポスター発表では97件のポスター(2年生ベーシック探究・1年生探究情報・フィールドワーク・アドバンス探究・有志発表等)を校内の各教室に分散して掲示し、密を避けて発表しました。

2年生ベーシック探究のポスター発表では、2年生がこれまで取り組んできた全員課題研究での多様なテーマについての発表がなされ、発表者も聴講者も大きく刺激を受けていました。

発表の様子はYouTubeライブを通して校外の方にも配信されました。

ポスター発表

iPadからポスター発表をYouTubeライブ配信

<ディベート決勝戦>

視聴覚室で行われた対戦の様子を各教室へ配信しました。

ジャッジは、在校生・来賓・ライブ配信視聴者全員で行い、投票にはGoogleformsを利用しました。

1学年のディベート決勝戦では、学年代表決定戦を勝ち抜いた1年2組と1年5組が対戦しました。

対戦テーマ「現在の大学入学共通テストを、大学入学の資格を認定する検定試験とすべきである」

肯定側 1年5組 VS 否定側 1年2組 

緊張感のある論戦の結果、否定側1年2組が勝利しました。

2学年のディベート決勝戦では、学年代表決定戦を勝ち抜いた2年6組と2年7組が対戦しました。

対戦テーマ「日本は感染症対策のために個人の自由を制限すべきである」

肯定側 2年7組 VS 否定側 2年6組 

冷静ながらも熱い論戦を繰り広げ、肯定側2年7組が勝利しました。

ディベート決勝戦

今年度の生徒研究発表会では、県内外の高等学校教員の皆様や関係機関の皆様のべ40名以上にZoomを利用してご参観いただきました。また、保護者様向けに配信したYouTubeライブにも多数の接続をいただいております。すべての皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

引き続き、福島高校SSH事業へのご協力をよろしくお願いいたします。

 

令和2年度 福島県SSH英語による課題研究発表会(オンライン実施)

令和3年1月31日(日)に、本校を含む福島県内SSH指定校3校(福島高校・安積高校・会津学鳳高校)で英語による課題研究発表会(オンライン)を実施しました。

この発表会は、県内SSH校の生徒が取り組んでいる課題研究成果を英語でまとめ、発表することにより、英語によるプレゼンテーション能力や発信能力の向上及びグローバル人材の育成を目指し、今年度からスタートした事業です。

新型コロナウィルス感染症対策のため、Zoomを利用したオンライン発表会形式での実施となりました。

福島高校からは、アドバンス探究クラス生徒40名が参加し、14件のテーマ(物理2件、化学5件、生物4件、地学1件、情報2件)について発表しました。

今年度はコロナ対策の影響で他校と交流する機会が少なかったため、他のSSH指定校の生徒さんの発表を聞き、質疑応答でコミュニケーションをとることに大いに刺激を受けました。

今後も研究を深化させるとともに、それを発信する能力にも磨きをかけていきたいと思います。

令和2年度「福島イノベーション・コースト構想の実現に貢献する人材育成」成果報告会

 2月22日(月)「福島イノベーション・コースト構想の実現に貢献する人材育成」成果報告会がオンラインで開催されました。本校からはアドバンス探究1年の影山貴也さん、村上楓季子さん、占部太提さん、遠藤てまりさん、大谷優人さんの5名が参加し、「メタン発酵の効率向上と発酵環境の最適化」をテーマに発表を行いました。オンラインでの開催でしたが、熱心な質疑応答があり、充実した時間となりました。

本校生物講義室にてオンラインで参加している様子↓

廃炉のいろは共創ワークショップを開催(オンライン)

日時:2020年2月12日(金) 15:00~17:00
場所:福島高等学校 物理講義室(オンライン)
参加人数:10名(本校2年生 2名, 1年生 8名)

 原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)のご協力により、立命館大学の開沼博准教授を講師として、オンラインで廃炉のいろは共創ワークショップを行いました。はじめに、アイスブレイクとして、様々な立場に分かれて廃炉の課題を必要なリソースを考えながら解決していく廃炉シミュレーションの活動を行いました。次に各班に分かれて、廃炉に関わる様々な人達と直接対話をして「はいろのいろはカード」を作成する活動を行いました。そして作成した「はいろのいろはカード」を発表し、みんなで共有をしました。今回のワークショップを通して、生徒たちは廃炉を様々な立場に立って考え、理解を深めることができたと思います。また、廃炉を進めていく上で、様々な課題があり、様々な人と協力しながら活動していく必要があることも学ぶことができました。原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)の皆様におかれてましては、コロナ禍のなか感染症対策を十分に行った上で開催をしていただきましてありがとうございました。