福島高校ニュース

[スーパーサイエンスハイスクール]

第6回中高生情報学コンテスト全国大会にて課題研究を発表してきました!

情報学の課題研究の全国大会である「中高生情報学コンテスト全国大会」に本校生2名が参加してきました。大会は2024年3月16日 (土)に神奈川大学の横浜キャンパスで開催されました。生徒たちはこれまで、生徒の図書館利用の伸び悩みを課題として掲げ、これを解決する課題研究を行ってきました。手法として、学校司書が作った推薦文をもとに自動で検索ワードから図書を推薦する仕組みの構築を行ってきました。発表会では、自分たちの発表での質疑応答だけでなく、他校生徒の発表から発表の仕方や研究の進め方だけでなく、多くの刺激を受けたようです。また、発表会の午前や前日は、一般の情報学会にも参加できたため、生徒たちは自然言語処理に関する大学の研究発表や、その研究者たちに質問などをして交流ができたようです。今回の発表会と情報学会研修を通して、生徒たちは研究の手法、研究の発表への理解が深まっただけでなく、今後の自分たちの進路選択に関する有益な情報も得たようです。

日本農業気象学会でポスター発表を行いました

3/15(金)、東北工業大学(宮城県仙台市)で開催された「日本農業気象学会2024年全国大会」における高校生ポスター研究発表会に参加しました。

スーパーサイエンス部メタン菌班から3名の生徒が参加し発表を行いました。発表題は「メタン生成菌によるメタン発酵の効率向上と発酵環境の最適化」です。

高校生部門としてのエントリーでしたが、専門家のポスターの隣に私たちのポスターを配置させていただき、時間も専門家のみなさんと同じコアタイムの中で発表しました。

高校生の発表に真摯に耳を傾け、研究に対してアドバイスをくださいました。多くの研究のプロの方々と直接お話することができる経験はとても有益でした。

また、生徒たちは、専門家のみなさんが活発に議論している姿に非常に感銘を受けていました。今後の研究活動に大変良い刺激を受けたと思います。

令和5年度SSH生徒研究発表会が開催されました

 令和6年2月22日(木)に令和5年度SSH生徒研究発表会が本校を会場に開催されました。この発表会は1年間の探究活動の学習成果を発表する目的で毎年開催されています。当日行われたプログラムは以下の通りです。

①口頭発表(6件)

②Princess Chulabhorn Science High School Nakhon Si Thammarat(タイの姉妹校)による口頭発表(2件)

③ポスター発表(116件)

④1学年ディベート大会決勝戦 

 今回の発表会は本校に加えて、学校法人松韻学園福島高等学校、東京学芸大学附属国際中等教育学校、福島県立本宮高等学校、福島県立岩瀬農業高等学校、福島県立福島工業高等学校、福島県立田村高等学校、福島県立安積高等学校、福島県立郡山東高等学校、福島県立安積黎明高等学校、ふたば未来学園高等学校、福島大学附属中学校の皆さんや本校卒業生を中心とした大学生・大学院生にも参加をいただき、合計116件のポスター発表が行われました。また、オンラインや対面で合計260名の皆さんにご参加いただきました。

 生徒達は多種多様な発表を聞いたり、ディスカッションをしたりすることを通して、自らの探究を深めることができました。ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。来年も研究発表会への参加をお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~生徒の感想~

・面白い研究が多く、またそのまとめかたも多種多様であり、表現のしかたも参考になるものが多くあった。

・安積高校さんの「生徒と先生の関係方程式」というポスター発表が印象に残った。3人の連携が取れていてスムーズであったのが良かった。またたくさんのポスター発表をたくさん聞けたのでこの発表会は有意義であった。文系の発表は日頃の日常に関係するような面白い議題ばかりであった。

・ディベートがとても面白かったし、海外との高校との交流が垣間見れた英語の発表のレベルが高くて驚いた。学法福島の生徒たちが親切に教えてくださってとても嬉しかった。

・2年間のSS探究の成果として良い発表ができたと思う。この2年間で学んだことは無駄にならないと思うので将来にも活かしていきたい。

・同じ1年間でやったとは思えない発表ばかりで感動した。初めの頃難しいテーマにしてしまいずっと苦しんだけれど、最後までやり遂げ、色々な方に質問して頂き褒めていただけて嬉しかった。

・たくさんの発表を見ましたが、どの発表もとても興味深い物でした。こんなにあるからテーマが被ったりしないのかと思いましたが、それぞれが面白い着眼点で研究をしていて、時間が足りないくらい見たい発表が多かったです。自分たちの発表では、直前でポスターのミスを見つけるなど、ハプニングがありましたがうまく乗り切ることができてよかったです。

・先輩だけでなくOBや他校の方々の発表を見れたことで、普段は知ることが出来ないことも知れてとても有意義だった。次年度は頑張ろうと気合いが湧いてきた。

令和5年度 東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会に参加してきました

 1/26(金)、27(土)、秋田市で開催された東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会に本校SS部の生徒6名が参加して来ました。この行事は、毎年、東北6県のSSH指定校を中心に、理数の課題研究に取り組んでいる高校生が研究成果を対面で発表し、お互いの対話を通じて、相互交流、評価を行い、切磋琢磨することで、活動や研究の質・量の両面でのさらなる発展を目的に開催されます。本校、SS部は毎回参加しており、口頭およびポスター形式で発表しました。口頭発表は「マグネシウムとヨウ素を用いた二次電池の開発」、ポスター発表は「廃液の再利用によるポルサイト合成の評価」、「色素増感太陽電池」の2テーマについて発表しました。いずれの発表についても、多くの質問を頂き、審査員の先生からは、同じデータを複数回取ること、うまくいかなかったデータも考察材料として活用することなど、助言指導を頂きました。発表会を通じて学んだことを今後の研究に還元して、生かしてほしいと思います。ここまで各自が研究を進めて完成させてきた経験は、探究活動への取り組みの自信と、自己の成長につながっていくはずです。

安積高校生徒研究発表会へ参加しました

 令和6年2月3日(土)に福島県立安積高等学校の生徒研究発表会へ、スーパーサイエンス部の安田周平君と遠藤滉祐君が参加しました。安田君は「静音オーニソプタ型模型飛行機の開発について」、遠藤君は「アルミ缶を用いた人口ルビーの合成」というテーマでポスター発表を行いました。当日は多くの皆さんに研究発表を聞いてもらうことができ、質疑応答を通して、自らの研究に関する理解が深まったようです。

 安積高校の皆さん、貴重な研究発表の場を提供いただきましてありがとうございました。

発表の様子①↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発表の様子②↓

 

北海道の探究チャレンジ・ジャパンにて本校生徒が発表をしました

2月1日(木)に北海道教育委員会S-TEAM 教育推進事業成果発表会 「探究チャレンジ・ジャパン」が開催されましたが、本校生徒が参加し、課題研究の成果を発表しました。参加した生徒はMg電池を研究している生徒4名です。
発表後に生徒は「発表後にオンライン発表では対面と違い、相手に伝えられる情報が限られるため、もう少し自分の声をはっきり伝えるべきだった」「他校の発表を見て、自分たちの発表は少し難しかったと思う。もう少し、丁寧に説明する発表にすべきだった」「他校の研究手法が独創性があって面白かった」と振り返りをしていました。発表会への参加は、生徒の知見を広げただけでなく、自分たちの伝え方を考え直す良い機会となったようです。今後の生徒たちの活躍に期待したいと思います。

 

 

オンライン発展講義「ゲノム情報はボーダーを超えていく」が実施されました

 1月30日(火)に大阪公立大学大学院農学研究科応用生物科学専攻教授である青木考先生によるオンライン講義が実施されました。今回は「ゲノム情報はボーダーを超えていく」をテーマに、最新の植物生理学についてご講義をいただきました。

↓オンライン講義の様子

 

 青木先生からは研究に関するお話だけではなく、研究者として必要な資質について、理数系だけではなく「国語の勉強も頑張ること」・「好きなことは徹底的に取り組むこと」の大切さについてもお話をいただきました。

~生徒の感想~

・不思議で、わくわくするような講演をありがとうございました。一層、探求や理科への興味が深くなりました。

・分かりやすく質問に答えてくださり、ありがとうございました。植物がにおいを感じて、寄生する植物を取捨選択する能力があることを知りすごいと思いました。

・青木先生、本日は素晴らしいご講義を誠にありがとうございました。私は普段生物分野の研究はしていませんが、遺伝子に対する見方が変わり、少し興味が湧きました。また、私は将来研究者を目指しているので、最後のアドバイスもとても参考になりました。本日は本当にありがとうございました。


・本日はお忙しい中、貴重なお話をしていただき、本当にありがとうございました。今日の講義で、初めて寄生植物が寄生する瞬間を見ました。寄生の前にぐるぐると旋回したり、植物に触ったりしてから寄生すると知り、面白いなと思いました。tRNAやセントラルドグマについては生物で少し学んでいたのですが、遺伝情報が個体から個体へ動くという話は少し難しかったです。ですが、寄生植物が寄生対象の植物の特徴を得るということに興味が湧きました。私は今高校1年生で来年から物理選択の理系に進みます。青木先生が物理から生物に途中で変わったということを聞いて、物理に進んだからと言って、この先一生物理で生きていくと決めないで、その時々で自分の興味がある分野に変えてもいいんだなと思いました。今日は本当にありがとうございました。

国際共同研究の活動成果をICRFにて発表しました

2024年1月27日(土)にICRF(International Collaborative Research Fair)がオンラインで開催されました。ここで、国際共同研究を行ってきた本校生徒4名が今までの成果をタイの生徒と一緒に発表をいたしました。生徒達は6月から、タイのチュラポーンサイエンスハイスクール・ムクダハン校の生徒たちと放射線に関する研究を進めてきました。互いの高校にあったガンマ線測定器で周辺の放射線量を測定して比較することから始め、現在は内部被ばくも含めた互いの自然放射線量を測定して比較することを行っています。今回の発表会の時点において、計画した全てのデータはそろっていないため、生徒たちは引き続き国際共同研究を継続します。発表会が終わり、生徒たちは今までの活動を振り返りましたが、「国境を越えて共同研究できる手応えを掴むことができた」「タイの生徒たちと仲良くなれた」「国際共同研究を通して弘前大学や福島大学の先生方から多くの協力をいただき良い研究できたことが良い経験になった」など、現時点までの活動で得たことを述べていました。国際共同研究は言語や文化・習慣、時差など様々なことが障壁になりますが、発表会までやり抜いたことは、今後の生徒たちの大きな成長と自信、そして行動変革につながっていくことと思います。これからの生徒たちの更なる成長に期待したいと思います。

 

 

[SS探究]2学年課題研究班がMY PROJECT AWARD福島県Summitに参加しました

2年生SS探究の課題研究班(研究テーマ「若者の投票率を上げるために」)が、MY PROJECT AWARD 2023に応募し、見事書類審査を通過しました。MY PROJECT AWARD 2023とは、高校生による探究活動とその実践の発表大会です。

1/27(土)、5名のメンバーが福島県Summit@オンラインに参加し、発表と対話を通して自分たちの研究活動についての考察を深めました。また、県内で探究活動にチャレンジしている高校生たちとの交流を通して、良い刺激を受けたことと思います。

参加した生徒からは「自分のやりたいことや、望む未来が具体的に定まっていて、主体的に研究を深めている人がたくさんいることに感銘を受けた」、「サポーターの方からのアドバイスで、新たな目標や調査すべきことが明確になった」などの感想が聞かれました。

 今後、全国Summit出場をかけた、発表動画の提出と審査があります。

ウメタンSオンライン講義「星はどのように作られた?天の川規模のリサイクル、リユース」

 1月24日(水)にオンライン講義が実施されました。今回は国立天文台および総合研究大学院大学准教授である林左絵子先生を講師にお迎えし、「星はどのように作られた?天の川規模のリサイクル、リユース」という題で講義をいただきました。星の成り立ちやTMTプロジェクトについて、大変わかりやすく説明をいただきました。林先生、お忙しい中、オンライン講義を実施頂きましてありがとうございました。

講義の様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒の感想

・宇宙についての興味が小学生の頃ぶりに湧いてきました。過去に起こったけどわからないことの面白さにも気づけました。面白い講義をありがとうございます。

・お忙しい中、僕たちのためにお話をしていただきありがとうございました。丁寧にわかりやすく説明してくださったおかげで宇宙の星の成り立ちなどが理解することができました。色々な人とこれから活動することになると思うので先生の人と関わるときに大切だと言っていたことを思い出しつつ頑張っていきたいと思います。

・林先生の講義を通して、宇宙の歴史やこれからの開発について知り宇宙について考えるきっかけなりました。また、宇宙開発と地球の暮らしの関係など新しい視点で考えることができ、良い経験になりました。これからは先生のように探究心を持ちながら生活していきたいです。

・貴重なお話をありがとうございました。星の成り立ちから今の星についての話しまで詳しく知ることができました。林先生のように自分のやりたいことのために信念を曲げず努力できるようになりたいです。

・今回は、星の起源や天体の解明の現状について講義を行ってくださりありがとうございました。僕は化学に関する研究を行っていますが、天体にも元素など化学の分野が関わってくるということに驚きました。今回は本当にありがとうございました。

・僕は、宇宙関連技術に関心があります。特に、ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡を宇宙空間で展開し、鏡をほぼ設計どうりに合わせる技術にとても感動しました。"

・先生の講義は、地学を少ししかかじっていない私にもわかりやすかったので、再び先生の講義を受けれるチャンスが来た時はもう一度参加したいと思います。
 本日は、素晴らしい講義をありがとうございました。

 

奈良県立青翔中学校・高等学校とのオンライン交流会

 1月22日(月)に、奈良県立青翔中学校・高等学校の生徒さんと本校スーパーサイエンス部の生徒が、オンラインで研究交流を行いました。当日は、3班ごとに9つのブレイクアウトルームに分かれて学校紹介や自己紹介、課題研究の紹介を行いました。質疑応答も活発になされ、充実した時間を過ごすことができました。青翔高校の皆さん、交流をしていただきありがとうございました。またオンラインや対面でお会いできることを楽しみにしております。

オンラインイベントに参加した皆さん↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[SS探究]2学年ポスター発表会を行いました

1/24(水)、2年サイエンスリサーチ(課題研究)のまとめとしてポスター発表会を実施しました。

今回は1、2学年合同の「SS探究」の授業として、2年生の発表を1年生にも聞いてもらい、質疑応答を行いました。また、各発表後にはGoogleフォームを用いて発表に対する評価とコメントを収集しました。評価やコメントに基づいて自分たちの発表を客観視し、研究をさらに深めてほしいと思います。

以下、発表会に参加した生徒たちの感想です。(一部抜粋)

【発表した2年生】

  • 想像よりはるかに身も心も疲れた発表会でした。質疑応答で準備不足の所を指摘されたりして、自分たちの不十分さが明確になりました。今後改良を重ねていきたいです。
  • どうしても専門用語が多くなってしまい、聞いている人の理解が大変になってしまうため、わかりやすい言葉に置き換えてわかりやすい発表にしようと思った。これまでの研究の中の様々な機会で多くのことを知ることができたのに、最後の発表で伝えたいことを伝えられずに終わるのは嫌なので、決められた時間内でまとめ、伝えたいことを伝えられるようにしたい。
  • 今回の発表を通して、聞いている人が知りたいことがわかったり、わかりにくい部分がわかったり、改善点をたくさん見つけることができたので次はもっとよりよりポスターを作り、今回よりいい発表をできるようにしたい。
  • 興味深い質問をもらったので、班の中で共通理解を図る。将来全員が関わるかもしれないような内容なので、自分たちの研究が聞いている人に興味を持ってもらったり理解してもらえたら良いなと思う。

【発表を聞いた1年生】

  • 身近な課題や、自分が当事者になっている課題に関する発表が多くあって、興味深いテーマも多くあった。県外でのインタビューや施設訪問なども研究に組み込まれていて規模の大きさを感じた。次年度は、自分が今後学びたい分野や、興味のあることを研究テーマとして、研究していきたい。
  • 先輩方は傾聴者の質問に的確に答えていたので素晴らしいと感じた。また、課題設定や研究方法まで詳しい説明をしていたので私達が課題研究をするときにも、詳しくわかりやすいものにしたいと強く感じた。課題研究のテーマは幅広く様々なものがあったので今から周囲へ目を向けてアンテナを高くしていきたい。
  • どの班もアンケートや実際に実験をした結果からの考察をしっかりしていてすごかった。さらに考察だけでなくそこから考えられる解決策まで考え込まれていた。また、ジェスチャーをつけて発表しているひともいてより熱意が伝わってきた。来年自分たちが発表するときも聞いている人がより惹きつけられるような発表をしていきたいと思った。
  • 2年生の先輩方の発表を聞いて1年後の自分の姿を想像することができた。相手に伝わりやすい声で分かりやすく伝えることが大切だと感じた。同じ研究をする人と協力してよりよいポスターをつくっていきたい。
  • 様々な角度からの質問が飛び交っていて自分が受ける側だったら本当に頭がパンクしそうだなと思った。それでもしっかりと対応している2年生をみて、自分もこうなりたいと思った。準備から発表までとても大変だと思うが、自分の気になることを友達と探求できる機会はなかなかないと思うので楽しみたいと思う。

2年生サイエンスリサーチとしての最後の発表は、2/22(木)に開催されるSSH生徒研究発表会です。

日英サイエンスワークショップ2023に参加した生徒が研修での学びを報告

 2024年1月20日(土)に郡山市中央公民館で開催された『チャレンジ!子子どもがふみだす体験活動応援事業「ふくしまの未来」へつなぐ体験応援事業 令和5年度成果発表会』にて、日英サイエンスワークショップに参加した1年生3名が研修で自身が変容したことを報告しました。福島復興は想像以上に進んでいたこと、国際的なコミュニケーションであっても伝えようとする意志が大事であること、主体的に行動することが自分にとっても周りの人にとってもいい結果を残すことを、研修での体験を交えながら報告しました。7月末に開催された日英サイエンスワークショップから半年が経過して、今回のプレゼンテーションを作成することは、生徒にとって研修での学びを整理する良い機会にもなりました。生徒たちの今後の活躍に期待したいと思います。

 

弘前大学被ばく医療総合研究所のラドン濃度測定研修へ参加

2023年12月27日から28日にかけて、弘前大学被ばく医療総合研究所にて本校生向けにラドン濃度測定に関する研修を実施していただきました。参加した生徒は4名で、今年の6月からタイのチュラポーンサイエンスハイスクール(ムクダハン校)の生徒たちと国際共同研究を進めている生徒たちです。彼らは自然放射線の内訳の比較の研究を現在行っており、自然放射線の被ばくは、ラドン吸入による内部被ばくが大きな割合を占めていることから、タイと日本のラドン濃度比較を行おうとしています。今回、ラドン測定の第一人者である弘前大学被ばく医療総合研究所所長の床次教授にラドン濃度測定の方法についてご相談したところ、ご厚意により今回の研修を実施していただくこととなりました。
研修では同研究所の准教授の大森先生や大学院生の菊池さんなどから、ラドン測定の一連の手順(RADUET設置、薬液処理、カメラによる計数処理、ラドン濃度計算処理)を実習を通して教えていただきました。加えて、ラドン被ばくをとりまく過去の知見やこれから大事になってくるポイントも併せて教えていただきました。
この研修では、日本のラドン濃度測定の基礎技術を支える現場を直接見学することができる研修でした。また、研修において研究所の先生方などと多く対話をすることができました。このことから、生徒たちの日本の科学技術の基礎を支える仕組みの理解が進んだことに加え、職業観も広げることになりました。非常に学びが多い研修となりました。

  

Thailand-Japan Student Science Fair 2023 Day3

12/22(金)、Science Fairも最終日です。

本日はField Tripsとしてタイの文化について学ぶ体験活動を行いました。私たちはRoute 3 「Tai Dam Cultural Village」への訪問を選択しました。

Tai Dam族は、19世紀にベトナムからタイに移住してきた民族で、いまなお独自の文化を継承しながら生活しています。今回は綿花を紡ぎ、織物を作るまでの作業を体験をしました。

▲紡いだ綿糸で指編み

 

学校に戻ってから、最後のイベント Farewell Party(お別れパーティ)に参加しました。

はじめにcertification(参加証明)の楯をいただき、代表生徒全員で記念撮影。

その後は、タイの伝統舞踊の披露や日本の生徒たちによるお礼ダンスなど、大変の盛り上がりでした。

▲出し物の様子

▲姉妹校の生徒たちと記念撮影

今回のScience Fairを通じて、参加した生徒たちは研究について新たな視点を得ることができたのではないでしょうか。また、他校の日本人生徒、タイの生徒との交流を通じて傾聴力や発信力も格段に向上させることができたと思います。今度の生徒たちの活躍に期待します。なお、研究発表は、2月22日(木)開催の「SSH生徒研究発表会@福島高校」でも行う予定です。

福島高校は今後も姉妹校との交流を通じて国際交流を進めていきます。

探究活動・課題研究の指導力向上教員研修会を開催しました

 2023年12月19日(火)に京都教育大学名誉教授の村上忠幸先生を本校にお呼びして、探究活動・課題研究の指導力を向上する教員研修会を開催しました。本校の教員と他校の先生も参加し、計38名の先生方がこの研修会に参加しました。
 研修会では、新しい時代の探究と教師の姿に関して学習した後、マルチプル・インテリジェンス(MI)によるグルーピングを先生方全員が体験し、この結果をもとにグループ編成を行いました。そして、先生方が「紙コップの不思議を探る」という探究活動を体験し、「 デボノの帽子」を用いてグループ内で省察を行いました。研修会は村上先生の熱いご指導のおかげで、終始、参加者の熱気にあふれる研修会となりました。研修後のアンケートには「目からうろこの内容でした。」「探究活動への考えが根本から変わった」など多くの先生にとって意義深い研修となりました。

Thailand-Japan Student Science Fair 2023 Day2

Science Fair 2日目、12/21(木)はセクション別の口頭発表の日です。地元PCSHS ルーイ校の生徒の進行のもと、オールイングリッシュで発表が進んでいきます。

▲発表会場 Chemistry 1 待っているときはさすがに緊張の様子

本校からは化学分野2件の研究発表を行いました。地元の大学の先生から研究についてのコメントや質問をいただき、活発な議論を交わすことができました。

▲発表① Development and evaluation of straws made from bacterial cellulose(バクテリアセルロースを用いたストローの開発と評価)

▲発表② Development of battery with Mg and I₂(マグネシウムとヨウ素を用いた二次電池の開発)

発表会終了後、生徒たちはScience Activities(科学実験講座)に参加し、タイの高校生との親睦をさらに深めていました。
明日は最終日。Field Trips(校外でのタイ文化の探究活動)の予定です。

Thailand-Japan Student Science Fair 2023 Day1

本日12/20(水)、Science Fairがスタートしました。

▲発表会場前にて

王族の方が同席されて開催されたオープニングセレモニーの後、いよいよポスター発表です。

▲ポスター発表の様子

発表を聞きに来てくれたタイの生徒さんたちはとても積極的で、研究内容についてのディスカッションは大変盛り上がりました。

本校の生徒も

夕方はWelcomeディナーパーティ。姉妹校である、プリンセスチュラポーン サイエンスハイスクール ナコン シー タマラート校の生徒さんと親睦を深めました。

▲ディナーパーティの様子 姉妹校の生徒さんたちと

▲タイの生徒による音楽と踊りのパフォーマンス 最後は日本人生徒も一緒に

研究発表は明日も行われます。残り2日間、さらに交流を深めたいと思います。

Thailand-Japan Student Science Fair 2023 Day0

12/18(月)に福島を出発し、本校スーパーサイエンス部の生徒4名とタイ王国ルーイを訪れています。

本校は昨年12月、以前から交流が続いていたタイ王国の「プリンセスチュラポーン サイエンスハイスクール(PCSHS)ナコン シー タマラート(NST)校」と姉妹校協定を締結しました。

今回、NST校経由でタイ教育省よりご招待いただき、「Thailand-Japan Student Science Fair 2023」に参加する運びとなりました。(12/20(水)~22(金))

本日は、会場校であるPCSHS ルーイ校で、宿泊所である寮を案内してもらった後、発表の準備をしオリエンテーションに参加しました。

▲ドンムアン空港で乗り継ぎ、ルーイに向かいました

▲タイの生徒さんと一緒にオリエンテーション

明日はオープニングセレモニーの後、ポスター発表を行います。

第42回福島県高等学校総合文化祭活動優秀校公演

12月17日(日)、けんしん郡山文化センターで「響け!舞え!笑顔さかせろ!福島で」をテーマに、文化部の大会やコンクールで優秀な成績を収めた部活動の発表会が開催されました。

本校SS部は、先月の生徒理科研究発表会で入賞した

「除去土壌の減容化のためのポルサイト合成の研究と自作リークテスト器による安全性の検証」

「色素増感太陽電池の高性能化~酸化チタン膜の最適条件の研究~」

の2テーマが自然科学専門部の代表となり、会場ホワイエにて発表しました。

 

 

 

ステージでは、演劇・吹奏楽・郷土芸能などの発表があり、

その幕間に自然科学部のPRもしました。

 

 

 

除去土壌や再生可能エネルギーについての研究ということもあり、熱心に聞いていただけました。

 

 

 

 

2011年”うくしま総文”のマスコット”ぺしゅ。”も応援にかけつけ、会場を盛り上げました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウメタンS 第5回 オンライン講座 「分子を自在に創る:薬学部と有機化学研究」

12月13日(水)、本校SS部1年生、聴講を希望した1、2年生、その他県内外の高校にも参加いただき、第5回オンライン発展講座を実施しました。

九州大学薬学部教授 平井 剛 先生を講師にお迎えして、「分子を自在に創る:薬学部と有機化学研究」のテーマでご講義いただきました。

前半は、薬をつくるために、生命活動の理解に必要な自然科学に幅広く触れ、習得するのが薬学部という学部である話と薬学の学びについてご教授頂きました。

後半は、平井先生が取り組んでおられる「分子を自在に設計することで天然有機化合物を改変、有益な機能を持たせて、新しい薬を創り上げる」

研究内容について、わかりやすく講義いただき、とても興味深く拝聴させていただきました。

【生徒の感想】

・有機化学の概要とその可能性の広さが知れてとても心が揺さぶられました。

・平井先生は、癌のワクチンを作ろうとしているというのを聞いてワクワクし、有機化学についてとても興味が湧きました。

・四年制と六年制薬学部では目指すところが異なることを知り、六年制しか考えていなかったが、四年制も調べてみようと視野を広げることがきました。

・大学を出た後のことについても教えてくださったので、先生のおっしゃる20、30年後の自分や社会を考えながら四年制にするか、

   六年制の薬学部にするか進路を決めたいと思いました。

ふくしまサイエンスフェスティバル2023が開催されました

 12月9日(土)に福島市子どもの夢をはぐくむ施設こむこむにおいて、「ふくしまサイエンスフェスティバル2023」が開催されました。

 今年は12の実験屋台(橘高校、福島東高校、福島大学、福島高校)と3つの実験教室(東北大学、株式会社リビングロボット,福島移動昆虫館)が実施され、多くのお子さんとその保護者の方々にサイエンスを楽しんでいただくことができました。当日のこむこむへの来館者数は1031名だったそうです。

 サイエンスを通じて、たくさんの驚きや感動を共有することができました。来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

  実験屋台や実験教室に出展いただいた団体の皆様、そしてこむこむのスタッフの皆様、大変お世話になりました。

 

 

 

 

 

 

ふくしまサイエンスフェスティバル2023開催のお知らせ

12月9日土曜日,福島駅前のこむこむ館にてふくしまサイエンスフェスティバル2023を開催します。

このイベントは,簡単な実験を通して,身近にサイエンスを体感してもらうイベントです。当日は,光る不思議なスライムづくり,オリジナルバスボムづくり,バナナのDNA抽出など,作って,見て,触って,体験できる実験をたくさん用意しています。

時間は午前11時から午後3時半まで,実験はすべて無料で参加できます。イベント内のスタンプラリーに参加すると,景品がもらえる企画も開催しますので是非ご参加ください。子どもから大人まで楽しめるイベントになっていますので,皆さんどうぞお越しください!

 

12月7日に福島中央テレビ「ゴジてれChu!」でイベントの告知をさせていただきました。イベントに関することをはじめ,スーパーサイエンス部の活動についてもご紹介いただきました。この場をお借りして,関係者の皆様に感謝申し上げます。

 

☆フルサイズのチラシはこちらから↓

ふくしまサイエンスフェスティバルチラシフルサイズ.PNG

SSH生徒研究発表会のご案内(令和6年2月22日(木))

 令和6年2月22日(木)にSSH生徒研究発表会を開催します。この発表会は、福島高校の1年間の探究活動の成果を発表するものです。今年度は対面とオンラインの両方で公開いたします。福島高校の1・2年生の口頭発表・ポスター発表を中心に、県内外の中学校・高等学校によるポスター発表、卒業生によるポスター発表、1学年のディベート大会の決勝戦など様々な発表が行われます。参観申し込みは以下のリンクにある案内文書からお願いいたします。

 福島高校生徒保護者向け案内はこちら

 外部団体向け案内はこちら

 

 昨年度の様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本学生科学賞で読売新聞福島支局長賞を受賞しました。

スーパーサイエンス部メタン菌班の2年生4名が応募した研究論文で、受賞しました。研究タイトルは「メタン発酵の効率化に関する研究ー発酵環境の最適化を探索するー」です。

11/26(日)、読売新聞福島支局において、中学の部3件、高校の部3件に対して表彰式が行われました。

表彰式の後、代表の駒場優吾さんが今年度の研究において工夫した点や今後の研究ビジョンについてスピーチをし、他校の先生方と議論を交わしました。今後、研究の社会実装に向けて研究を深めていきたいと思います。

第12回環境放射能除染研究発表会で優秀ポスター賞を受賞しました。

 11月21日(火)に第12回環境放射能除染研究発表会の賞状伝達式が本校校長室で実施されました。8月に実施された環境放射能除染学会の発表会で、スーパーサイエンス部2年の遠藤涼馬さん、阿部のどかさんが「廃液の再利用によるポルサイト合成の評価と自作リークテスト器を用いた流水実験」というテーマでポスター発表を行い、優秀ポスター賞を受賞しました。

 賞状伝達式の様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

環境放射能除染学会会長の佐藤理夫先生(写真右)と記念撮影↓

 

 

令和5年度科学の甲子園福島県大会に参加してきました。

11月12日(日)科学の甲子園福島県大会が福島県教育センターにて行われました。

本校からは、1年生(8名)、2年生(8名)の2チームが参加してきました。

総合競技、実験競技、筆記競技の3種目で行われ、本校は総合競技と筆記競技で2年生が2位となり、準優勝でした。

惜しくも3連覇はできませんでしたが、長い準備期間を経て課題に挑戦した経験は生徒たちを大きく成長させてくれたことでしょう。

 

総合競技 プレゼンテーション

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総合競技1年生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総合競技2年生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講演会

第36回福島県高等学校生徒理科研究発表会へ参加しました

 11月18日(土)〜19日(日)に日本大学東北高等学校で開催された福島県高等学校生徒理科研究発表会へスーパーサイエンス部の生徒35名が物理・化学・生物・ポスターの4部門に参加しました。

 化学部門で「マグネシウムとヨウ素を用いた二次電池の研究」が優秀賞、「バクテリアセルロースを用いたストローの開発と評価」が優良賞、ポスター部門で「色素増感太陽電池の高性能化」と「除染土壌の減容化のためのポルサイト合成の研究と自作リークテスト器による安全性の検証」が優秀賞を受賞しました。

 発表の様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふくしまサイエンスフェスティバル2023が開催されます!

 令和5年12月9日(土)「福島市子どもの夢を育む施設こむこむ」ふくしまサイエンスフェスティバル2023が開催されます。このイベントは、小中学生を中心とした地域の方々のためのサイエンスイベントです。当日は高校生・大学生による様々な実験屋台や渡辺正夫先生(東北大学教授)による実験教室、株式会社リビングロボットによるプログラミング教室、移動昆虫館による大型甲虫とのふれあいや標本づくりなど、多様なプログラムが実施されます。

 12月9日(土)は、ご家族でこむこむにご来場ください。サイエンスを楽しみましょう!

 

JSSF2023(Japan Super Science Fair 2023)DAY3

11月5日(日)、JSSF2023(Japan Super Science Fair 2023)の3日目にスーパーサイエンス部2年の大山峻さんと渡邊悠希さんが参加しました。3日目には、Science Talk、Lunch Party、Cultural Exchange、Science Showdownが行われました。昨日までに口頭発表とポスター発表を終え、今日はリラックスした表情で講義や交流を楽しみました。

↓Science Talkの様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓Lunch Partyの様子①

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓Lunch Partyの様子②台湾の友人と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓Cultural Exchangeの様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓Science Showdownの様子①

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓Science Showdownの様子②

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓立命館高校のバディ生徒と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 JSS2023は11月7日(火)まで続きますが、福島高校の参加は本日までです。今回の体験を通して、参加した二人は多くのことを学び、大きく成長しました。立命館高校の先生方、生徒の皆さん、参加された学校の皆さん、素晴らしい経験をさせていただきありがとうございました。また来年度もJSSFでお会いできることを楽しみにしております。

 

JSSF2023(Japan Super Science Fair 2023)DAY2

 11月4日(土)、JSSF2023(Japan Super Science Fair 2023)の2日目にスーパーサイエンス部2年の大山峻さんと渡邊悠希さんが参加しました。2日目は立命館高校から立命館大学びわこ・くさつキャンパスに会場を移し、Science Project Presentation、Project Poster Exhibition、Science is Fun!、Lab Tourが行われました。二人はポスター発表を通して多くの高校生と交流ができたようです。

↓バディ生徒とランチタイム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓ポスター発表の様子①

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓ポスター発表の様子②

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓ポスター発表の様子③

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JSSF2023(Japan Super Science Fair 2023)DAY1

 11月3日(金)、立命館高校にてJSSF2023の1日目にスーパーサイエンス部2年の大山峻さんと渡邊悠希さんが参加しました。1日目は、Opening Ceremony、Special Lecture、Icebreaker Activity、Science Project Presentations、Science Discussionが行われました。

 大山さんと渡邊さんは「Development of Mahjong Artifical Intelligence Overcoming Uncertainty and Incompleteness」をテーマに口頭発表を行いました。二人はこれまで一生懸命準備をしてきましたが、その成果が十分に表れた発表になりました。発表後にはアドバイザーの先生からコメントをいただき、今後の研究活動に向けて新たな課題を見つけたようです。

 バディとの記念撮影↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓Opening Ceremonyの一コマ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓口頭発表の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓Science Discussionの様子①

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓Science Discussionの様子②

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日は、立命館大学でポスター発表が行われます。

 

~参加生徒の感想~

 海外の高校生との交流は初めてで、最初は緊張したが、途中からはとても楽しむことができた。口頭発表では、国によって英語のアクセントも異なり難しい面もあったが、最後までやりきることができ、自信がついた。

JSSF2023(Japan Super Science Fair 2023)移動日

 11月3日(金)~5日(日)まで立命館高校主催のJSSF2023に、スーパーサイエンス部2年の大山峻さん、渡邊悠希さんが参加します。このイベントは世界各地、日本各地の高校生が立命館高校に集い、研究発表を中心としたサイエンスコミュニケーションを行うものです。今日は移動日で、明日からの口頭発表・ポスター発表に備えます。

↓京都駅にて。

【1学年】SS探究「ふくしまフィールドワーク研修」を実施しました。

 

10月3日(火)県内の7つコースに分かれて「ふくしまフィールドワーク研修」を行いました。

 福島県内で「課題解決」に取り組む企業・事業所・大学での研修により、2年次に行う全員課題研究に向けた課題発見力や探究力の基礎的能力を育成することを目的に実施しました。

 生徒たちは7つのコースから希望コースを選択し、コースごとに事前学習を行ってから現地研修に向かいました。

 

 ↓ 各クラスでの事前研究の様子

事前研修の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↓ ①福島コース JICA二本松研修所

①福島コース JICA二本松研修所

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↓ ①福島コース 福島大学

①福島コース 福島大学

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↓ ②郡山コースA 福島県林業研究センター

②郡山コースA 福島県林業研究センター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↓ ②郡山コースA 株式会社宝来屋

②郡山コースA 株式会社宝来屋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓ ③郡山コースB 日東紡績 富久山事業センター

③郡山コースB 日東紡績 富久山事業センター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ③郡山コースB コミュタン福島

 諸事情により写真が撮れませんでしたが、熱心に展示や実験観察に取り組んでいました。

 

 

↓ ④会津コース 会津大学

④会津コース 会津大学

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↓ ④会津コース 合資会社 大和川酒造店

④会津コース 大和川酒造店

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↓ ⑤相馬コースA 福島県ロボットテストフィールド

⑤相馬コースA ロボットテストフィールド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↓ ⑤相馬コースA 福島県水産資源研究所

⑤相馬コースA 福島県水産資源研究所

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↓ ⑥相馬コースB JAXA角田宇宙センター

⑥相馬コースB JAXA角田宇宙センター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↓ ⑥相馬コースB 相馬IHIグリーンエネルギーセンター

⑥相馬コースB 相馬IHIグリーンエネルギーセンター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↓ ⑦いわきコース いわき市アンモナイトセンター

⑥いわきコース いわき市アンモナイトセンター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↓ ⑦いわきコース ドームいわきベース

⑦いわきコース ドームいわきベース

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在、来週18日(水)のクラス内でのプレゼンテーションコンテストに向け、各班にて準備を進めています。

 

 

 

ウメタンS 第4回 オンライン講座 「全固体電池研究の最前線 〜次世代蓄電技術の実現に向けた物質探索と機構解明〜」

 10月4日(水)、本校SS部1年生のほか、2つの高校の生徒も参加し、第4回オンライン発展講座が行われました。講師には東北大学多元物質科学研究所 准教授 大野真之 先生をお招きし、「全固体電池研究の最前線 〜次世代蓄電技術の実現に向けた物質探索と機構解明〜」というテーマで講義をいただきました。
  優れた性能を持つ電池は世界を変える力を持ちます。例えばリチウムイオン電池の実用化により、ポータブルなデバイスが普及し、iPhoneなどがどこでも利用できるようになりました。今後は、飛行機まで電池で動かすことを目指しており、電池技術は大きな可能性を秘めています。先生は、最新の研究トピックをわかりやすく説明してくださり、興味深く、楽しく学ばせていただきました。

【生徒の感想】
・リチウムイオン電池について学ぶことが出来ました。固体電解質が実現されれば、安全性や効率がともに向上するとのことで、素晴らしい技術だと感動しました。質問にも答えて頂き、ありがとうございました。大野先生のような研究者になれるよう勉学に励みたいと思います。
・お忙しい中、講義をありがとうございました。まだ化学を習っていないため、難しかったですが、化学に興味がわきました。私は途中で諦めてしまったり怠け癖があるのですが、始めにおっしゃっていた「真剣に取り組んだら、思いがけないところでいきてくる」という言葉を聞いて物事に真剣に向き合おうと思いました。また、「想像・妄想を語る」ことでより目標が定まり努力できるようになるのだと思いました。

Pythonプログラミングを使ったデータの分析・可視化講座の開催

9月24日(日)に会津大学の協力を得てデータサイエンスに関わる講座を開催しました。この講座には、本校生1年生30名が参加しました。

講座では、生徒は自分のタブレット端末を使い、eStatからの人口統計に関わるデータを取得し、Pythonを使用してデータの前処理を行いました。そして、前処理したデータを同じくPythonを用いてグラフにして可視化する体験を行いました。講師として会津大学の渡部准教授だけでなく、会津大学の学生4名がTAや講師として参加しました。TAの中には本校のOBもおり、彼は在学中はSS部に所属して梅苑祭を盛り上げるアプリ開発をしておりましたが、卒業後も情報技術に磨きをかけて成長していることもわかり、非常に頼もしくも嬉しくも感じました。

今後、オープンデータを使用して、課題研究を行う生徒が出ることを期待しています。

 

 

 

 

ウメタンS 第3回 オンライン講座 「Beyond 5Gで10年後の生活はここまで変わる!~スマートフォンを支える最先端技術の進化とは?」

 9月20日(水)、SS部1年生、希望生徒を対象に石津健太郎 先生(国立研究開発法人 情報通信研究機構 Beyond5G研究開発推進ユニット所属)

から「Beyond 5Gで10年後の生活はここまで変わる!~スマートフォンを支える最先端技術の進化とは?」のテーマで第3回オンライン発展講座を

実施していただきました。

 私たちの生活に不可欠なスマートフォンサービスが今のカタチになるまでの1990年代からの開発と実用化までの流れ、そして次世代通信技術として

研究開発が進んでいる「Beyond 5G」の最先端の内容をお話いただきました。

 【生徒の感想】

・ロボットが瞬間移動するかもしれない未来があるということだ。身体、時間、空間の縛りを超えるというSF映画で見た世界が現実になることに特に驚いた。

・私はスマホがある時代に生まれてよかったと思っていますが、これから、もっと技術が進みbeyond5 Gの時代になったら今よりさらに便利になるのか考えて、

 わくわくしました。また、通信技術だけでなく、それを使う技術とのつながりを深めることがこれからの時代には必要なのだと考える機会となりました。

・未来の技術について考えることは少なかったのですが、楽しみながら聴講することができました。

 デジタルツインの技術や時空を超えた開発が進んだ未来に興味が湧きました。

・私も情報通信の分野に興味があり、将来は石津先生のようなBeyond5G研究開発の携わる仕事に就きたいです。

 

 

石津先生、ご多忙の中、本日は、講演をいただき本当にありがとうございました。生徒諸君から大きな反響があり充実した研修の時間となりました。

3学年ベーシック探究「表現力育成講座(理系)」

8月22日,23日に3学年ベーシック探究の一環で,「表現力育成講座(理系)」が実施されました。理系クラスを対象に,物理・化学・生物から研究テーマを一分野選び、主体的に実験計画を立て、得られた実験結果を基に考察し、レポートの作成や発表を行う企画です。物理は『面積速度一定の法則の検証』,化学は『無機物質の同定』,生物は『DNA鑑定』という各テーマで実験を行いました。普段はなかなか実施できない,ゆっくりと時間をかけて一つのテーマを深掘りする,という活動を行うことができました。

SS部の生徒が東京学芸大学附属国際中等教育学校と交流しました

 8月23日(水)に東京学芸大学附属国際中等教育学校の生徒6名が来校し、スーパーサイエンス部の2年生と交流しました。今回の交流は、「二酸化炭素の削減とエネルギー問題解決の両立」をテーマに課題研究を実施している学芸大附属の生徒さんが、東北地方で再生可能エネルギーや原子力発電に関するスタディツアーを計画し、そのツアーの中で本校を訪れてくれたことにより実現しました。

 交流会では、両校の研究発表や再生可能エネルギーや原子力発電に関するディスカッションを行うなど、充実した時間を過ごすことができました。

研究発表の様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディスカッションの様子①↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディスカッションの様子②↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京学芸大附属国際中等教育学校の皆さん、御来校いただきありがとうございました。今後も同じSSH校として交流を続けていきましょう。

 

 

 

物理チャレンジ2023第2チャレンジ全国大会で本校生が優良賞を獲得しました

物理チャレンジ2023に関して、本校生2名が予選である第1チャレンジを突破し、全国大会への出場を決めておりました。この度、8月19日(土)~22日(火)に岡山県で第2チャレンジ全国大会が開催されましたが、本校生1名が見事に優良賞を獲得いたしました!本校にとって、この優良賞の獲得は3年連続になります。予選から参加した生徒全員含めて、本当に物理を楽しみながらよく頑張りました。

 

令和5年度SSH生徒研究発表会ポスター発表賞受賞

8月9日・10日に兵庫県神戸市で開催された「令和5年度SSH生徒研究発表会」に3年生の代表生徒1名が参加しました。

本校は「アルミ缶を用いた人工ルビーの合成」に関する研究発表を行い、ポスター発表賞を受賞しました。

今後も人工ルビーの合成研究を継続してまいります。

日英サイエンスワークショップ2023成果発表会が終わりました

英国の高校生25名、本校生6名を含む日本の高校生25名が福島県や東北大学に集まり、9つの研究室に分かれて計7日間活動を行いました。8月5日(土)、各研究室の成果を発表を行って無事、幕を閉じました。研修前後の生徒達の様子、発表の様子、発表後の懇親会での生徒の様子を見る限り、このワークショップで生徒たちは人生でかけがえのない経験と友人を作ることができたようです。国際力の育成を目的とした事業ですが、生徒たちは国際力を伸ばすだけでなく、多くの学びを得ることができました。

    

エッグドロップコンテストinこむこむが実施されました

 8月5日(土)福島市子どもの夢をはぐくむ施設こむこむにて、エッグドロップコンテストが開催され、スーパーサイエンス部の1年生が、会の運営や小学生のサポートを行いました。エッグドロップコンテストは、紙とのりで卵を守るプロテクターを作成し、高所から落下させた際に卵を割らないようにする科学実験です。

 当日は小学生ならではの自由な発想で、様々なプロテクターが作られました。本校生もサポートをしながら、一緒にエッグドロップを楽しみました。小学生の皆さん、来年も是非参加して、エッグドロップに挑戦してくださいね。

高校生が小学生のサポートをしました↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

落下させる様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

計測する様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エッグドロップチャンピオン!おめでとうございます。↓

日英サイエンスワークショップ2023東北大学研修が始まりました

7月29日から8月5日まで日英サイエンスワークショップを開催しておりますが、8月1日から東北大学研修を開始いたしました。現在、英国の生徒25名、本校生を含む日本の生徒達25名の計50名が、9つの班に分かれて各研究室で研究活動を行っておりいます。これらの研究の成果発表会は最終日の8月5日に行います。