福島高校ニュース

[スーパーサイエンスハイスクール]

第65回日本学生科学賞の県審査において「県知事賞」と「読売新聞福島支局長賞」を受賞しました。

 10月19日(水)、第65回日本学生科学賞の県審査の結果が発表され、スーパーサイエンス部のバクテリアセルロース班が高校部門第1位の「県知事賞」を、蝶班が高校部門第3位の「読売新聞福島支局長賞」を受賞しました。2班の研究は学生科学賞の中央予備審査に進むことになります。

 本校の研究活動にご協力いただいている皆様へ改めて感謝申し上げます。

[2学年] ベーシック探究<課題研究研修③>

 10月14日、課題研究の日としてアンケート依頼、オンライン研修、現地研修を実施しました。

企業や公共機関の方々にアンケートをお願いしたり、外部機関や外部の有識者の方々に訪問または

オンラインにてお話を伺ったりして、研究を深めました。先方のご都合で今後実施する班もございますが、

突然の依頼にもかかわらず、丁寧にご対応くださった皆様、生徒達の研究にご協力くださり、

厚く御礼申し上げます。

 

 

 

 

 

3学年ベーシック探究「表現力養成講座」

10月13日(水)~14日(木)に3学年ベーシック探究で「表現力養成講座」が実施されました。本講座は3学年理系生徒を対象に、物理・化学・生物の3分野にわかれて発展的な理科実験を行い、その実験結果をもとにレポートを作成することで、データのまとめ方やレポートの作成方法を学ぶものです。

行った実験の内容は以下の通りです。

化学:電解質の同定

物理:単振り子の振動と不確かさ講座

生物:模擬DNA鑑定

当日の様子①↓(化学)

当日の様子②↓(物理)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当日の様子③↓(生物)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[1学年]図書館研修を実施しました

10月5日(火)から10月12(火)にわたり、1学年ベーシック探究の時間に「図書館研修」を行いました。この研修は各クラス2時間連続で、講座①「資料検索と著作権について」、講座②「福島県立図書館の資料の管理について」を学習する取り組みです。

1学年でもこれから本格的にはじまる探究活動に向けて、研究に使用する参考資料の取り扱い方や、専門の図書館でしか得られない資料の検索方法などを学びました。特に講座②では、本校から徒歩5分の場所にある福島県立図書館を訪問し、資料の紹介や図書館の活用方法などの研修を、専門司書の方から、直接受けることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  講座①の様子(本校情報処理室)

 

 

 講座②の様子(県立図書館)

 

以下、生徒たちの研修後レポートの記載です。

講座①「館種ごとに蔵書の特徴が異なるので、探す資料のジャンルに応じた図書館を活用する必要があることがわかった」「本や資料を探すときには検索語句の上位・下位概念を表す用語に変えたり、関連用語や類似用語を使用すると良い」「著作権は作者個人の権利としてあるだけでなく、文化の発展のためにも必要であるというお話が印象深かった」

講座②「県立図書館には何十年も前の新聞資料など、研修する際に必要な資料があることを初めて知った」「県立図書館の資料も簡単に利用できることがわかったので、課題研究ではネットの情報だけでなく、図書館の資料など幅広く情報を集めたいと思う」

福島県立図書館のスタッフのみなさま、本当にありがとうございました!

 

[2学年] ベーシック探究<課題研究研修①>

 研修旅行で、実施される予定であった課題研究研修は、コロナ禍のため中止となり、

大変残念でしたが、10月6日に、研修先の方々のご厚意により「リモート研修」という形で実現できました。

<全体会> 金沢大学 藤生慎氏 「課題解決と文理融合の視点から」

<分科会> 石川県立大学 福岡信之氏 「農学の視点から―加賀野菜を例に―」

      金沢市役所 水島朋子氏、杉原怜佳氏、笠間彩氏 「SDGs未来都市の視点から」

      コッコレかないわ 鶴山雄一氏、升田健斗氏 「民間企業による理論実践の視点から」

      金沢市立安江金箔工芸館 川上明孝氏 「文化継承の視点から」

 文理別にとらわれず、他分野との関係を考えながら幅広い視野で問題を考えることの大切さ、仮説・検証・立証の重要性、次世代を考えた世界、他者の視点を念頭に置き行動することの大切さ、世界との比較の中から見える日本の伝統文化の素晴らしさ、地域の伝統を守り続けるとともに開発を試みることの共存の重要性など、生徒一人一人の心に残り、生徒達の視野の広がりや考察する世界観の広がりが感じられました。

 ご講演下さった皆様のご厚意に深く感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 


 

フィールドワークが実施されました(1学年)

 10月7日(木)、ベーシック探究の時間を利用し、1学年を対象としたフィールドワークが実施されました。このフィールドワークは2学年で課題研究を実施するにために、課題発見力や課題解決力を向上する事を目的として行われています。今年度も県内7コースに分かれて、各地区で社会の課題解決を図っている大学や企業や、官公庁を訪れました。

各コースは以下の通りです。

①福島コース:福島大学、川俣町ポリエステル媒地活用推進組合

②郡山コースA:ふくしま医療機器開発支援センター

③郡山コースB:日本大学工学部、福島県林業研究センター

④郡山コースC:郡山市役所、株式会社宝来屋本店

⑤会津コース:アクセンチュアイノベーションセンター福島、会津大学

⑥相馬コース:福島県水産資源研究所、そうまIHIグリーンエネルギーセンター

⑦いわきコース:常磐興産株式会社、株式会社ハニーズホールディングス

生徒達は今回のフィールドワークの内容を元に、ポスターを作成し、年度末に行われる生徒研究発表会でポスター発表を行います。

 

研修の様子①(医療機器開発支援センター)↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研修の様子②(福島県林業研究センター)↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研修の様子③(そうまIHIクリーンエネルギーセンター)↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大変お忙しい中、研修を受け入れていただいた皆様に深く感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

 

令和3年度福島県立福島高等学校SSHオンライン公開授業について

教育関係者向けに、令和3年度福島県立福島高等学校SSHオンライン公開授業を行います。

要項等は以下の通りですので、専用フォームから申し込みください。

皆様のご参加をお待ちしております。

詳細はこちら → 令和3年度福島県立福島高等学校SSHオンライン公開授業について(ご案内).pdf

小矢野幹夫先生(北陸先端科学技術大学院大学)によるオンライン講義が実施されました

 9月24日(金)にアドバンス探究1学年を対象に、北陸先端科学技術大学院大学教授である小矢野幹夫先生によるオンライン講義が実施されました。小矢野先生からは熱電変換や大学院進学を含めたキャリアプランについて御講義いただきました。熱電変換について高校生でも理解しやすいようにモデルを使って解説頂くとともに、近い未来のエネルギーの地産地消の達成のために熱を電気に変換する技術は必要不可欠であることを教えていただきました。先生のお話を伺って、大学院に興味を持つ生徒も多かったようです。

 小矢野先生、お忙しい中オンライン講義を実施していただき深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 

オンライン講義の様子↓

「教育奨励賞 特別賞」(時事通信社)の受賞

このたび 本校の教育実践が評価され  時事通信社 「第36回教育奨励賞 特別賞」を受賞いたしました。

教育奨励賞は、創造性に富んだ特色ある教育の実践に顕著な業績を挙げた学校に授与される、大変由緒ある賞です。

全国の幼稚園から特別支援学校まで多様な学校の中から、今回1校のみ対象となる「特別賞」をいただくことができました。

受賞対象となったのはスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業の一環として行っている「全員で取り組む課題研究」です。

本校はSSH事業に指定されて今年で15年目となりますが、全員課題研究が始まったのは5年前です。この間、多くの皆様にご協力を賜りながら

教育活動を進めることができました。この場をお借りし御礼申し上げますとともに、引き続きのご支援をよろしくお願い申し上げます。