福島高校ニュース

令和2年度 SSH生徒研究発表会

令和3年2月20日(土)、令和2年度SSH生徒研究発表会を実施しました。

今年度は、感染症対策への十二分な配慮と2月上旬に発生した福島県沖地震による第1体育館の破損の影響を考慮し、視聴覚室で行われる口頭発表等はZOOMを使用して教室にいる生徒たちや外部の関係機関の皆様へ配信し、発表の見学と質疑応答を行いました。保護者の皆様へはYouTubeライブを配信して見学ができるようにしました。

この発表会は、本校が育成したい生徒の資質・能力(創造的思考力・表現力・発信力・国際力・高度な専門力・GRIT力)を伸長し、SSHの活動を校内外に広く発信することを目的に毎年行われています。今年度は口頭発表5件(ベーシック探究1年・ベーシック探究2年・海外交流・アドバンス探究・全国SSH生徒研究発表会代表)、ポスター発表97件、1・2学年によるディベート決勝戦が実施されました。

<口頭発表>

オンラインでの発表となった口頭発表では、視聴覚室で行われる発表を各教室へ配信し、質疑応答を実施しました。画面越しではあるものの活発に意見交換がなされ、研究した生徒も自分の研究への理解をさらに深める機会となりました。

口頭発表(視聴覚室からの配信)の様子

教室での視聴の様子

<ポスター発表>

ポスター発表では97件のポスター(2年生ベーシック探究・1年生探究情報・フィールドワーク・アドバンス探究・有志発表等)を校内の各教室に分散して掲示し、密を避けて発表しました。

2年生ベーシック探究のポスター発表では、2年生がこれまで取り組んできた全員課題研究での多様なテーマについての発表がなされ、発表者も聴講者も大きく刺激を受けていました。

発表の様子はYouTubeライブを通して校外の方にも配信されました。

ポスター発表

iPadからポスター発表をYouTubeライブ配信

<ディベート決勝戦>

視聴覚室で行われた対戦の様子を各教室へ配信しました。

ジャッジは、在校生・来賓・ライブ配信視聴者全員で行い、投票にはGoogleformsを利用しました。

1学年のディベート決勝戦では、学年代表決定戦を勝ち抜いた1年2組と1年5組が対戦しました。

対戦テーマ「現在の大学入学共通テストを、大学入学の資格を認定する検定試験とすべきである」

肯定側 1年5組 VS 否定側 1年2組 

緊張感のある論戦の結果、否定側1年2組が勝利しました。

2学年のディベート決勝戦では、学年代表決定戦を勝ち抜いた2年6組と2年7組が対戦しました。

対戦テーマ「日本は感染症対策のために個人の自由を制限すべきである」

肯定側 2年7組 VS 否定側 2年6組 

冷静ながらも熱い論戦を繰り広げ、肯定側2年7組が勝利しました。

ディベート決勝戦

今年度の生徒研究発表会では、県内外の高等学校教員の皆様や関係機関の皆様のべ40名以上にZoomを利用してご参観いただきました。また、保護者様向けに配信したYouTubeライブにも多数の接続をいただいております。すべての皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

引き続き、福島高校SSH事業へのご協力をよろしくお願いいたします。