福島高校ニュース

2014年3月の記事一覧

生徒研究発表会

3月5日(水)、SSH生徒研究発表会が行われました。

例年は学校の体育館で開催されていた本行事ですが、今年度は県文化センターをお借りしての開催となりました。発表は3部構成で行われました。
 ①ポスター発表 ②口頭発表 ③ディベート大会

①ポスター発表
ポスター発表とは、研究の内容を1枚の紙(ポスター)にまとめて掲示し、観客にその内容をプレゼンする発表形態です。今年は、47件のポスター発表を文化センター3階展示室を使って行いました。
生徒は壁に貼られたポスターのみならず、音楽・映像の再生、発表内容の実演をするなど、様々な形態でプレゼンテーションをしていました。

 発表テーマの内訳は以下の通りです。
   探究クラス+SS部 13件
   1年生SSH総合 13件
   2年生研修旅行 8件
   海外研修 6件
   医療系セミナー 3件
   福島復興 4件

それぞれの内容も簡単に紹介します。

・探究クラス+SS部
SSHにより発足した探究クラス(選択授業)に参加している生徒、及びSS部(科学部)による課題研究発表。様々な発表の場を経験してきた2年生が参加する発表も残りわずかとなり、今回はその総まとめとしての発表の場となりました。

・1年生SSH総合
1年生を対象に、9月以降に計5回行われたSSH総合の授業成果の発表。科学系のみならず、社会・音楽・体育など、様々な分野の発表がなされました。

・2年生研修旅行
2年生の研修旅行に関する発表。研修旅行の柱の一つであった、他校との交流を企画した「学校交流」、そして生徒一人ひとりが自ら設定した「課題研究」についての発表が行われました。

・海外研修
本校がSSHとして行っている、グローバル事業に関する発表。イギリスや韓国に研修に行った生徒、国際的な発表会に参加した生徒、また、放射線による関わりで今年度より始まったフランス高校生との交流に参加する生徒による発表が行われました。


・医療系セミナー
今年度より始まった、福島医大と連携して行われている事業に関する発表。将来医師を希望する生徒が、「福島の医療問題を高校生が解決する」ことを目標に立ち上げた企画について発表しました。

・福島復興
福島県の復興を目標に企画された事業について、また株式会社楽天による企画「楽天IT学校」についての発表。日中友好や、震災以降厳しい状況に置かれている福島県の観光事業など、様々な視点から考える復興について発表が行われました。



②口頭発表
ポスター発表の中から、5件の口頭発表がありました。


•ベンザイン合成の試み
有機物生成における重要な中間体「ベンザイン」。その安定な単離を目指し、性質を明らかにする。
•バイオマス産生藻類の研究
バイオマス燃料として注目されている藻を増殖させるため、最適条件を模索する。



•鉄・刀・日本の文化
福島県唯一の刀鍛冶で日本でもっとも古刀再現に近い刀匠藤安将平さんと、製鉄遺跡研究で日本のトップランナーともいえる吉田秀享さん(福島県文化振興財団)の2人の先生をお招きし、古代製鉄研究の最先端と、古刀再現の夢、日本人と日本文化について探究する。居合・鍛刀体験など、多彩な実習を行った。夢をとことん追い求め続ける「かっこいい大人」に出会えた!


•学校交流
2学年研修旅行の学校交流に関して、研修旅行の様子を動画で流しながら紹介。
進学校として有名な灘高校をはじめとした他校との交流は、生徒にとって大きな刺激となったようで、「今後も交流を続けていきたい!」という熱い意思が込められた発表でした。
特に、今回訪れた関西圏は阪神淡路大震災から見事復興を果たした地域でもあり、震災復興の解決法の模索についても、交流を通して考えを深めていたようでした。



•Report for Overseas Training
希望生徒を対象として7月に行われた、約2週間に及ぶ英国研修に関する報告を行いました。目的の一つに語学研修があり、その成果として発表は全て英語で行われました。




③ディベート
SSH総合の授業において、2年生はディベートを行いました。ディベートとは、ある公的なテーマ(論題)に対して、肯定・否定に分かれ論拠を戦わせる競技です。その締めくくりとして、各クラスの代表チーム同士でディベートを行いました。

 第1試合 大学入試センターはやめるべきである
 第2試合 日本は選挙権を持つ年齢を満18歳以上に引き下げるべきである
 第3試合 今後日本は、外国人労働者を積極的に受け入れるべきである
 第4試合 津波被害を防ぐため、高い防潮堤を造るべきである

これらの論題について、各チームの発言を点数化し、順位を決定しました。
 1位 2年7組 チーム:S.N.K.K.K(スナック)
 2位 2年2組 チーム:We are the WALL!
 3位 2年5組 チーム:長谷部の刺客

どのチームもかなりの時間をかけて準備したことを感じさせる内容で、ご来場頂いた方々からも「さすが福高生!」とお褒めの言葉をいただきました。


この発表会の開催にあたりご協力いただいた皆様、本校SSH事業にご協力いただいている皆様、また、発表会にお越しいただいた皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。