福島高校ニュース

2015年1月の記事一覧

平成26年度東北地区SSH生徒研究発表会

 
 
 1月23日(土)、24日(日)岩手県花巻市にて平成26年度東北地区SSH生徒研究発表会が行われ、本校からは口頭発表に化学班、ポスター発表に物理班と生物班、それぞれ1名ずつ計3名で参加をしてきました。発表をした生徒は全員1年生でしたが、各学校の研究発表にも負けず、堂々と研究のアピールをしていたと思います。
  
経験や発表力においてまだまだ上級生には及ばず、受賞とはなりませんでしたが、夜の交流会では、助言者として参加していただいた大学の先生方からアドバイスをいただいたり、生徒間の情報交換会があり、大変充実した時間を過ごしたようです。これからの彼らに期待したいと思います。

   

日仏学生交流(オンライン会議)

 1月17日(土)本校において、インターネット・テレビ会議システムを用い、フランスの高校生と、放射線に関する意見交換を行いました。

 フランス側の参加校はLycee Notre Dame(Poitiers)、Lycee du Bois d'Amour(Boulogne)、Lycee Giocante(Bastia)の3校です。会議全体を3つのセッションに分け、各校プレゼンテーションを行った後、質疑応答を交わしました。次第は以下のとおりです。

(1) First session on radiation exposure
     - Radiation Exposurein Fukushima Prefecture (Internal and External)
     - Management of external exposure dosimeter in France
     - Questions and answers
(2) Second session on D-shuttle measurement
     - D-shuttle project
     - Results of the measurements
     - Transversal analysis of the measurements in Japan and France
     - Discussion
(3) Third session on social aspects of radiation protection
     - Attitude survey on radiation in Fukushima city
     - Ethical issues
     - Organisation of emergency management around Civaux NPP
     - Questions and answers
(4) Concluding remarks

 第1セッションでは、放射線と被ばく、および線量計の仕組みについて確認し、第2、第3セッションの基礎となる知識を共有しました。

 第2セッションでは、日本とフランスを中心にヨーロッパ諸国で実施した、D-shuttleという線量計での個人線量測定の結果と考察を報告しました。D-shuttleは1時間ごとの線量を記録することが可能で、何時にどこにいたか手記を残すことにより、屋外と屋内、学校と自宅、そして地質の違いによる放射線量の違いを検証することができます。

 第3セッションでは、放射線と人々の生活との関わりについて、本校からは福島市民意識調査の紹介と考察、フランス側からは原子力事故が起きた場合の避難および対処が彼の国ではどのように定められているかの解説がありました。



 フランスの高校生による質問からは、日本および福島の現状への関心の高さが伺えました。この機会に情報を発信し、意見を交換することで、互いの関心をより広げることができたようです。

 この度の交流にご協力頂きました東京大学の早野龍五先生、福島県立医科大学の丹羽太貫先生、放射線安全フォーラムの多田順一郎先生、CEPNのThierry Schneider先生、IRSNのSylvie Charron先生、そして、ご高覧頂きコメントをくださいましたICRPのJacques Lochard先生に、この場を借りて御礼申し上げます。