福島高校ニュース

2019年8月の記事一覧

化学グランプリ2019の金メダルが届きました

8月19日(月)~20日(火)に工学院大学で開催された「化学グランプリ2019二次選考会」にスーパーサイエンス部3年の安斎優希くんが出場し、金賞を受賞しました。

メダルと賞状が届きましたので、記念撮影を行いました。おめでとうございます。

福島高専生との意見交換会

日時:2019年8月28日(木)
場所:本校 物理講義室
参加人数:4名(2年生 2名, 1年生 2名), 福島高専生10名

 本校SS部 放射線班4名が福島工業高等専門学校の生徒と、互いの除去土壌に関わる取り組みについて発表し合い、意見交換を行う活動を行いました。本校からは、イギリス研修で発表した本校の放射線の取り組みや、除去土壌のポルサイト化に関する研究の報告を行いました。福島高専生からは、除去土壌を処理する際に発生する粉塵を監視する研究や、再生資材として活用した除去土壌が雨によって流出させないための研究の報告がありました。除去土壌に関して、互いに視点の違った研究に取り組んでいることがわかり、視野を広げる貴重な機会となりました。

  

 

SSH国際共同研究研修(カナダ研修)5ー7日目

日時: 2019年8月23日(金)~25日(日)

23日(金)はシャーニガンレークスクール滞在の最後の日となります。この日の午前は昨日からの実験を共同で行いました。次に、共同研究のタイトルについて話し合いました。タイトルは、3つの湖でのホザキノフサモ(eaurasian milfoil)の特性の違いの比較に決まりました。また、時差や学校のスクールタイムの違いもある難しい状況のなかで、次回の会議の日時を最終決定し、それまでにやる事も明確にしました。

シャーニガンレークスクールの生徒や先生方と名残惜しくもお別れをし、バンクーバー市に車とフェリー、バスを使い向かいました。その日は自転車でバンクーバー市内を周り、カナダ滞在の最後の日を楽しみました。

24日(土)はバンクーバー国際空港に移動し飛行機で日本に帰国しました。日本到着では16時間ほど時間が進み25日(日)の16時でした。成田空港では立命館高校の生徒、先生とお別れをし、新幹線で移動して福島駅へ戻り解散しました。

これからも共同研究を続け、成果を11月に行われるJSSFで発表する予定です。帰国後も共同研究を頑張り、国際力や探求力などのさらなる成長を期待したいと思います。

 

関東研修

8月1日~2日、第1学年SSHアドバンス探究クラスは、つくば市内で関東研修を行いました。1日目は2班に分かれて、午前中は国立環境研究所と物質・材料研究機構に、午後は高エネルギー加速器研究機構と国立実験植物園に行きました。生徒たちは話の内容を理解しようと真剣に話を聞き、質問していました。中には、福島高校出身の先輩が研究内容の説明をしてくださるなど、進路を考える上でも参考になったようでした。夜は8班に分かれて、協力しながら見学した場所のプレゼンのためのスライド作成を行いました。

 2日目はつくばイノベーションセンターにて、プレゼンを行いました。スライド作成、発表、質疑応答等、初めて経験する生徒も多かったのですが、それぞれの班に工夫が見られ、質問もでるなどして、プレゼンの一連の流れをつかむことができたようです。その後すぐに、JAXAつくば宇宙センターに行きました。実際に宇宙に指令を出している部屋で働く職員の姿をガラス越しに見て、目を輝かせながら説明を受けている姿は印象的でした。盛りだくさんの内容でしたが、生徒にとって充実した、将来に役立つ経験ができた2日間になりました。

SSH国際共同研究研修(カナダ研修)4日目

日時: 2019年8月22日(木)

本日の午前は引きづつき昨日から行っている溶存酸素量を調べる実験を共同で行いました。そして次に、それぞれの植物が実質的にどれくらいの二酸化炭素を回収し植物内に固定化できるかの計算方法をシャーニガンレークスクールのジャスティン先生の指導のもとで学習しました。

午後はビクトリア市に移動し、ロイヤル・ブリティッシュ・コロンビア博物館に訪れました。シャーニガンレークスクールの歴史の先生の解説を聞きながら、カナダの歴史や自然環境について学びました。

  

夕食の時間には、生徒たち同士で、日本に帰ってからの研究の実験条件や連絡方法、会議の日時を話し合いました。

明日はシャーニガンレークスクールの滞在が最後の日となります。明日もしっかりと頑張りたいと思います。

SSH国際共同研究研修(カナダ研修)3日目

本日はまずはじめに、昨日学んだ水溶液中の溶存酸素量を調べる方法を用いて、シャー二ガンレークの3つの水生植物がどれだけ光合成を行うか実験で調査をしました。3校の生徒達が協力しあい、同じ水生生物に対して、炭酸水、蒸留水、光照射ありなしと条件を振って実験のデータを取得しました。実験の後は、各校のこれまでの取り組みについて発表を行い、情報共有を行いました。

 

午後はシャーニガンレークスクールのスケート場でスケートを行った後、バルディー山に入り散策をしました。木の直径や年齢の測定法などカナダの自然環境を学習しました。この学習を通して、カナダの人たちがいかに自然を愛しているか理解することができました。

  

夕食後は、3校の共同研究について話し合いました。各校それぞれの近くにある湖の水生生物に関して、同じ方法でデータを取得し比較していくことで決まりました。

明日でカナダ研修は折返しとなります。明日からも引き続き、頑張りたいと思います。

お祝い 祝 化学グランプリ2019金賞受賞!

8月19日(月)~20日(火)に工学院大学で開催された「化学グランプリ2019二次選考会」にスーパーサイエンス部3年の安斎優希くんが出場し、金賞を受賞しました!

7月の1次選考を経て全国から80名程度が選抜され、今回の二次選考が行われました。

筆記だけでなく実験技術も必要になるため、化学に関する総合力が認められたと言えます。

福島高校では、休日を利用して科学系オリンピックのための対策講義を行っており、生徒の参加を推奨しています。

SSH国際共同研究研修(カナダ研修)2日目

日時: 2019年8月20日(火)

2日目は半日かけてバスとフェリーを使いバンクーバー島にあるシャーニガンレークスクールへ移動しました。

シャーニガンレークスクールでははじめに、一緒に共同研究を行うシャーニガンレークの生徒たちが校内を案内してくれました。湖がすぐ側にあり泳ぐことができること、様々な施設が自然豊かな土地の中で素晴らしく調和して建てられており、充実した文化・体育などの教育活動が行われていることがわかりました。

  

夕食のあとは、シャーニガンレーク高校の化学の先生の指導のもと、シャーニガンレークの生徒たちから、湖の水生植物の光合成がどれくらい行われているかの実験方法を教わりました。具体的に水中の溶存酸素量を測定する2つの方法を実習を通して学びました。

 

その後、周りが暗くなるまでキャンプファイヤを行いました。シャーニガンレークの先生方にはキャンプファイヤーまで準備していただき、幻想的なシャーニガンレークの夜空に囲まれて、心まで暖かくなる体験ができました。

暗くなってからは天文台で木星や土星の観察を行いました。土星の輪がはっきりと見え、言葉では表現しにくい感動の体験ができました。

 

明日は本日学んだ溶存酸素量を測定する実験を共同で行う予定です。

 

令和元年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会

令和元年8月7日(水)~8日(木)に、「令和元年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」が神戸国際展示場で開催されました。

全国のSSH指定校212校の代表がポスター発表を行い、日ごろの研究の成果を披露しました。

本校からは校内セレクションを経て選出されたプラズマ班3名が参加し、『プラズマによる流体制御の研究Ⅱ~風力発電への応用を目指して~』について発表を行いました。

ポスター発表では、全国の高校生や参加者の皆さんと意見交換し、いただいた質問や意見から新たな知見を得る場面も多くありました。

審査の結果、奨励賞と生徒投票賞を受賞しました。

2017年からスタートした本研究では、多くの皆様のご協力をいただいております。

この場を借りて御礼申し上げます。

今後さらに本研究を発展させるべく、先輩から知識と技術を引き継いだ生徒たちが頑張っています。