福島高校ニュース

福高の暁

 今日は,令和5年度の締めくくりの日で終業式を行いました。終業式に先立ち賞状伝達式が行われ,5名の生徒が代表で賞状を受け取りました。表彰されたのは,日本数学オリンピック 北海道・東北地区優秀賞を受賞した佐久間さんと白坂さん,国際高校生選抜書展で入選した母袋さん,福島県書きぞめ展で奨励賞を受賞した千葉さん,東北地区高等学校将棋新人大会 個人戦2位の櫻井さん,電気学会全国大会で最優秀賞を受賞したSS部の皆さんです。おめでとうございました。熱中したり没頭したりできることは人生を豊かにすることでしょう。今後の更なる活躍を祈っています。

 さて,終業式で校長先生は福島高校にある梅の由来をお話くださいました。

 13年前の東日本大震災の発生後,福島高校の体育館は避難所となり多くの避難者を受け入れました。その後,体育館や特別教室などを何とかやりくりして授業を再開しました。やっと仮設校舎ができたのは夏も過ぎた頃で,福高生は困難な環境の中で勉強を続け勉強していました。その年に入学した生徒たちは3年間仮設校舎で過ごしたそうです。

 このような生徒たちの状況を知った先輩の篠木さんは,困難な状況の中でも頑張っている後輩たちに何かをしてあげたいという強い思いから,「梅高」として親しまれている本校に太宰府天満宮の梅の木を送ることはできないかと考え,大宰府天満宮まで行ったそうです。もちろん突然のお願いは叶いませんでした。しかし,後輩たちに何とかして太宰府天満宮の梅を送ってあげたいという気持ちから,やはり本校の卒業生である稲荷神社の丹治宮司とともに力を尽くし,何とか大宰府天満宮の御神木である梅の木を寄贈していただけることになったのだそうです。

 校長先生からは「福高の前庭の梅には,困難な状況の中でも一生懸命頑張っている後輩たちへの先輩方からの熱い気持ちが込められている。梅は冬の厳しい寒さに耐え美しい花を咲かせる。新年度も新たな気持ちで様々なことに挑戦し困難を乗り越え,大きく成長してほしい。」というお話をいただきました。

 ちなみに大宰府天満宮から寄贈していただいた5本の梅の木の中に名前がないものがあり,「福高の暁」と名付けられたそうです。