2期制の本校は,本日前期末の全校集会を行い,その後同窓生であるアポロガス会長の篠木雄司様の特別講演会が行われました。
全校集会に先立ち,賞状伝達式では,全国高校新聞年間紙面審査賞で優良賞に輝いた梅章編集部の皆さん,東北高校新人陸上競技選手権で400mHで第7位に入賞した田部さん,県高校新人大会アーチェリー競技で優勝した男子団体の皆さん,RC70mR第2位の佐藤さん,RC50・30mR第2位の小林さん,県高校囲碁新人大会男子個人戦で優勝した山上さん,SSH生徒研究発表会で奨励賞を受賞したSS部の皆さん,高校生模擬裁判選手権オンライン大会で準優勝した有志生徒の皆さん,化学グランプリ2025で金賞,日本生物学オリンピック2025で銅賞を受賞した白坂さんに校長先生から賞状が伝達され,全校生から大きな拍手が贈られました。おめでとうございます。今後のさらなる活躍を祈っています。
全校集会では,校長先生から「挑戦して失敗して,限界を突破せよ !!」という内容のお話をいただきました。 お話は「君たちは福高OBの有名人を知っているか?」と,校長先生自らフロアに降りて生徒たちに答えを聞くところから始まりました。多くの卒業生が,本校の自由な校風と多様で個性あふれる人との出会いが,その後の人生の大きな糧となったと話している。しかし,最近はSNSの影響もあり,同調圧力が強まる中で自分を出せなくなり,イノベーションが起きづらくなっているのではないか? との危惧が示されました。 その上で「世界を変えるSTEAM人材」(朝日)という本から,イノベーションを起こす人には「型にはまらない(Think out of the box)」「ひとまずやってみる(give it a try)」「失敗して、前進する(fail forward)」という3つの共通点があるということを,そして「まちがえる脳」(岩波新書)からは,「脳はいいかげんな信号伝達をしてまちがえる。それは避けられない。しかし,だからこそ,柔軟で,斬新なアイディアや発想が生まれ,創造ができる。まちがえるからこそ一人一人の成長を生み,回復を促し,個性をつくっている」ということを話されました。 これらから「安全圏から飛び出して,不完全であってもやってみて,失敗したらそこから何かを学びさらに前進する。福高生には,たくさん挑戦して失敗して,限界を突破していってほしい」と,生徒たちの大きな飛躍を期待するお話でした。
特別講演会では,篠木様は「太宰府天満宮の門外不出の梅がなぜ福高の前庭に植えられているのか」「太宰府天満宮との約束」を話されました。 「多くの同窓生が, 東日本大震災や原発事故による厳しい環境にも負けず頑張っている後輩たち励ますために何かできないかと考え,太宰府天満宮に梅の木を恵与していただけないかと働きかけました。一方で, 太宰府天満宮も, 震災で大変な思いをしている東北のために, 何ができるのかを真剣に考えてくださっていました。 同窓生の熱心な働きかけと太宰府天満宮の思いがやっと実を結び,門外不出の梅の木が本校に恵与されたのです。」「太宰府天満宮からは『今度は福島から全国に笑顔を届けてほしい。そして全世界を勇気づけてほしい』とお話があり,同窓生たちもそれを約束しました。皆さんにも『福高の暁』に込められた思いを理解していただき,全国に笑顔を,世界に勇気を与えてほしい」というお話でした。
明日から今年度の後半戦が始まります。失敗を恐れずチャレンジし,失敗から学んで前進するという姿勢を忘れず成長してほしいと思います。そして「福高の暁」の前を通ったときは,先輩方からのエールを思い出してくださいね。
9月25日(木)~27日(土)まで、第61回福島県高等学校新人登山大会に参加してきました。25日は米沢市天元台高原でテント泊。翌26日は天元台~人形石~弥兵衛平湿原~東大巓の往復コースの登山、夜はロッジ泊、27日は麓まで降りて閉会式の後、福島に戻ってきました。初日は不安定な天気で雨に降られましたが、登山日は好天に恵まれ初秋の山々を楽しんできました。今回はトレイルランニング班も作られ、本校生徒も2名、トレイルランニングにチャレンジしました。
8月30日(土) 山岳部で今年2回目の沢登りに行ってきました。
場所は二本松市の湯川。塩沢スキー場の脇を流れる川で、源流はくろがね小屋になります。
7月に1回目の沢登りで行った米沢市の大滝沢とはまた違った雰囲気の沢でした。
八幡滝でシャワークライミングなどをして、暑さを忘れるひと時でした。
八幡滝のシャワークライミング
泳ぐ場面もあります。
三階滝
相恋の滝
カエルも登ってます。
八幡滝でシャワークライム
帰り道、屏風岩に立ち寄りました。
お疲れさまでした。
先日開催された、日本弁護士連合会主催の「第18回高校生模擬選手権オンライン大会」にて、本校2年生4名から成る有志のチームが2年連続の準優勝を果たしました。2年連続3度目の出場となった今年は、覚醒剤取締法を題材とした架空の事件をもとに、弁護側・検察側双方から主張を展開する2試合に臨んみました。大会本番までの約2ヵ月、福島県弁護士会の支援弁護士の先生方からご指導を受けながら準備を進め、当日は見事準優勝という結果を出してくれました。
(大会当日の結果発表後の参加生徒と支援弁護士の先生方の喜びの表情)
8月4日(月)~7日(金)
南アルプスの北岳に山岳部員15名、引率6名で夏山合宿に行ってきました。当初は北アルプスの槍ヶ岳、穂高岳の予定でしたが、天候の関係で場所を変更しました。あいにくの天候で、縦走できず北岳からの往復となりましたが、悪天候の中でも山を楽しむ心を忘れず、充実した合宿となりました。
北岳山頂
北岳山荘のテントサイト(3010m)にて
2日目の夕方ようやく晴れ間が。富士山も見えました。
北岳への登り
方の小屋にて
まだまだ元気
足場の悪いところも。
下界に近づく。
最後のキャンプ場につきました。
部活動
期日:令和7年8月7日~10日
場所:広島県立総合体育館(広島県広島市)
令和7年度全国高等学校総合体育大会 剣道競技
開け未来の扉 中国総体2025 ~輝け君の青春 刻め努力の軌跡~
に福島県代表として出場してきました。
【結果】
男子個人 菅井大志 ベスト32(3回戦敗退)
男子団体 予選リーグ2位(1敗1分)
対 明桜高校(秋田県) 2-2(本数負け)
対 本庄第一高校(埼玉県) 1-1(引き分け)
個人・団体ともに僅差での惜敗となりましたが、
高校生にとって夢の舞台である「インターハイ」で
最後まで攻めの剣道を貫きました。
たくさんの応援ありがとうございました!
朝から強い日差しがじりじりと照りつける中,福島高等学校の体験入学に,450人を超える多くの中学生や保護者の皆様においでいただき,誠にありがとうございました。
全体会では校長先生から次のような挨拶がありました。 「福島高校の校風は「自由」であり,生徒が自主的・自律的に行動し,自ら学ぶことを最大限尊重し,将来,解決困難な課題に果敢に挑戦し,新たな価値や生き方,社会を創造する人間を育成することを目指しています」「福高生には,先生に言われたことしかやらない生徒ではなく,自ら学び行動し,高い目標に向けて自走する生徒になってほしい」「福島高校では,様々な進路行事や課外などで,難関大学等の合格に向けた進路実現を強力にサポートしています。また,医学コースには,医学部を目指す生徒のために医師の講話を聴いたり体験実習をしたりするなど多様なプログラムが用意されています」「特色選抜では,アドミッションポリシーにあるとおり,自らどんどん学ぶ生徒,リーダーとなって頑張ろうとする人,勉強以外のことも頑張る人を求めています。「志願してほしい生徒像」に当てはまると思う人は,ぜひ特色選抜を受験してください」
その後,学校紹介・SSH紹介・卒業生の話があり,福島高校の魅力を在校生や卒業生たちがそれぞれの立場から語ってくれました。
質問タイム・休憩の後,50分間の体験授業が行われました。今回は国語1講座,社会2講座,数学5講座,理科3講座,英語4講座の合計15講座を開講しました。 数学では,数列の和の求め方を考えたり,確率を用いた円周率の計算に挑戦したりして,高校数学の入り口を体験し数学の不思議を味わいました。理科では,振り子の周期から重力加速度を求めたり,湿布薬の成分であるサリチル酸メチルを合成したりして,実験や「なぜ?」を考える楽しさを体験しました。英語では,高校の教科書を読んで,和製英語ではない本来の英単語を学んだり,八村塁選手の活躍を題材にした英文から最善を尽くすことの大切さを考えたりしました。国語では,本校の校章でもある梅花を詠んだ和歌が時代とともにどのように変化してきたのかを学びました。社会では,「アルプスの少女ハイジが教えてくれるもの」「ブラッディ・メアリはなぜブラッディ(血まみれ)になったのか?」などの問いから「なぜ」を考える体験をしました。このように,SSH指定校である福島高校では「なぜ?」を大切にし,その疑問を深堀する探究的な学びを実践しています。
今日の体験入学で,福島高校の魅力を知っていただけたでしょうか。福島高校が築き上げてきた素晴らしい伝統の上に,先輩たちと一緒に新たな1ページを加えてみませんか? そんな挑戦者たちを福島高校は待っています。
7月19日~21日にかけて山形県と新潟県にまたがる飯豊連峰北股岳に行ってきました。
夏山合宿の前にトレーニング山行として毎年、この時期に飯豊山を登りますが、今年は予定していた石転び沢のルート状況が悪く、過酷な梶川尾根往復コースとなりました。猛暑の中、とてもよく頑張り、本番の槍ヶ岳、穂高岳へ向けてよい経験となりました。
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スポーツ大会の熱気が冷めやらぬまま、本日福島高校は夏季休業前の全校集会を迎えました。気温や暑さ指数を鑑み、オンラインの全校集会となりました。
賞状伝達式では,部活動で活躍し優秀な成績を収めた皆さんに,校長先生が賞状を伝達しました。本当におめでとうございます。この夏,全国高等学校総合体育大会(通称インターハイ)には剣道部、アーチェリー部、フェンシング個人が出場します。全国高等学校総合文化祭(通称全国高総文祭)には囲碁部・将棋部・写真部・SSH部生物班の皆さんが出場します。令和7年度SSH生徒研究発表会に放射線班が発表します。その他にも優劣に関係なく様々な活動に自ら一生懸命取り組んでいる生徒たちがたくさんいます。そんな皆さんを心から応援しています。
さて,全校集会では校長先生から,一通のお手紙についてお話がありました。飲食店で高齢の女性から話しかけられた本校生の対応の優しさに感激したという内容のお手紙でした。知らない高齢者に話しかけられても、ちゃんと目を見て最後まで話を聞き、会釈をして終わった姿を見たとのことです。見ていた周りの人も優しさに包まれたという感謝とともに、未来ある優しい子どもたちが育つことを願う内容だったとのことです。校長先生は大江健三郎のノーベル文学賞受賞スピーチを思い出したとのことです。大江はスピーチで、「decent (きちんとした)」という言葉に、寛容さ、穏やかな上品さ、人間らしさいう意味を重ね、これからの日本人に必要な資質だとしました。校長先生は、このたびの生徒の優しさをdecent としつつ、このような時代にあってこそ、decent な人間、まともで人間らしく寛容な人間になって欲しいと話しました。
生徒指導主事からは、周りの人にプラスのエネルギーを与えられる人になって欲しい、夏季休業中には時間もあるので、有意義に過ごして欲しい、失敗や試行錯誤して自分の心を良い思い込みでコントロールして生活して欲しいというお話でした。
明日からの夏季休業が皆さんにとって有意義な時間となることを願っています。8 月19 日(火)にはさらに一層成長し、元気な姿で登校してください。