夏季休業前全校集会
2025年7月17日 16時32分スポーツ大会の熱気が冷めやらぬまま、本日福島高校は夏季休業前の全校集会を迎えました。気温や暑さ指数を鑑み、オンラインの全校集会となりました。
賞状伝達式では,部活動で活躍し優秀な成績を収めた皆さんに,校長先生が賞状を伝達しました。本当におめでとうございます。この夏,全国高等学校総合体育大会(通称インターハイ)には剣道部、アーチェリー部、フェンシング個人が出場します。全国高等学校総合文化祭(通称全国高総文祭)には囲碁部・将棋部・写真部・SSH部生物班の皆さんが出場します。令和7年度SSH生徒研究発表会に放射線班が発表します。その他にも優劣に関係なく様々な活動に自ら一生懸命取り組んでいる生徒たちがたくさんいます。そんな皆さんを心から応援しています。
さて,全校集会では校長先生から,一通のお手紙についてお話がありました。飲食店で高齢の女性から話しかけられた本校生の対応の優しさに感激したという内容のお手紙でした。知らない高齢者に話しかけられても、ちゃんと目を見て最後まで話を聞き、会釈をして終わった姿を見たとのことです。見ていた周りの人も優しさに包まれたという感謝とともに、未来ある優しい子どもたちが育つことを願う内容だったとのことです。校長先生は大江健三郎のノーベル文学賞受賞スピーチを思い出したとのことです。大江はスピーチで、「decent(きちんとした)」という言葉に、寛容さ、穏やかな上品さ、人間らしさいう意味を重ね、これからの日本人に必要な資質だとしました。校長先生は、このたびの生徒の優しさをdecentとしつつ、このような時代にあってこそ、decentな人間、まともで人間らしく寛容な人間になって欲しいと話しました。
生徒指導主事からは、周りの人にプラスのエネルギーを与えられる人になって欲しい、夏季休業中には時間もあるので、有意義に過ごして欲しい、失敗や試行錯誤して自分の心を良い思い込みでコントロールして生活して欲しいというお話でした。
明日からの夏季休業が皆さんにとって有意義な時間となることを願っています。8月19日(火)にはさらに一層成長し、元気な姿で登校してください。