本校は,令和6年の授業日が今日で終了し明日から冬季休業に入るので,本日は全校集会を行いました。今回の全校集会は,インフルエンザなどの感染症で欠席している生徒が多いことからリモートで行い,生徒たちは賞状伝達式や校長先生のお話などを各教室で視聴しました。
全校集会に先立ち行われた賞状伝達式では,写真部・囲碁部・将棋部・SS部・剣道部・バドミントン部・アーチェリー部・有志団体の皆さんに,校長先生から賞状が伝達されました。福島ロケットチャレンジ2024で優勝した有志団体の皆さんをはじめ,県大会で優勝・上位入賞を果たした皆さんおめでとうございました。これからも力を合わせて活動し,さらなる高みを目指して頑張ってください。
全校集会では,校長先生から,今年の1月1日に発生した能登半島地震で被災された方々に,福島県高等学校長協会が「福島から能登 未来へ」という冊子を作成し,それを被災地の皆さんにお届けしたというお話から,校長先生から見た能登の現在をお聞きしました。この冊子は,東日本大震災・原発事故とそれに伴う避難生活や風評被害とのたたかい・台風による大水害・数年後に発生した2度の大地震などを経験した福島の方々からいただいた400を超えるメッセージ集です(内容は「福島から能登 未来へ」をクリックすると読むことができますのでぜひご覧ください)。
能登の被害は甚大で,まだ至る所に撤去されずに残っている瓦礫があり,最近になって校舎の危険性が判明した高校が,離れた場所の校舎での授業を余儀なくされている例もあるそうです。そんな中でも生徒や先生方は負けてたまるかという気持ちで頑張っていて,意思の強さが感じられたとのことでした。そのうえで,福高生には「苦しんでいる人や困難に立ち向かっている人たちを理解し,そういう人たちの力になれるよう知性と人間性を磨いてほしい」というお話をされました。
また,3年生には「力を発揮するには,自分でコントロールできる目の前のことに全力を尽くし,コントロールできないことはあるがままに受け入れる。そう考えて存分に力を発揮してほしい」というエールをいただきました。
教務主任からは,「好きなことをとことん掘り下げた先輩」「課題を指示した日に提出した先輩」「なぞることを勉強だと勘違いしていないか?」「100点でなくとも100%の力は発揮できる」などの話を通して,勉強に対する姿勢や方法を改めて点検してほしいというお話がありました。
梅や桜はこの寒い時期に美しい花を咲かせる力を蓄えると言われています。新年が飛躍の年となるよう知性と人間性を磨き,力を十分蓄える冬季休業を過ごしてください。
ふたば未来学園高等学校において「福島県WWL高校生国際サミット(キックオフミーティング)」(12/7)が開催され、本校からは2名の生徒が参加してきました。
この国際サミットは、「私たちが災害や厄災をしなやかに乗り越えるために、未来創造に向けて育てていく力(レジリエンス)」をテーマに掲げ、生徒たちは5つの探究ゼミ(①FUKKO & DENSHO(復興と伝承)探究ゼミ、②Socio-Economy system(社会&経済システム)探究ゼミ、③Environmental symbiosis(環境共生)探究ゼミ、④Human Science & culture(人間科学と文化)探究ゼミ、⑤Diversity, Equity & Inclusion(多様性・公平性・社会包摂)探究ゼミ)に分かれます。令和7年8月に開催される国際サミット本番に向けて、それぞれの探究ゼミごとに設定した課題について対話を通して理解を深めていくことになります。今回は、参加者同士の初顔合わせということで緊張している様子もありましたが、同じ探究ゼミの仲間とともに各自のテーマについて活発に意見交換を行いました。これから対話がどのような形で進んでいくのか、とても楽しみです。
11⽉30⽇(⼟)、12⽉1⽇(⽇)の⼆⽇間にわたり本校⼭岳部のオリジナル企画「地図
に残るチャレンジ第⼀弾」(Border to Border)を⾏いました。
これは、⼭岳部員と顧問、計19名が栃⽊県と福島県の県境(追分の明神︓住吉⽟津島神
社)から宮城県と福島県の県境まで約130kmをリレー形式でランニングするというもの
です。
初⽇は多少⾬に降られたものの、想定よりも速いペースですすみ、16時には⼆本松
市まで到達しました。⼆⽇目も天候に恵まれたおかげで13時にはゴール地点まで⾛り
きることができました。このチャレンジへ向けて部員たちは放課後、信夫⼭周辺でのラ
ンニングに取り組んできました。その甲斐あって部員の中にはキロ4分半というペース
で担当区間を⾛りきる⽣徒もいました。
全員で⼒を合わせれば「地図に残る」ビッグチャレンジを達成できるということを実
感し、部員たちは次の目標に向けて意欲的に部活動に取り組んでいます。
スタート地点 ↓
⽮吹付近 ↓
郡⼭付近 ↓
家族の応援 伊達付近 ↓
ゴール地点 ↓
福島県⽴医科⼤学 ⼩児科学講座 鈴⽊雄⼀先⽣をお迎えし、「第1回いごころ講座」
(1学年医学コース)を実施しました。今年度の講演テーマは「摂⾷障害〜『太りたく
ない』願望でやせ過ぎに ⼼の不安を少しずつ解消し⾷事を⾒直す〜」です。鈴⽊先⽣
には摂⾷障害の医学的定義や発祥の契機とメカニズム、からだと⼼の変化、将来への影
響、等について具体例を交えながら⼤変分かりやすく説明していただきました。講演後
の質疑応答では、⽣徒たちからの質問が多く寄せられるなど、とても有意義な講演会で
した。
10月24日(木)の放課後、梅苑会館にてリベラルゼミが開催されました。今回は、津田塾大学学芸学部准教授の北村文先生を講師にお招きし、「身のまわりの“世界”と自分のアイデンティティを見つめ直す」という演題で、ジェンダーについて考えました。
「リベラルアーツとは、自分になるための学問である」という観点から、「わたし」を自分だけでは決められないという不自由さを抱える存在である自分や、ジェンダー規範やジェンダー実践について、初学者でも分かりやすい語り口から本質に迫るゼミとなりました。現実の問題や複雑性を、ことばによって見えるようにしたり捉えなおすことこそ、リベラルアーツの学びであるという先生のお話に刺激を受け、講義後の質問では多くの生徒が自身の思いを自分なりのことばで表現してくれていたように思います。
今回は、本校生のみならず、桜の聖母高校と福島商業高校からも参加者が来てくれました。今年度から、リベラルゼミは近隣の学校にも開放しています。本校を軸に、こうした高校生同士の知のネットワークが広がることを期待しています。
10月19日(土)、本校2年生2名が「ぼうさいこくたい2024 in 熊本」に参加してきました。
2020年度から宇和島NPOセンターが主催するオンラインでの「防災ゼミナール」に参加してきて5年目となる今年は、2022年から3年連続で「ぼうさいこくたい」にて共同でのワークショップを開催しました。全国から集まった6校の高校の生徒たちが、それぞれに取り組んでいる防災に関する取り組みを共有しながら、今年の能登半島地震、豊後水道地震などの事例を踏まえて、会場参加者とともに今後の防災や復興のあり方について議論してきました。
過去の災害を学び、よりよい未来を創るために、今、何を教訓として語り継ぐのか、高校生目線での熱い議論が交わされた場でした。
なお、この取り組みは、県教委による「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」の一環として実施しました。
10月19日 研修旅行最終日
研修旅行最終日となりました。
本日も朝から曇りでした。
午前中の行程では、少し雨が降ることがありましたが、
無事、河村能楽堂で能を観覧・体験し、北野天満宮では受験生となるため参拝をしてきました。
午後になり、京都駅から福島駅に向け新幹線に乗車し帰り始めました(13:16)。