[スーパーサイエンスハイスクール]
SSH国際共同研究研修(カナダ研修)3日目
本日はまずはじめに、昨日学んだ水溶液中の溶存酸素量を調べる方法を用いて、シャー二ガンレークの3つの水生植物がどれだけ光合成を行うか実験で調査をしました。3校の生徒達が協力しあい、同じ水生生物に対して、炭酸水、蒸留水、光照射ありなしと条件を振って実験のデータを取得しました。実験の後は、各校のこれまでの取り組みについて発表を行い、情報共有を行いました。
午後はシャーニガンレークスクールのスケート場でスケートを行った後、バルディー山に入り散策をしました。木の直径や年齢の測定法などカナダの自然環境を学習しました。この学習を通して、カナダの人たちがいかに自然を愛しているか理解することができました。
夕食後は、3校の共同研究について話し合いました。各校それぞれの近くにある湖の水生生物に関して、同じ方法でデータを取得し比較していくことで決まりました。
明日でカナダ研修は折返しとなります。明日からも引き続き、頑張りたいと思います。
祝 化学グランプリ2019金賞受賞!
8月19日(月)~20日(火)に工学院大学で開催された「化学グランプリ2019二次選考会」にスーパーサイエンス部3年の安斎優希くんが出場し、金賞を受賞しました!
7月の1次選考を経て全国から80名程度が選抜され、今回の二次選考が行われました。
筆記だけでなく実験技術も必要になるため、化学に関する総合力が認められたと言えます。
福島高校では、休日を利用して科学系オリンピックのための対策講義を行っており、生徒の参加を推奨しています。
SSH国際共同研究研修(カナダ研修)2日目
日時: 2019年8月20日(火)
2日目は半日かけてバスとフェリーを使いバンクーバー島にあるシャーニガンレークスクールへ移動しました。
シャーニガンレークスクールでははじめに、一緒に共同研究を行うシャーニガンレークの生徒たちが校内を案内してくれました。湖がすぐ側にあり泳ぐことができること、様々な施設が自然豊かな土地の中で素晴らしく調和して建てられており、充実した文化・体育などの教育活動が行われていることがわかりました。
夕食のあとは、シャーニガンレーク高校の化学の先生の指導のもと、シャーニガンレークの生徒たちから、湖の水生植物の光合成がどれくらい行われているかの実験方法を教わりました。具体的に水中の溶存酸素量を測定する2つの方法を実習を通して学びました。
その後、周りが暗くなるまでキャンプファイヤを行いました。シャーニガンレークの先生方にはキャンプファイヤーまで準備していただき、幻想的なシャーニガンレークの夜空に囲まれて、心まで暖かくなる体験ができました。
暗くなってからは天文台で木星や土星の観察を行いました。土星の輪がはっきりと見え、言葉では表現しにくい感動の体験ができました。
明日は本日学んだ溶存酸素量を測定する実験を共同で行う予定です。
令和元年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会
令和元年8月7日(水)~8日(木)に、「令和元年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」が神戸国際展示場で開催されました。
全国のSSH指定校212校の代表がポスター発表を行い、日ごろの研究の成果を披露しました。
本校からは校内セレクションを経て選出されたプラズマ班3名が参加し、『プラズマによる流体制御の研究Ⅱ~風力発電への応用を目指して~』について発表を行いました。
ポスター発表では、全国の高校生や参加者の皆さんと意見交換し、いただいた質問や意見から新たな知見を得る場面も多くありました。
審査の結果、奨励賞と生徒投票賞を受賞しました。
2017年からスタートした本研究では、多くの皆様のご協力をいただいております。
この場を借りて御礼申し上げます。
今後さらに本研究を発展させるべく、先輩から知識と技術を引き継いだ生徒たちが頑張っています。
SSH国際共同研究研修(カナダ研修)1日目
日時: 2019年8月19日(月)
カナダ研修がはじまりました。立命館高校(京都), シャーニガンレーク高校(カナダ)の生徒達と交流し共同研究を行うことで国際力の育成を行う研修です。
8月19日(月)は福島駅から新幹線などで成田空港まで移動し、立命館高校の生徒2名と合流しました。そして、飛行機でカナダバンクーバーまで移動し、到着は時差の関係で時間が戻り、その日の朝の9時半でした。
立命館高校の卒業生でカナダ在住の大学院生の糸井さんに、UBC(ブリティッシュコロンビア大学)やバンクーバー市内を案内していただきました。
UBCではまず立命館UBCハウスの塩澤さんよりUBCは世界ランキング20位以内の大学であることや、日本の明治時代頃から始まる歴史ある大学であることなど概要を講義していただきました。また講義では、数年前から日系人が学長になったことが、カナダの日系人社会で話題になったことも教えていただきました。UBCでは他に自然史博物館などを訪れました。
1日目は時差の関係から長い1日でした。明日はシャーニガンレーク高校に訪れます。
コミュタンサイエンスアカデミア~第2回目~
8月17日(土)はコミュタンサイエンスアカデミアの講師として、SS部20名がエッグドロップを行いました。
参加者の小学生と一緒にエッグドロップを行い、「仮説→実験→考察」の一連の流れを体験しました。
参加した小学生の皆さんは、常識にとらわれない柔軟な発想をする子達ばかりで、私たちも大変素晴らしい経験となりました。
福島高校SS部では、13年間のSSHの取組の成果を県全体に波及させていきたいと考えています。
福島環境フォーラム2019にてポスター発表
日時:2019年8月10日(土)
場所:三春町 コミュタン福島
参加人数:4名(2年生 2名, 1年生 2名)
本校SS部 放射線班4名が, 福島環境フォーラムで課題研究のポスター発表をしてきました。また、自然環境に関して議論するワークショップにも参加いたしました。表現力と発信力を向上できました。
国際放射線防護ワークショップ2019(6日目最終日)
☆☆☆ 6日目 ☆☆☆
○贈呈式、ポスター発表、閉会式
東京の衆議院第一議員会館に移動した後、この研修でお世話になったサッポロビールと東芝国際交流財団に福島の桃を贈呈いたしました。
その後、昨日作成したこの研修を通して伝えたいことのポスターをスクリーンに投影して発表を行いました。そして次に、ポスター形式の質疑応答を行いました。サッポロビールや東芝国際交流財団の方々だけでなく、復興庁、環境省、外務省の方々に発表を聞いていただき、多くの意見や質問をいただくことができました。
発表の後は閉会式を行い、生徒全員が無事に6日間の研修の修了証をいただくことができました。最後にフランスの方からサプライズで我々全員に対してありがとうのメッセージをいただきました。
○帰路
帰りは国会議事堂を見学した後、新幹線で福島に帰りました。
6日間の放射線防護ワークショップを通して、福島の復興の現状や除染、廃炉の状況がより理解できました。福島の現状は日々変化していてかつ複雑でした。正しく理解して正しい判断をしようと言われるなかで、この問題は科学だけでなく、社会学でもあり人の価値基準の違いといった要素も含むため、何が正しい行動なのか人によって答えが違っている現状があることもわかりました。また第一原発や中間貯蔵施設を見てわかるように復興は着実に進んでおり、またその施設の壮大さから多くの国民の方々の力があってこその今の復興状況であることも理解できました。福島をより理解することができた6日間でした。
今後もより広い視点で物事を考える努力を行い、自分の意見を持って主体的な行動を行っていくことを期待したいと思います。
国際放射線防護ワークショップ2019(5日目)
☆☆☆ 5日目 ☆☆☆
○中間貯蔵施設見学
中間貯蔵施設内をバスで巡り見学しました。保管場、水処理施設、仮設焼却施設、土壌貯蔵施設を見学しました。8000Bq以下の受入・分別施設の作業の様子もガラスごしに見学しました。1日2000台と言われる多くのダンプカーが出入りする様子も感じることができました。
○大熊食堂
昼食は、東京電力が作業員に温かいご飯を提供しようと帰還住民のために一般開放した大熊食堂で食べました。
○福島第2原子力発電所の見学
現在、冷温停止中の福島第2原発を見学しました。はじめに講義を通して、福島第2原発の震災当時の状況や現状を学習しました。その後、防護服(タイベックスーツ)を身に着けて格納容器、圧力容器内を見学しました。圧力容器内のペデスタルでは燃料がどのようになったか、よりスケール感をつかむことができるようになりました。また新安全基準であらたに設置することになった電源車やその配置場所も見学しました。
○ポスター作成
生徒たちはこのワークショップで学んで伝えたいことを、1枚のポスターにまとめる活動を行いました。疲れもたまっているなか、生徒同士で意見を交換をしたり、Googleスライドで共同編集したりしながら1枚のポスターにまとめあげました。明日はこのポスターを使って外部の人に発表をします。
アオウゼ・スーパーサイエンスフェア
8月3日(土)に福島市アオウゼ多目的ホールにてスーパーサイエンスフェアを開催いたしました。
7つの科学実験のブースを準備し、生徒達は工夫してわかりやすく教えていました。
夏休みの自由研究のヒントとして、写真をとったり、メモをとっている子ども達もたくさんいました。
4時間程度でしたが、400名以上の方に来場いただきました。ありがとうございました。
産総研一般公開に出展しました
7月27日(土)、郡山にある産総研福島県再生可能エネルギー研究所一般公開において、SS部バクテリアセルロース班が出展してきました。ポスターとバクテリアセルロースの現物を用いて、来場された一般の方々に研究内容を分かりやすく説明しました。空き時間には、産総研の様々な展示ブースや他の高校・大学・企業などのブースを見学し、興味深い技術に触れ、大変勉強になりました。
国際放射線防護ワークショップ2019(4日目)
☆☆☆ 4日目 ☆☆☆
○ワークショップ続き
生徒たちは昨日から行っている福島の現状を改善する提案のポスター作成を行い、それを完成させました。そして、発表練習を行いました。
○第4回福島第一廃炉フォーラム学生セッション
廃炉フォーラムの学生セッションにて、福島の現状を改善する提案のポスター発表を行いました。生徒たちはチームで話し合い、しっかりと全員が納得する形で役割分担を行い発表を行いました。提案は本質つく発表が多く、NDFの山名理事長からは予定時間を超えるたくさんの熱い講評をいただく結果となりました。また、開沼先生からも昨日の指摘事項をしっかりと修正して改善していたと評価をいただきました。
○廃炉フォーラム「語り合う」セッション
午後は廃炉フォーラムの「語り合う」セッションに参加しました。市民、専門家、企業などの様々な立場の意見を知ることができ、またグラフィックレコードの作成者がこれを作成してわかったことも知ることができました。
○ゲームとワークショップのふりかえり
夕食後はフランスや日本の高校生が一緒になってゲームを行いました。
明日でワークショップも残りあと2日です。生徒たちはいままでの活動を振り返り、ワークショップに参加してみて伝えたいことを意見交換しました。そして、最終日に何を発表するか大枠を話し合いました。
国際放射線防護ワークショップ2019(3日目)
☆☆☆ 3日目 ☆☆☆
○被災地を見学
開沼先生の解説を受けながらバスで被災地を巡りました。請戸小学校は地震のあとすぐに津波の被害を逃れるために大平山まで避難して全員が助かった小学校です。バスから降りて、実際に今は霊園となった大平山から請戸小学校を見学したりしました。また、夜の森の桜並木のバリケードも訪れ、帰還困難区域と避難指示が解除された境目も見学しました。道路一本の違いだけで復興の状況に大きな違いが見られることがわかり、またこの違いが賠償金の大きな違いとなり、住民の精神的分断の一因を作っていることも学びました。特定廃棄物埋立情報館リプルンふくしまにも訪れ、放射性物質に汚染されたごみの埋立処分について学びました。
○市川英樹さんの講話
元原発作業員で福島田んぼアートプロジェクト代表の市川英樹さんから、原発作業員での経験談や日本一の田んぼアートを目指すことになったきっかけについて話を聞きました。福島を元気づける熱い想いが伝わってきました。
○放射線の見える化の研究
放射線測定を2次元的・3次元的に短時間で測定可能なカメラの研究開発をされている日本原子力研究開発機構の佐藤先生の講義を受けました。生徒はピンホールカメラやコンプトンカメラの原理やそれぞれの利点について、あらかじめデジタルカメラで撮影した3次元画像データと放射線の3次元測定結果を組み合わせることで、作業員がホットスポットの場所をすばやく認識できるようになる装置を作ることができることを学びました。
○福島イノベーションコースト構想の講義
福島イノベーションコースト構想推進機構の鈴木さんに講義をしていただき、福島イノベーションコースト構想の概要を学びました。
○ワークショップ
生徒たちは昨日決めたテーマをもとに、班ごとに福島の現状を改善するための提案を考えました。今までの研修や体験で学んだことをもとに、今の福島の問題点を班ごとに明らかにし、それらの問題点を解決するための方法を具体的に意見を出し合いまとめました。途中で開沼先生らにご指摘をいただき、また完成した提案を再び評価の観点に照らし合わせて批判的思考で見つめ直して修正を加えました。明日の午前に最終的にポスター形式で提案をまとめて完成です。
国際放射線防護ワークショップ2019(1,2日目)
8月1日(木)より、福島の復興の現状を学び発信するワークショップが始まりました。本校からの7名が参加し、安積高校、ふたば未来学園高校、東京都立戸山高校、フランスの高校生とともに活動をしていきます。
☆☆☆ 1日目 ☆☆☆
○三春コミュタン研修
英語で311の地震と原発事故の概要、そして復興の現状や霧箱などを用いて放射線の基礎知識を学びました。日本人による英語の解説も新鮮な体験でした。
○シュナイダー先生講義
避難生活がいつまで続くのかを考えさせる講義をしていただきました。生徒たちは震災当時、小学校1,2年でした。講義では避難範囲の決め方、賠償金の決め方と対象者、除染の範囲や必要性を当時の福島の対応で本当に良かったのかを考えさせる内容でした。避難の手順、避難した人が帰る手順を決める難しさを理解できました。
○学校紹介
夕食のあとは各校がスライドなどを使い学校紹介を行いました。
☆☆☆ 2日目 ☆☆☆
○講義
立命館大学准教授の開沼先生より講義があり、数値で復興の状況を学ぶことができました。また安積高校の理科教諭の千葉先生からは放射線に関する知識を学ぶ際の心構え、つまりは数値的かつ科学的かつ論理的に考えることが大事であることを学びました。都立戸山高校教諭の小林先生からは戸山高校の過去に放射線防護ワークショップに参加した生徒のその後の活躍を知ることができました。
○福島第一原子力発電研修
津波から水素爆発などにいたるまでの事故の概要、1号機から4号機のそれぞれの経緯と現状、汚染水対策の3つの基本方針の講義を受けました。そして、バスに乗り、バスの中から福島第一原子力発電所を見学しました。原子炉建屋の見学だけでなく、汚染水処理装置や貯蔵タンク、免震重要棟も見学をしました。見学後は、東京電力が取り組む風評被害軽減の取り組み、地域復興に向けた取り組みを講義で学びました。
○第4回福島第一廃炉国際フォーラム学生セッションに合流
廃炉フォーラムの学生セッションに合流し、班分けを行い、班ごとで活動のテーマ決めを行いました。
長野県屋代高校とのSSH交流会
8月1日(木)の午後から長野県屋代高校の皆様と交流会を行いました。
屋代高校は伝統あるSSH校(平成15年~SSH指定)で、毎年福島に来ていただいています。
互いの学校の研究発表、福島高校敷地内の放射線量調査を行い、最後に「震災後の福島」「他県から見た福島」をテーマに
グループごとにディスカッションを行いました。
あっという間の交流会でしたが、同じSSH校として互いに刺激を受けることができたと思います。
佐賀総文祭 自然科学部門
令和元年7月27日~29日、佐賀県で行われた第43回全国高等学校総合文化祭佐賀総文 自然科学部門へSS部プラズマ班の生徒が参加してまいりました。
ポスター(パネル)部門への参加し、「プラズマによる流体制御の研究」について発表しました。
全国から集まった生徒たちと議論を交わしながら、これまで行ってきた研究をより深く考察する機会となりました。
巡検研修では、佐賀大学海洋エネルギー研究センター・カブトガニ産卵地見学に参加し、有意義な時間を過ごすことができました。
審査の結果、奨励賞を受賞いたしました。
研究を支えてくださったすべての皆様にこの場をお借りして感謝申し上げます。
企業ツアー
7月29日(月)に本校SSH1年生希望者による企業ツアーを行いました。今回見学させていただいた企業は、イービーエム株式会社様、NECプラットフォームズ株式会社様です。どちらも福島市内にある企業で、主に製造・開発を行っている企業です。
午前はEBM様にお邪魔いたしました。こちらは医療用の手術トレーニング用器具を製造している会社です。また、製造・開発のみならず、多くのお医者さんが福島市に訪れ、こちらの会社でトレーニングを行っています。本研修では、社内の見学や製造開発におけるお話、なぜ福島でこのような仕事を行っているかなど、ディスカッション形式でやり取りを行い大変貴重な体験をすることができました。
午後はNEC様に伺いました。こちらは無線通信機器を製造する会社です。本研修では、製造ラインの見学や開発の無線技術の向上、生産効率の向上への取組の説明をしていただきました。こちらでも普段見ることのできない裏側の部分を見ることができ大変貴重な経験になりました。
今回の企業ツアーを通して、モノづくりの魅力や大変さを学ぶことができました。今後の課題研究や進路選択に生かしてもらいたいと思います。
今回の見学研修に協力していただきました、イービーエム株式会社様、NECプラットフォームズ株式会社様にはこの場を借りて感謝申し上げます。
スーパーサイエンスフェアを開催します
以下の日程でスーパーサイエンスフェアを開催いたします。
アオウゼで実施しますので、ご来場をお待ちしています。
日時:令和元年8月3日(土)11:00~15:00
場所:アオウゼ多目的ホール(MAXふくしま4階)
内容:子ども向けの科学実験を行います。
カラフルバブル、ダイラタンシー流体、化石を作ろう、水をはじく実験
ケミカルグラス、スーパーボール、ガウス加速器
日英サイエンスワークショップ・生徒感想
以下、参加生徒5名の感想です。
①
今回の研修では、講義やディスカッションを始めとして多くの貴重な体験をした。前半では歴史上有名な科学者たちについての知識を深められ、後半にはケンブリッジでの怒濤のスケジュールのもと外国人との交流を図った。外国人との英語のみのコミュニケーションはスムーズにいかないことが多くあり苦労したが、身振り手振りなどで伝えるなど他の方法で伝えるよう努力できたと思う。学習だけでなく、観光や文化交流といった活動でも学べることがあり、とても充実していた。このような経験を無駄にしないようにも、今後の活動に活かせるようにしていきたい。
②
私は今回の日英研修で初めてイギリスを訪れました。最初は現地の方々の英語のスピードの速さについて行くことができず大変なことも多かったですが、時間が経つにつれて現地の方々のスピードに耳が慣れてきて初日に比べると聞き取れる言葉が多くなりました。立教英国学院の方と一緒に寮生活やロンドン市内を観光した時は自分と同世代の人が外国で英語を使って当たり前に生活していることに刺激を受けると同時に自分の英語力の未熟さを改めて実感しまし た。
最後の1週間は実際にケンブリッジ大学でイギリスの高校生の方とサイエンスプロジェクトを行い、生徒や教授に英語でインタビューし、実際にポッドキャストとして世界に発信しました。交流していく中で、大切なのは間違いを恐れずに自分の意見をしっかり伝えることだと 気づくことが出来ました。2週間という短い期間でしたが、学習面だけでなく人生の経験として多くのことを学べたと思います 。今回の研修で広がった選択肢を今後の進路にも活かしたいと思いま す。
③
2週間という短い間ではありましたが、遠藤先生のスピーチから言葉をお借りすると、お金でも買えないかけがえのない経験をすることが出来ました。この2週間で知り合えた素敵な方々とのご縁を大切にしながら、関わってくださった全ての方々への感謝の気持ちを忘れずに、自分の将来の夢の実現にこの経験を生かすという形で恩返しをしていけたらと思います。
④
今回の研修で私は、社会のグローバル化と実践的な英語力の重要性を身をもって感じました。特に英国の生徒とパートナーをくみ行ったケンブリッジ大学での研究成果発表のプレゼン作成では、自分はパートナーに頼りきりでとても共同作業とはいえませんでした。今の自分の英語力では、今回事前研修をさせていただいたバークレイズさんのような様々な国や地域出身の人々がともに働いたり、学んだりする場に参加することはできないと思いました。そのため今後は、今回の研修で得られた沢山の経験を活かしつつ、世界と日本の現状も踏まえて自分の将来について考えるようにしたいと思います。
⑤
イギリスでの2週間は今までで1番と言っていいほど刺激的なものでした。見るもの全てが新鮮で非常に楽しかったです。プレゼンを作る過程ではイギリスと日本の生徒で話し合いを行いました。お互いに相手のことを考えながら自分の考えを交流させられたことは非常に有意義なことでした。この研修全体を通して、自分と周りの仲間との関係性や自分の世界の中での立ち位置を考えたりでき、国際性を高められたと思います。この経験は一生の中で非常に有意義なものとなると思うので、これからの学校生活でもしっかり活かしていけるように頑張っていきます。
日英サイエンスワークショップ・帰郷
成田から福島に帰ってきました。
イギリスへと渡ってとても濃密な2週間を過ごすことができました。
7月16日・福島から出発する時の写真と29日・福島に帰ってきた写真です。