福島高校ニュース

[スーパーサイエンスハイスクール]

【2学年】SS探究「オンライン研修」を行いました

5月31日(水)、2学年では「総合的な探究の時間」の代替科目である「SS探究」の授業で、サイエンスリサーチ(全員課題研究)の研究計画についてのオンライン研修を実施しました。

SSH指定第4期、最初のサイエンスリサーチは「教科の学習」を大テーマに、国語、地歴公民、数学・情報、理科、保健体育、芸術、外国語、家庭の8教科を入り口にして班編成をしています。

4月から、班ごとに研究テーマやリサーチクエスチョン(探究上の問い)を決定し、これらに研究の手法を加えた「研究計画書」を作成してきました。

▼研究計画書を作成する様子

 

今回のオンライン研修は、計画書を作成するにあたって参考にした文献の著者など、研究のプロである大学教員や行政職員の方にご連絡し、研究計画に対してご指導をいただくことを目的にした取り組みです。

生徒たちは、外部の方へのメールの送り方やZoomを用いたオンライン会議の方法について学び、準備をしてきました。当日は非常に充実した研修を行うことができたようです。

▼1人1台端末を用いてのオンライン研修の様子

オンライン研修を受け入れていただいた先生方、誠にありがとうございました。

以下、オンライン研修を終えた生徒たちの感想(一部)です。

  • 研究計画書について自分達では気づけなかったことに気づくことが出来た。ためになるお話が沢山聞けて良かった。これからするべきことが決まってきた。
  • 私達が心配に思っていたことやわからないことを丁寧に説明してくださり、感じたことを伝えてくださったので、研究をより進めることができました。研究の進め方のアドバイスもしていただけて本当に嬉しかったです。
  • 自分たちの研究計画書が不明瞭だと改めて思った。現状、計画内容がまだはっきりしていないので、今回のオンライン研修を踏まえてまた計画を練り直したいと思いました。
  • 自分たちでは考え至らなかった新しい角度からのアプローチで、研究の進め方や解決策のアイディアを教えてもらえて、研究の方針を見据えることができてよかった。

サイエンスフェスティバルin郡山市ふれあい科学館

 5月3日(水)、郡山市ふれあい科学館で実施されたサイエンスフェスティバルにスーパーサイエンス部の1・2年生14名が参加しました。生徒たちは、「光るスライム」と「象の歯みがき粉」の2つの実験を行い、多くの子ども達が参加してくれました。子ども達に科学の楽しさを伝えるきっかけになるとともに、生徒達にとっても貴重なサイエンスコミュニケーションの場となりました。

 ふれあい科学館の皆さん、本当にお世話になりました。

「象の歯みがき粉」を実施した生徒達↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「光るスライム」を実施した生徒達↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

象の歯みがき粉の様子①↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

象の歯みがき粉の様子②↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光るスライムの様子①↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光るスライムの様子②↓

 

 

 

 

 

 

 

 

第1学年「SS探究」特別講義

4月20日(木)13:10~15:00の時間に、本校第一体育館にて東北大学大学院生命科学研究科教授の渡辺正夫先生による講演会を実施しました。

久々に対面での実施となりましたが、講師と生徒が双方向にやりとりする形式で行われ、生徒達から多くの質問が出ました。

将来に向けたキャリア形成や、これから課題研究を進めるにあたりどのように行動すれば良いのかなど、これから探究的な学びに触れる生徒達にとって大変価値のある講演会でした。

第12回科学の甲子園全国大会に出場しました。

令和5年3月17日〜19日につくば市で行われた第12回科学の甲子園全国大会に福島県代表として出場しました。

 

全国都道府県の代表が集まり、筆記競技と3つの実技競技が行われました。

 

残念ながら入賞とはなりませんでしたが、 チームで協力しながら全国の舞台で堂々と戦ってきました。

 

 

 

令和4年度生徒研究発表会が開催されました

 令和5年2月24日(金)に令和4年度生徒研究発表会が開催されました。今回の発表会では、口頭発表・ポスター発表・1学年ディベート決勝戦が行われました。口頭発表とディベートはオンラインで、ポスター発表は対面とオンラインで実施されました。ポスター発表を対面で実施するのは3年ぶりです。

 口頭発表では本校の発表に加え、フィリピンのPhilippine Science High Schoolとの共同研究や、姉妹校であるタイのPrincess Chulabhorn Science High School Nakhon Si Thammaratの発表も行われました。

口頭発表の様子↓オンラインで実施し、生徒は各教室で発表を聞きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイから発表に参加した生徒達↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ポスター発表では95件の発表が行われ、福島県立田村高校、福島県立福島工業高校、福島県立福島明成高校、筑波大学で学ぶ本校のOBも参加しました。

本校生のポスター発表の様子①↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本校生のポスター発表②↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポスター発表全体の様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福島県立田村高校のポスター発表の様子①↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福島県立田村高校のポスター発表の様子②↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福島県立福島工業高校のポスター発表の様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福島県立福島明成高校のポスター発表の様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筑波大学に所属する本校OBによるポスター発表↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディベートの様子↓ 論題は「コンビニの深夜営業を禁止すべき」

 

 

 

 

 

 

 

 

 オンラインを活用した海外の高校の参加をはじめ、県内や福島市内の高校の参加もあり、大変充実した発表会になりました。発表に参加された学校の皆さん、参加いただきありがとうございました。来年度の発表会でまたお会いしましょう。

~生徒の感想~

・難しい研究テーマが多かったが、どれも身近な問題を解決するのにつながっているものだった。自分達がわかったことをまとめ、考察するだけでなく、どうしたら問題の解決につながるのかまで考えるとよいというようなアドバイスをいただいたので、来年の探究ではそこも意識していきたい。

・口頭発表では課題に向き合い、その結果など詳しく説明されててとても興味深かった。ポスター発表では自分も発表する側だったので聞く人にどうしたら分かりやすく伝わるか、ポスターの構成や原稿も時間をかけて制作してきたので、楽しく聞いてくれる人が多くてとても安心した。

・福高以外の普段は聞くことができない貴重な発表を聞くことができてすごく良かったです。他の人の考えを知ることで自分の研究や進路につながることがたくさんあると思ったので、こういった機会は大切だと思いました。

・今日は楽しかったです。ポスター発表では、福高のポスター発表も見ましたが、県工、田村、筑波大のポスター発表も見ました。福高ではなかなかない視点から研究したものもあって、すごく興味深くておもしろかったです。また、勇気を出して質問をしたのですが、それによって新たにわかったこともあって、勇気を出してよかったです。

何度も繰り返し発表したことで、ずっと苦手だった人前での発表に対する苦手意識がかなり薄れたように感じます。様々な専門家の方々から貴重なご意見なお褒めの言葉を頂けて、本当に有意義な時間にできたと思います。なかなか聞く機会のない他校の研究もとても面白かったです。

 

 

 

 

 

Toyama Science Symposiumに参加しました

 令和5年2月5日(日)、スーパーサイエンス部のメタン菌班2名と接ぎ木班2名がToyama Science Symposium(東京都立戸山高等学校の生徒研究発表会)に参加しました。2班はポスター発表を行い質問やアドバイスを受けるとともに、多種多様な発表を聞いて大いに刺激を受けているようでした。今後の研究活動に活かしてほしいと思います。

 戸山高校の皆さん、発表の機会を与えていただきありがとうございました。

発表会に参加した生徒↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メタン菌班の発表の様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

接ぎ木班の発表の様子↓

SS探究ウメタンS 沖縄科学技術大学院大学 クリスティーヌ・ラスカム先生によるオンライン講義

 2月1日(水)にSS探究の発展講座であるウメタンSで、沖縄科学技術大学院大学(OIST)のクリスティーヌ・ラスカム先生によるオンライン講義が実施されました。当日はOISTに関する話やラスカム先生のキャリアパス、そして高分子化合物に関する講義を英語で実施していただきました。ほとんどの生徒は初めての英語による講義でリスニングに苦労していたようですが、その分、英語学習の重要性にも改めて気が付く機会となったようです。

 OISTのスタッフの皆さん、ラスカム先生、ありがとうございました。

ラスカム先生と生徒達↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~生徒の感想~

・英語はこれからしっかりと勉強していこうと思った。半導体ポリマーが増えればプラスチック廃棄の問題解決にも繋がると思う。

・OISTの5年で一貫した博士課程のカリキュラムのことを知れたので、今後の進路選択に役立てたいと思いました。

・今回の講演は、全ての分野の知識が必要だなと改めて思った。聞き取るには英語が分かってないといけないし、化学の用語も知っていなければならないし、世界の環境問題も理解していないといけなかったので、今後はひとつの分野に限らず色々なことが分かるようになりたいと思った。