朝から強い日差しがじりじりと照りつける中,福島高等学校の体験入学に,450人を超える多くの中学生や保護者の皆様においでいただき,誠にありがとうございました。
全体会では校長先生から次のような挨拶がありました。
「福島高校の校風は「自由」であり,生徒が自主的・自律的に行動し,自ら学ぶことを最大限尊重し,将来,解決困難な課題に果敢に挑戦し,新たな価値や生き方,社会を創造する人間を育成することを目指しています」「福高生には,先生に言われたことしかやらない生徒ではなく,自ら学び行動し,高い目標に向けて自走する生徒になってほしい」「福島高校では,様々な進路行事や課外などで,難関大学等の合格に向けた進路実現を強力にサポートしています。また,医学コースには,医学部を目指す生徒のために医師の講話を聴いたり体験実習をしたりするなど多様なプログラムが用意されています」「特色選抜では,アドミッションポリシーにあるとおり,自らどんどん学ぶ生徒,リーダーとなって頑張ろうとする人,勉強以外のことも頑張る人を求めています。「志願してほしい生徒像」に当てはまると思う人は,ぜひ特色選抜を受験してください」
その後,学校紹介・SSH紹介・卒業生の話があり,福島高校の魅力を在校生や卒業生たちがそれぞれの立場から語ってくれました。
質問タイム・休憩の後,50分間の体験授業が行われました。今回は国語1講座,社会2講座,数学5講座,理科3講座,英語4講座の合計15講座を開講しました。
数学では,数列の和の求め方を考えたり,確率を用いた円周率の計算に挑戦したりして,高校数学の入り口を体験し数学の不思議を味わいました。理科では,振り子の周期から重力加速度を求めたり,湿布薬の成分であるサリチル酸メチルを合成したりして,実験や「なぜ?」を考える楽しさを体験しました。英語では,高校の教科書を読んで,和製英語ではない本来の英単語を学んだり,八村塁選手の活躍を題材にした英文から最善を尽くすことの大切さを考えたりしました。国語では,本校の校章でもある梅花を詠んだ和歌が時代とともにどのように変化してきたのかを学びました。社会では,「アルプスの少女ハイジが教えてくれるもの」「ブラッディ・メアリはなぜブラッディ(血まみれ)になったのか?」などの問いから「なぜ」を考える体験をしました。このように,SSH指定校である福島高校では「なぜ?」を大切にし,その疑問を深堀する探究的な学びを実践しています。
今日の体験入学で,福島高校の魅力を知っていただけたでしょうか。福島高校が築き上げてきた素晴らしい伝統の上に,先輩たちと一緒に新たな1ページを加えてみませんか? そんな挑戦者たちを福島高校は待っています。
7月19日~21日にかけて山形県と新潟県にまたがる飯豊連峰北股岳に行ってきました。
夏山合宿の前にトレーニング山行として毎年、この時期に飯豊山を登りますが、今年は予定していた石転び沢のルート状況が悪く、過酷な梶川尾根往復コースとなりました。猛暑の中、とてもよく頑張り、本番の槍ヶ岳、穂高岳へ向けてよい経験となりました。














スポーツ大会の熱気が冷めやらぬまま、本日福島高校は夏季休業前の全校集会を迎えました。気温や暑さ指数を鑑み、オンラインの全校集会となりました。
賞状伝達式では,部活動で活躍し優秀な成績を収めた皆さんに,校長先生が賞状を伝達しました。本当におめでとうございます。この夏,全国高等学校総合体育大会(通称インターハイ)には剣道部、アーチェリー部、フェンシング個人が出場します。全国高等学校総合文化祭(通称全国高総文祭)には囲碁部・将棋部・写真部・SSH部生物班の皆さんが出場します。令和7年度SSH生徒研究発表会に放射線班が発表します。その他にも優劣に関係なく様々な活動に自ら一生懸命取り組んでいる生徒たちがたくさんいます。そんな皆さんを心から応援しています。
さて,全校集会では校長先生から,一通のお手紙についてお話がありました。飲食店で高齢の女性から話しかけられた本校生の対応の優しさに感激したという内容のお手紙でした。知らない高齢者に話しかけられても、ちゃんと目を見て最後まで話を聞き、会釈をして終わった姿を見たとのことです。見ていた周りの人も優しさに包まれたという感謝とともに、未来ある優しい子どもたちが育つことを願う内容だったとのことです。校長先生は大江健三郎のノーベル文学賞受賞スピーチを思い出したとのことです。大江はスピーチで、「decent(きちんとした)」という言葉に、寛容さ、穏やかな上品さ、人間らしさいう意味を重ね、これからの日本人に必要な資質だとしました。校長先生は、このたびの生徒の優しさをdecentとしつつ、このような時代にあってこそ、decentな人間、まともで人間らしく寛容な人間になって欲しいと話しました。
生徒指導主事からは、周りの人にプラスのエネルギーを与えられる人になって欲しい、夏季休業中には時間もあるので、有意義に過ごして欲しい、失敗や試行錯誤して自分の心を良い思い込みでコントロールして生活して欲しいというお話でした。
明日からの夏季休業が皆さんにとって有意義な時間となることを願っています。8月19日(火)にはさらに一層成長し、元気な姿で登校してください。



部活動
期日 令和7年7月4日(金)~5日(土)
場所 あづま総合運動公園体育館
第78回福島県総合スポーツ大会剣道競技において
【男子個人】
優 勝🥇 菅井大志
(新人戦🥇・高校大会🥇・県総スポ🥇 27年ぶり史上2人目の3冠達成)
準優勝🥈 志村醍吾
第3位🥉 本田虎之介
以上のとおり3名が入賞し、その結果として福島県選抜選手に決定しました!
わたSHIGA輝く 滋賀国スポ2025(滋賀県) を目指し、
まずはブロック予選 第52回東北総合スポーツ大会(宮城県) に出場します!
応援よろしくお願いします!
学校行事
7月7日(月) 1学年対象の「いごころ講座」が開催されました。
福島県立医科大学付属病院小児科より鈴木雄一先生をお招きし、「なぜ思春期は不安になるのか」という演題でご講演を頂きました。
小児神経学や小児心身医学をご専門とする鈴木先生のお話は、高校生が心身のバランスを自覚的に捉え、自分と家族や友人との関りをより良いものにさせるための示唆に富むものでした。
生徒からは「最近自分が親に持つ感情を客観的に理解することができた」、「不安定になるのが当たり前というお話に勇気をもらった」というコメントがあったように、大きな学びがあった講演会でした。

学校行事
7月4日(金) 1学年の生徒を対象とした「文理選択ガイダンス」が開催されました。
外部から専門講師を招き、2年次からの文理選択を見据えた上での心構えを学びました。
「自分の興味関心から逆算すること」や、「好きな分野に勝るものはない」などの重要なキーワードとともに、生徒たちは選択に迷いながらも大事な指針を頂きました。
ここから、自分の進路実現に向け、一層考えを膨らませる時期に入ります。

7月14日(月)福島高校岳友会「激励金贈呈式」が行われました。
一年間を通じた山岳部の活動の中で最も重要な活動が夏休み中に行われる「夏山合宿」です。
この「夏山合宿」へ向けて山岳部の卒業生の集まり「福島高校岳友会」から毎年激励金を支給していただいています。
今年の「夏山合宿」は長野県の槍ヶ岳、穂高岳で行われる予定です。

高橋会長より部長の渡邊君へ

平成23年、全日本弓道連盟が公益財団法人に移行し、高校生の審査評価が慎重になり、体制の見直しと制限があったが、平成30年に3名、平成31年に1名、令和4年に1名の合格から3年ぶり歴代6人目の高校生による弓道四段を本校3年赤間桜子さんが取得した。
令和7年4月12日、開成山弓道場にて、高校生・一般合わせ13名が受審し、唯一の合格者となった赤間さんは、「ずっと練習してきた射技と体配がうまくいった。本当に嬉しい。」と練習の成果を発揮したことを喜んでいた。後輩にもつながる快挙を達成した。
7月5日(土)毎年恒例にしている大滝沢(米沢市)の沢登りに行ってきました。
暑い夏は、沢登りが一番!
安全な沢登りのために、固定ロープの通過法、ロープでの懸垂下降の練習を校内で繰り返し練習しています。
9月まで毎月1回の沢登りをする予定です。









