9月7日(土)に東北大学青葉山キャンパスにて、東北大学が主催する「科学者の卵養成講座ジュニアコース」でスーパーサイエンス部1年生5名が、小中学生向けの実験屋台を実施しました。「福高からの挑戦状 ボールが落ちない構造を導き出せ」をテーマに、耐震構造について理解を深めてもらう実験を行いました。
当日は発想豊かな小中学生により、様々な耐震構造が制作されました。参加した高校生にとっても学びの多い、充実した時間となりました。
準備の様子↓

実験の様子①↓

実験の様子②↓

実験屋台を実施した生徒達↓

本校の1年生7名が神戸大学が主催する第4回中学生・高校生データサイエンスコンテストに参加いたしました。このコンテストは巨大な表データからビジネス上の課題を見つけ、課題解決するアイデアをデータをもとに提案するコンテストです。
生徒たちの頑張りを応援するために、事前に学校側でも2024年7月22日(月)にデータサイエンスコンテスト対策講座を開催いたしました。対策講座は主に、CRISP-DM(クリスプ ディーエム)の流れとコンテスト全体の流れについて説明した後に、度数分布表や基本統計量をデータから作成するためのExcel関数に関しての実習を行いました。パソコンに不慣れな生徒やExcel関数を使える生徒と様々な生徒たちでしたが、今回の大会参加を通して、データ分析力や課題発見能力を鍛え、成長することができたようです。

2024年9月4日(水)にいわき市文化センターで開催された第13回環境放射能除染研究発表会にて、本校生徒が放射線に関する研究を2件発表してきました。2年生の生徒たちは発表の際に専門家からたくさん厳しい指摘を受け、自分たちが次に行う研究の改善点を得ることができたようです。発表を行った1年生たちも、発表を通して専門家の人たちと直接交流し、貴重な機会となりました。生徒たちはこの行事を通して、研究に関して新たな視点を獲得できたようです。

8月24日(土)に実施された梅苑祭(1日目)で、スーパーサイエンス部は福島高校におけるエッグドロップチャンピオンを決める「Egg Drop limitless」を開催しました。EggDropは福島高校では全生徒が1年生の時に取り組む科学実験で、3階から卵を落としても割れないようにするプロテクターを「紙」と「ノリ」だけで作ります。参加者は8チーム(教員6チーム、生徒2チーム)でした。8チーム中5チームが成功するハイレベルな争いは、1学年のチームである「殻やぶり」の優勝で幕を閉じました。
プロテクターの作成に熱心に取り組む生徒達↓

個性豊かなプロテクター↓

優勝チーム「殻やぶり」初代チャンピオンになりました↓

参加者で集合写真を撮りました。来年の第二回も楽しみです↓
3年次の理型クラスを8月20日(火)に2クラス、22日(木)に2クラスに分けて、SS探究「表現力養成講座」を実施しました。
このイベントは通称「4時間実験講座」と呼ばれるもので、生徒らは、物理、化学、生物の3分野から1つの分野を選択し、実験・実習を行うものです。
通常の理科の授業内では実施することのできないハイレベルな実験と考察に頭を悩ませながらも、生徒たちは主体的な態度で各講座に臨んでいました。

△ 物理講座「慣性モーメントと力学的エネルギー」

△ 化学講座「無機物質の同定」

△ 生物講座「DNA型鑑定」
8月6日(火)から7日(水)にかけて、本校1年生の希望者を対象に「つくば研修2024」を実施しました。
今回の研修では、つくば市にある多くの研究機関を訪問し、最先端の科学技術や研究に触れる貴重な機会となりました。
<1日目の研修場所>
・JAXA(宇宙航空研究開発機構)
・物質・材料研究機構(NIMS)
・食と農の科学館
・地質標本館
(※食と農の科学館と地質標本館は選択制)



<2日目の研修場所>
・筑波実験植物園
・高エネルギー加速器研究機構(KEK)
・サイバーダインスタジオ
・地図と測量の科学館
(※サイバーダインスタジオと地図と測量の科学館は選択制)




研修中、生徒たちは講師の話に真剣に耳を傾け、メモを取る姿が印象的でした。また、積極的に質問をする姿勢が見られ、自らの学びを深めようとする意欲が感じられました。
<生徒の声>
「つくば研修を通して、たくさんのジャンルのことについて学ぶことができました。また、普段は入ることができないような場所に入って話を聞くというとても貴重な経験ができて嬉しかったです。」
「多くの貴重な知識を本などで読むのではなく、実際に見て聞くことで、より深い内容を抑えることができた。自分はあまり進路が明確に決まっていなかったが視野が広がりこれからを考えるきっかけとなった。研修に協力してくれた方々は優しく、有意義な2日間となった。」
「どの施設の方もとても楽しそうに生き生きと仕事をされている姿が印象的でした。本当にその分野が好きなことが伝わってきて、言葉の節々から愛とプライドを感じられて、素敵だなと思いました。」
つくば研修を通じて、生徒たちは多くの刺激を受け、科学技術や研究に対する興味を深めることができました。この経験を今後の探究学習や将来の進路選択に活かしていくことを期待しています。学校としても、引き続きこのような実践的な学びの機会を大切にし、生徒たちの成長を支援しててまいります。

8月7日(水)~8日(木)に神戸国際展示場にて、令和6年度SSH生徒研究発表会が開催されました。本校からは、スーパーサイエンス部の3年生6名(遠藤涼馬さん、髙野由規さん、渡邉優珂さん、猪狩治喜さん、阿部のどかさん、菊地梨央奈さん)が参加し、「漂着軽石と放射性セシウム問題の同時解決を導く最終処分材料の合成とその物性評価」のテーマで発表を行いました。ポスター発表ではこれまで練習してきた成果を十分に発揮できたようです。
審査の結果、「ポスター発表賞」を受賞しました。「ポスター発表賞」は昨年に続いて2年連続の受賞です。表彰式では、受賞した学校を代表して本校の阿部のどかさんが賞状を受け取りました。発表会に参加した生徒の皆さん、受賞おめでとうございます!また日頃から本校の研究活動にご協力をいただいている皆さんにも感謝申し上げます。
発表会に参加した生徒達↓

ポスター発表の様子↓

表彰式の様子↓

8月1日(木)・2日(金)環境創造センターで、SS部1年生が、実際に研究に携わっている研究者による研究講座に参加してきました。
環境創造センターは、原子力災害からの環境の回復・創造に取り組むため福島県が設置した施設で、福島県、日本原子力研究開発機構、国立環境研究所で構成されています。今回はこの三機関が連携し、高校生向けの研究体験講座を開講しました。
まず、東日本大震災・原子力災害についての講義を聞き、現状と課題を認識しました。

それから、各コースに分かれて研究体験をしました。
コースは、三次元蛍光分光光度計を用いた河川水等の分析
液体シンチレーションカウンタを用いた放射性物質の分析
赤外線分光分析機器を用いたプラスチックの劣化状況の分析
環境調査に関する調査分析体験
水蒸気蒸留法による福島県産の木等からのアロマオイルの抽出
環境に関するデータサイエンス
です。






実際研究に使われている分析装置なども使い、科学への興味関心が高まりました。
また福島県の課題を具体的に知ることができ、今後の自分たちの研究活動の参考になりました。
環境創造センターの皆さん、ありがとうございました。

今年度から、本校生徒2名(高校2年生)がタイのチトラダスクールの生徒2名と共同研究を開始いたしましたが、この度、7月29日から8月2日の日程で、本校生徒がタイのチトラダスクールに訪問し、一緒に実験を行ってきました。また、途中、タイの研究所であるNSTDA(タイ国立科学技術開発庁)にも訪問し、タイの生徒とともにマイクロプラスチックの研究者からアドバイスももらってきました。加えて、この期間中にはタイの先生方と日本の先生方も会議を持ち、国際共同研究を成功させるための考えも共有してきました。非常に実り多い海外研修となりました。生徒の今後の活躍に期待したいと思います。

8月2日(金)に福島大学附属中学校の生徒24名とスーパーサイエンス部の2年生が交流を行いました。まず高校生が研究発表を行い、その後、中学生の自由研究の計画について高校生がアドバイスをしました。高校生にとっても自らの研究を振り返るいい機会となりました。中学生の皆さん、これからの自由研究を頑張ってください。
研究発表の様子↓



自由研究相談会の様子↓



~福高生から附属中の生徒達へメッセージ~
・本当に面白い実験に会えてとても刺激を受けました。苦労はあると思いますが、それ以上に面白く感じることもあると思うので、是非今後の実験頑張ってください
・附属中のみなさん、本日は福高に来ていただきありがとうございました。みなさんの研究は福高SS部から見ても素晴らしいものばかりで、みなさんの研究への意欲に感心させられました。今日、福高生から聞いたアドバイスを参考にして、計画通りに進めれば素晴らしい研究になると思います。みなさんのためになるアドバイスができたならこちらとしても嬉しい限りです。私もみなさんのように研究を頑張ります。今回の交流で福高に興味を持ったら、ぜひ福高を目指してください!
・頑張って研究してください!応援してます!
・自由研究楽しみですね。研究していくと、更に知りたいことが増えていくと思うので、それを楽しんでいくと良いと思います。