福島高校では、「SS探究」というオリジナルの授業が開講されています。この授業では2年生の時に全員が「課題研究」に取り組みます。課題研究では、自分たちの興味のある分野から研究テーマを設定し、1年間研究活動に取り組みます。現在は7月9日(水)に実施される「福島県高等学校中間発表交流会」にむけてポスター作製や実験に取り組んでいます。
ジャムを題材に研究を行っている班は「レモンジャム」の作成に取り組みました↓

これからの2年生の取り組みに期待したいと思います。2年生の皆さん頑張ってください。
6月6日(金)に福島高校SSH部の主任が、福島大学附属中学校1年生を対象に「探究学習」に関する特別講義を実施しました。当日は「福島高校で実施している探究学習」や「なぜ探究することが大切なのか」という内容について説明しました。
特別講義の様子↓


中学生の感想
・何のために探究をするのか考えないでやっていたけど、学校での探究の時間を通し、普段の生活でも探究サイクルを回せるようになると、様々な気づきがあるとわかりました。
・今回の講話では、探究の時間の必要性や問いの大切さについて詳しく知れました。今後の探究では問を発見するための感性を育んだり、様々な人の意見と触れたりしていきたいです。
・本日の講話では、探究というものは身近なことを疑問としてとらえられる感性が大事だということや、探究の過程の中で一般知識や自ら学ぶ姿勢などの自分のこと、そして様々な視点の人と関わることが大切だと思いました。
6月20日(金)に第2回オンラインリサーチカフェを開催しました。(第1回に関してはこちらから)オンラインリサーチカフェは、香川県立観音寺第一高等学校、さいたま市立大宮北高等学校、奈良県立青翔高等学校・青翔中学校、福島県立福島高等学校のSSH指定校4校が継続的に合同ゼミを行い、課題研究を深めていくことを目的に実施しています。今回は研究テーマや研究計画について、スライドを使って発表し、交流をしました。
交流の様子↓

集合写真を撮りました↓

第3回目は9月下旬に開催予定です。夏休み中に実施した実験結果などについて発表します。
~生徒の感想~
・似ている分野の研究計画を聞くことができ良かった。既に予備実験を終えている班もあり、自らの研究も本腰入れて取り組みたいと思うことができた。次回の交流においても、他校の生徒のアドバイスや質問などをもとに進めていけたら良いと感じた。
・自分の研究しているテーマ、研究背景、今後の展望を言語化して相手に伝えることができた。また、初めての質問対応だったが上手く答えることができたので今後の自信に繋がった。
・違う分野の研究は理解しにくい部分もあったが、新鮮で面白かった。自分たちの研究も説明するのが難しいと感じたので、研究内容や理由をもっとはっきりさせて整理しながら研究を進めていきたい。
・第2回オンラインリサーチカフェに取り組んでみて、各校の研究について聞くのは、とても興味深いものだというのがよく分かった。今まで全く知らない分野の研究が多く、とても参考になった。それぞれの研究の行く末も、今後知りたいと思った。また、今回聞けなかった他の班の研究についても、機会があれば聞いてみたい。
6月7日(土)に山形大学工学部で開催された第56回日本色彩学会全国大会【米沢】’25に本校生8名が参加しました。「美味しい色ってどんな色」のテーマで大竹可純さん、小林愛奈さん、片桐美音さん、田澤心花さんが口頭発表に、「色彩が生徒の集中力に及ぼす影響」のテーマで駒田愛果さん、中島和奏さん、持地あおいさん、西澤楓夏さんがポスター発表に参加しました。
生徒たちは初めての学会発表に緊張しながらも、学会員の先生方や参加者の高校生との情報交換を通して、自分たちの探究に関する理解を深めたようです。今回の学会参加で2年生からスタートした探究も一区切りになりますが、今回の経験を今後の高校生活や大学生での学びにつなげてほしいと思います。
口頭発表の様子↓

ポスター発表の様子↓

日本色彩学会全国大会発表特別賞をいただきました↓


参加者全員で記念撮影をしました↓

日本色彩学会の先生方、貴重な発表の場を与えていただきましてありがとうございました。
5月28日(水)、2学年ではオンライン研修を実施しました。
2年生はSSH事業の一環として4月から「サイエンスリサーチ(全員課題研究)」に取り組んでいます。
今回の研修では、大学・研究機関・企業など、さまざまな分野の専門家の方々にご協力をいただきました。
研修先の調査・選定からアポイントメントの取得まで、生徒自身が主体的に行った点も大きな特徴です。
当日は、各自が作成した研究計画書をもとに、専門家の方々とのオンラインインタビューを実施しました。
初めは緊張した様子も見られましたが、この研修を通じて、生徒たちは対話を通じて「正解のない問い」と向き合いながら、
思考を深める姿勢を育むことができました。
ご協力いただいた先生方、本当にありがとうございました。
<生徒の声>
・研修先を探すところから苦労しましたが、班で協力して何度も話し合いながら進めたことで、最後にはとても実りある時間になりました。特に研究計画書を作る中で、自分たちの考えの甘さに気づいたり、仮説を立てることの大切さを実感しました。この経験は、探究以外でも活かせると思います。
・オンラインでの研修は緊張しましたが、相手に失礼のないように言葉遣いや態度にも気をつける中で、社会人として必要なマナーや準備の大切さを学ぶことができました。研究だけでなく、自分自身の成長につながる経験になったと思います。
・自分たちの研究テーマについて、実際にその分野で活躍されている方からアドバイスをもらえたことがとても貴重でした。本物の研究者と話すのは初めてで、知識や考え方の深さに圧倒されましたが、同時に自分ももっと知りたい・やってみたいという意欲が湧きました。
・今までは授業と社会は別のもののように感じていたけれど、今回の研修を通して、学んでいることが実際の社会課題や研究と深く結びついていると実感しました。これからは『なぜ学ぶのか』を意識して勉強していきたいと思いました。
↓オンライン研修の様子






↓対面でご指導いただいた福島大学大橋先生、ありがとうございました

今年度も国際共同研究プロジェクト(立命館高校主催、通称ICRP)が始まりました。この取り組みは、本校生徒と海外の高校生が一つのテーマについて共同で研究活動を行い、最終的に「英語による研究発表」を行うというものです。
また、12月には共同研究の相手海外校を訪問しての現地研修も企画されています。
今年度、本校からの参加生徒は、スーパーサイエンス部以外の部活動を頑張っている一般生徒2名です。スーパーサイエンス部でない生徒の参加は本校初の取り組みとなります。
本日はZoomを用いて相手校であるカンボジアのNew Generation School, Preah Yukunthor High Schoolの生徒さんたちとの初顔合わせ。緊張しながらも英語での自己紹介を行いました。
今後、テーマを設定し、研究が始まります。

5月9日(金)に第1回オンラインリサーチカフェが実施されました。このイベントは、香川県立観音寺第一高等学校、さいたま市立大宮北高等学校、奈良県立青翔高等学校・青翔中学校、福島県立福島高等学校のSSH指定校4校が継続的に合同ゼミを行い、課題研究を深めていくことを目的に実施しています。
第1回はキックオフとして、自己紹介や共通点探しゲームでアイスブレイクを行いました。次回は研究テーマや研究計画を共有し、意見交換をする予定です。3校の皆さん、1年間よろしくお願いいたします。
交流の様子①↓

交流の様子②↓

集合写真①↓

集合写真②↓

集合写真③↓

集合写真④↓

~生徒の感想~
・同じような目標を持った人が日本中にいることを実感した。天気を聞いたところ晴れたり雨が降っていたりして、日本の広さを感じた。
・他校と交流を深められた!また、司会をやって難しさを感じることもでき良い経験になった!
・楽しく交流することができた。研究テーマや興味のある分野をそれぞれ知ることができ、有意義な時間だった。それぞれの土地や学校の特徴についても話すことができ、全校各地で繋がっているという実感が湧いた。これからの交流を通して、自分の研究をより深めていきたいと感じた。
・共通点探しゲームがとても楽しくて、思っていたより共感してくれる人が多くて嬉しかった。また、研究内容についても簡単に説明していただけて、興味深いものばかりだった。
・他の地域の人たちと交流することができてたのしかった、もっと研究などについていろいろ聞いてみたいとおもった。