[学校行事・部活動]
人間万事塞翁が馬
一昨日の夜に発生した地震により、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
地震の影響で昨日は臨時休校となり、2年生が楽しみにしていた研修旅行の代替行事も突然の中止となってしまいました。自然災害とはいえ、やり場のない気持ちを整理するのはとても難しいかもしれません。しかも、今日は令和3年度最後の終業式で、新型コロナウィルス感染防止のために体育館内は無言です。なんといえない空気が流れる終業式となりました。
そんな中でも、校長は「終業式の意味は節目を作ること」と述べ、生徒たちに2つの話をしました。
1つ目は、卒業式に出席できなかった1・2年生全員に対して、校長が式辞で述べたスティーブ・ジョブズの話です。詳しくは卒業式の記事を読んでいただきたいと思いますが、「今行っていることが後に役立つかどうかはわからない。しかし将来に引かれる線は、今刻んでいる点から結ばれる」というお話です。これは「なぜ勉強するのか」という誰もがもっている問いに対する考え方の一つでしょう。
2つ目は「人間万事塞翁が馬」という諺です。ご承知のように、人生の幸・不幸は予測しがたく、何が幸いとなるか何が不幸となるかはわからないとのたとえです。「1年生も2年生もたくさん準備をしたにも関わらず叶わなかったことがたくさんあった1年だった」「その喜怒哀楽の感情は大切だし、それを吐き出すことも大切」「新年度もコロナとの戦いは続く。喜怒哀楽を共有し新年度も新しいスタートを切ろう」と結びました。
今日で令和3年度は終了しました。また新たな気持ちで新年度を迎え、様々な困難を乗り越え、新たなことにたくさんチャレンジして逞しく成長してください。
終業式に先立ち、恒例の賞状伝達式を行いました。今回賞状を伝達されたのは、「テニス部 新人大会男子ダブルス3位/ジュニアシングルステニス選手権第3位」「書道部 福島県書ぞめ展奨励賞」「SS部 高校生・高専生科学技術チャレンジ特別奨励賞/入選・科学の芽賞努力賞・野口英世賞高等学校個人研究の部優秀賞」でした。皆さんおめでとうございました。
なお、終業式後に、昨日実施する予定だった1学年の「メンタープロジェクト」と2学年の「合格体験記LIVE」を実施しました。生徒たちは先輩方の話を真剣な眼差しで聞き、活発に質問をしていました。