福島高校ニュース

[学校行事・部活動]

太宰府天満宮からの梅の植樹祭が執り行われました。

 太宰府天満宮よりいただいた2本の梅「肥後の駒止」「福高の暁」の植樹祭が、3月25日に行われました。福島稲荷神社にご祈祷をいただき、この地に根付き、学び舎と生徒たちを末永く見守ってくれることを、一同祈念しました。再恵与の実現にご協力いただきました皆様、ありがとうございました。東日本大震災からの復興の願いとがんばる生徒たちへの応援が込められた恵与の梅の意味を植樹10年目となるこの年にもう一度思い起こし、福島高校が様々な意味で美しい梅苑であり続けることを願います。

1千キロを超えて「天神様の梅」再び

 福島高校正門入口近くには、2014年に東日本大震災からの復興を願い、福岡県の太宰府天満宮から送られた5本の梅の木があります。その1本が枯れてしまったことを受け、本校や卒業生、市内神社関係者から後継木の恵与を願い出て、このたびその思いが通じました。3月20日に天満宮で恵与祭が行われ、23日には、1千キロ離れたわが校に、枯れた「肥後の駒止」の後継木と「福高の暁」の2本が到着しました。当日は、寒の戻りによる寒さと雪が降り注ぐ中、業者の協力を得て、福島の地に2本の若木を植えることができました。25日の植樹祭が楽しみです。

                                          校長先生も心配そうに見守っています。

                                     何とか、植えることができました。

 

 

 

 

 

 

 

福高の暁

 今日は,令和5年度の締めくくりの日で終業式を行いました。終業式に先立ち賞状伝達式が行われ,5名の生徒が代表で賞状を受け取りました。表彰されたのは,日本数学オリンピック 北海道・東北地区優秀賞を受賞した佐久間さんと白坂さん,国際高校生選抜書展で入選した母袋さん,福島県書きぞめ展で奨励賞を受賞した千葉さん,東北地区高等学校将棋新人大会 個人戦2位の櫻井さん,電気学会全国大会で最優秀賞を受賞したSS部の皆さんです。おめでとうございました。熱中したり没頭したりできることは人生を豊かにすることでしょう。今後の更なる活躍を祈っています。

 さて,終業式で校長先生は福島高校にある梅の由来をお話くださいました。

 13年前の東日本大震災の発生後,福島高校の体育館は避難所となり多くの避難者を受け入れました。その後,体育館や特別教室などを何とかやりくりして授業を再開しました。やっと仮設校舎ができたのは夏も過ぎた頃で,福高生は困難な環境の中で勉強を続け勉強していました。その年に入学した生徒たちは3年間仮設校舎で過ごしたそうです。

 このような生徒たちの状況を知った先輩の篠木さんは,困難な状況の中でも頑張っている後輩たちに何かをしてあげたいという強い思いから,「梅高」として親しまれている本校に太宰府天満宮の梅の木を送ることはできないかと考え,大宰府天満宮まで行ったそうです。もちろん突然のお願いは叶いませんでした。しかし,後輩たちに何とかして太宰府天満宮の梅を送ってあげたいという気持ちから,やはり本校の卒業生である稲荷神社の丹治宮司とともに力を尽くし,何とか大宰府天満宮の御神木である梅の木を寄贈していただけることになったのだそうです。

 校長先生からは「福高の前庭の梅には,困難な状況の中でも一生懸命頑張っている後輩たちへの先輩方からの熱い気持ちが込められている。梅は冬の厳しい寒さに耐え美しい花を咲かせる。新年度も新たな気持ちで様々なことに挑戦し困難を乗り越え,大きく成長してほしい。」というお話をいただきました。

 ちなみに大宰府天満宮から寄贈していただいた5本の梅の木の中に名前がないものがあり,「福高の暁」と名付けられたそうです。

 

卒業 おめでとう!!

 本日,学び舎を巣立った福島高等学校 第76回卒業生の皆さん,卒業おめでとうございます。

 今回の卒業式は,1・2年次生徒の参加と管弦楽部の演奏も復活し,コロナ禍前の本校の卒業式に戻りました。式には県議会議長代理の誉田憲孝様,鈴木進一PTA会長,芳賀裕同窓会会長,齋藤重徳後援会会長,安田敬PTA副会長の御臨席を賜り,厳粛な雰囲気で式は進行しました。

 卒業生一人一人の名前が読み上げられると生徒は自信に満ちた返事で起立し,卒業生261名全員の呼名が終わると代表生徒に校長から卒業証書が授与されました。

 校長は式辞で「君たちはコロナ禍であっても,様々な行事や勉学を精一杯やり切った」「予測困難な時代を生きる君たちには真善美という言葉を贈る。真は探究の精神をもち続けること,善は人としてどうあるべきかを問い続けること,美は美しいものに触れて感性を磨くことだ」「自由は真善美を自分の中に育むことでもある。たくさん躓いて失敗しても決して諦めず,真善美を追い求めて自由に生きてほしい」と卒業生たちの大きな飛躍を願い餞の言葉を贈りました。

 県議会議長からは「本当の自立とは周りに頼れる人をたくさん作ること。未見の我(まだ出会っていない新しい自分)に会いに行ってほしい」,PTA会長からは「自分で自分の限界を決めず,感謝の気持ちをもって夢と希望に向かって頑張ってください」,同窓会長からは「多くの夢をもち,その実現に向かって突き進んでほしい。皆さんは歴史を作ることができる」とそれぞれからお祝いの言葉をいただきました。

 在校生代表の生徒会長は「先輩方は目指すべき福高生の姿を示してくれました。私たちも後輩に尊敬されるような存在になり福高を発展させたい」,それに対し,卒業生代表の前生徒会長は「コロナ禍の中でも福高の生活は生き生きとした毎日だった。今日卒業式で名前を読んでもらえて,長いコロナ禍をやっと抜け出した。現状に満足せず福島県を代表する高校を創ってください。」と後輩たちに期待のエールを送りました。

 式が終わると,管弦楽部が演奏するTime To Say Goodbyeと大きな拍手の中,卒業生たちは晴れやかな表情で巣立ちました。

 
         

校内の樹木(梅)の施肥を行いました

太宰府恵与の梅をはじめとした校内の樹木に冬越えの施肥を行いました。専門家のご指導のもと、それぞれの生徒が好きな

樹木に向かい、夕暮れの寒風の中作業しました。福島高校には現在太宰府から恵与された「太宰大弐」「黒田」「想いの儘」

「福高の暁」の他にも大安寺ゆかりの梅や、85周年記念植樹の梅など計54本の梅があります。また、シンボルの校庭のケヤキ

玄関前のソメイヨシノ、120周年のエドヒガン、福岡県立福島高校寄贈の「希望の桜」など多くの樹木があります。梅苑に学

ぶ福高生の想いを宿した木々たちに愛情を深め、作業の後にあたたかいおしるこをいただきました。           

 

福島県SSH英語による課題研究発表会

1月20日(土)本校にて、福島県内のSSH指定校3校(福島高校13件・安積高校14件・会津学鳳高校15件)が集まり、英語による口頭発表を行いました。本校からSS部の2年生が参加し、発表、質疑応答はすべて英語で行われました。主催校として運営においても活躍しました。助言者として福島大学や会津大学の研究者、福島大学の留学生も参加し、生徒たちは英語でやりとりを行う中で、自分たちの研究の深化だけでなく、これまで行ってきた英語学習の成果を発揮することができました。

 

医学コース事業のご紹介

福島高校では「医学コース」を設置し、1・2年次生を対象に様々な事業を行っています。

今年度は、

<1年次生>

  F-REIトップセミナー

  福島民友新聞社SDGs企画「地域医療における総合診療委の役割~奥会津から」

  福島県立医大の先生による「いごころ講座」(全2回)

  県内医療施設見学

<2年次生>

  医療現場の実習体験

  県外医療施設見学

  専門医とのチュートリアル研修

  福島県立医大連続講座(全2回)

等の事業を実施しています。

本校の医学コースは、医学の知識を得るだけでなく、医師に求められる高い倫理観と豊かな人間性を醸成することを目的としています。

事業に参加した生徒からは、以下のような感想が寄せられています。

 ・患者さんに寄り添うことができる医師になりたいと思った。

 ・医師になる、というある程度の覚悟を持て、というお話にはっとした。

 ・苦しんでいる患者さんを、受け入れて助ける医師になりたいと思った。

 ・曖昧だった将来のやりたい事がより具体的になった。

 ・改めて医療とはなにか、患者さんに向き合うとはどういうことかを再認識させられた。

教科の勉強だけでない、とても大切なことを学んでくれていることがわかります。

福島高校は、勉強だけでなく、内面的な成長も応援する学校です。

    

  

 

丹野校長先生と「福高哲学カフェ@読書会」を開催しました。

『福高哲学カフェ@読書会』を開催しました! 

「読書会を行いたい」という図書担当の要望と、哲学対話の経験をお持ちだった丹野純一校長先生の出会いにより、読書会と哲学対話を融合した、本校における新しい企画が誕生しました!その名も『福高哲学カフェ@読書会』。あるテーマに即した本、ヒントになる本を各自が読み、当日持ち寄り紹介。テーマについて、哲学対話のルールにより、本に書かれていた内容も参考にしながら哲学対話を行うというものです。

 12月18日に、図書委員会の主催で、コーディネータに校長先生をお迎えし、1・2年生の図書委員希望者が、「自由とは何か」というテーマで哲学対話を行いました。 

〇  当日持ち寄った本は、『実存主義とは何か』『サルトル』『嘔吐』『自由論』『哲学入門』『生きがいについて』『思わず考えちゃう』『カラマーゾフの兄弟』。 〇  テーマについて、次のルールにより全体で対話します。(哲学対話)

・挙手し、ぬいぐるみを渡された人が話す。

・話し終えたら、次に挙手した人(いなければ誰か)にぬいぐるみを渡す。

・一人が話しているときは他の人は傾聴する。

・何を言ってもよい。

・反論、批判はしない。(異なる意見を出すことはいいが否定的な態度はとらない)

・途中で考えを変えてもよい。

・知識や権威に頼らない。

・黙って聴いているだけでもよい。

・正解はないので結論を無理に出さない。

・コーディネータは必要に応じ対話を促す。

哲学対話は次のように進みました。

 (※『 』はコーディネータ、「 」は図書委員の発言)

『どのような時に自由を実感できるか?』という問いからスタートし、「何にもしばられないとき」、「目標を達成して制限から解放されたとき」などの発言が続き、『制限がなくなると自由を感じるということだが、野生動物は自由なのか?』とさらに問いが重ねられ、「自由だが、生きるために必要なこと、制限はある」、「安心して生きていけるということの上に自由がある。明日死ぬかもしれないという中で自由はあるのか?」など対話が交わされました。

 また、『制限から解放されたとき以外で自由と思えるのはどんな時か?』と問われ、「自由か不自由かの白黒ではなく、グラデーションがあると思う。制限はあるけどその中である程度の自由がある」、「戦争中に比べれば自由」などの発言が。

 そして、『自由の本質は何だろうか?皆に共通していえることはないだろうか?』という本質を問う問いが発せられ、「人間として自分を高めるために考えたり実行に移したりする自分探しを制限なくできること」、「最初に制限は絶対あると言ったが、考えてみると、制限ある中でどれだけ自分の生き方を選べるか、自由を選択できるかだと思う」、「『サルトル』の中で、『人は意思決定するときは自由でしかあり得ない』とあった。『選ぶ』という行為自体が『自由』である。決断しないということも含めて」

 『社会と一切の関係を断ち切って部屋で一人ゲームをする人生を選んだ場合も自由だということか?』。「自分で選んだのならば自由だ」、「自由だが、ある時、やはり社会に出ようと思い立ったとき、選択肢は残されているか?自由だと思っていたことに逆にしばられることもある」と、述べられました。

  コーディネータが『最後に言いたいことを』と促すと、「自分で決定すること。誰かに妨害されずに」「自分の意思でできるということ」「『嘔吐』に、『人間は選択の自由が与えられている』とある。ゲームをして引きこもることも外に出ることも自由」「自由だが、その後まで自由が保障されるかは疑問。カントは、自由とはしばられた上にあると言っている。」「「決断することこそ『自由』」という考えに共感するが、生の段階による」「参加する前はどんな本を読めばいいんだろうという感じで不自由だったが、本を読み対話をしてみて結構面白かった。自由に関する本を読むという制約がなければ決して読んでいなかったであろう本に出会えた。ちょっとだけ不自由ということも絶対悪いわけではない」「自由は、必ずしもいいことだけではない。例えばRPGであれば目標が明確なのでそれに向かって努力すればよい。それに対し、明確な目標が決まっていないゲームなどは苦手。『思わず考えちゃう』の中に、『操り人形の方がいい』という内容がある。誰かに道を示してほしいということもあるはずだ。」と、福高哲学カフェ@読書会から得られた考えが語られました。 

 最後にコーディネータから、 『本日の対話を通して、制限から解放されたときに自由を感じるというところから始まって、制限の中で自分の人生を選ぶというところに自由があるという考えに至り、一方で、自由はいいことばかりではないという考えも示された。結論を出すことはないが、とても深い対話になったと思う。これからも自由について考え続けていってほしい。』とまとめの言葉があり、哲学対話が閉じられました。

【図書委員感想】

・読書会も哲学カフェも初めて参加した。参加前の準備として一人で本を読み、「自由」について考えたが、それをもとにして他人と意見を交わすのはとても面白かった。自分ひとりでは混乱しがちだったが、コーディネータも交えて対話をすることで、ほかの人の意見も取り入れながら全員でいろいろと考えることができた。本を読んで考えた「自由」と他の人の考える「自由」とを比較し、「自由」の在り方について深く考えられたことは良い経験で、とても有意義な時間を過ごせたと思う。 

・今回が初めての哲学カフェへの参加だったのですが、校長先生の進行のもと初めてながらテーマの「自由とは何か」について深く考えることが出来たと思います。哲学と聞くと小難しいものだと今まで思っていましたが、実際は全然そんなことなく、すごく楽しくてむしろ自分に少し適したものだったのかなとも思いました。是非第2回、3回と開いてほしいと感じました。

 

梅章の教え

 2023年も残すところ半月余りとなり,本校は明日から冬季休業に入ります。そこで今日は今年1年の締めくくりとして全校集会を行いました。

 全校集会に先立ち,後期から今までに様々な活動で活躍した皆さんを称え,賞状伝達式を行いました。賞状を伝達されたのは,東日本高等学校弓道大会福島県予選2位の弓道部女子の皆さん,県高総文祭写真部門で最優秀賞と優秀賞に輝いた写真部の吉田さんと宮本さん,将棋新人戦福島県大会第2位の櫻井さん,日本合奏コンクール2023全国大会グランドコンテスト銅賞の管弦楽部の皆さん,環境放射能除染研究発表会や福島県生徒理科研究発表会で優秀ポスター発表賞および優秀賞を受賞したSSH部の皆さんです。おめでとうございました。今後の更なる飛躍を願っています。

 全校集会で校長先生からは「梅章の教えは素晴らしい教えだ。しかしその意味するところは時代とともに変化してきた。大切なことはその精神を批判的に受け継ぐことだ。失敗を恐れず多くのことにチャレンジしながらその教えを引継いでほしい。」というお話ををいただきました。

 続いて,教務主任は「学ぶ意味・目的」の大切さを卒業生Kさんの例で次のように話しました。「学ぶ意味や目的は人それぞれ異なるものだ。Kさんは自分が学ぶ意味を見出し,努力して苦労しながらも司法書士となり活躍している。勉強する意味・目的の自分なりの納得解を問い続けてほしい」

 誰でも「なぜ勉強しなければならないのか」という疑問は持ったことがあるはずです。大学受験を控えた高校生なら「○○大学に合格するため」と考えている人も多いでしょう。Kさんのように「資格を取得して社会で活躍したい」と考えたり,「知らなかったことを知るともっと知りたくなる」「新しい知識に触れ,正しいと思い込んでいたことに疑問を持つようになったから,もっと深く追究したい」など知的欲求を学ぶ意味と考える人もいるかもしれません。中には「○○ができるようになるために」「自分のキャリア形成のために」「新しい自分に生まれ変わるために」勉強すると考えている人もいるでしょう。このように学ぶ理由は様々ですが,学ぶことによって自分自身が変化し,より高い視点から物事を考えられるようになることは確かです。このように考えると,学びは「自分を進化させる」ものであり,人類の進化に必要な「性」なのかもしれません。みんなで大いに学びましょう。

美術館鑑賞授業

 

 

 福島県立美術館にて鑑賞の授業を行いました。今回は芸術Ⅰの授業にて、美術・書道の生徒が参加しました。福島高校では芸術の授業の他に、探究活動としても美術館を積極的に利用しています。美術鑑賞を通して新たな発想への突破口が開けたり、感じ方や考え方の多様性に気づくことができます。多彩な作品群に出会える環境がすぐ近くにあるのも福島高校の大きなメリットです。

2学年 研修旅行に行ってきました

 10月3日(火)~7日(土)の4泊5日で2学年研修旅行を実施しました。コロナ禍の影響で実施を控えていた課題研究・文化探究の班別の研修が今年度から再開となりました。
 1日目は広島での平和学習を実施しました。広島駅から平和公園までは貸切路面電車で移動し、平和記念資料館や原爆犠牲者慰霊碑の見学を行いました。核兵器の悲惨さを実感するとともに、平和な世界を実現するために1人1人にどんなことができるのか深く考えさせられる時間となりました。
 2日目、3日目はSSH課題研究研修を研究班ごとに実施しました。事前に承諾をいただいた企業や大学の研究室を訪問し、自分たちの研究仮説についてご意見を伺ったり、仮説を検証するうえで重要となる項目をご教授いただきました。また自分たちの研究テーマに関連する博物館やミュージアムを見学し、研究の深化に必要となる新たな視点を得た班もありました。
 4日目はクラス内で班に分かれ、文化探究研修を実施しました。京都の雅な建築や庭園を満喫する班、大阪のグルメに舌鼓を打つ班、古墳を探検しに行く班、USJで絶叫マシーンに果敢に挑む班など、事前の計画に基づいて各班が思い思いの1日を過ごしたようです。
 5日目はクラスごとに京都の観光名所を訪問しました。1・7組は平安神宮~龍安寺、2・4・6組は銀閣寺~金閣寺、3組は祇王寺~嵐山散策、5組は北野天満宮~本能寺~三十三間堂を見学しました。三連休の初日ということもあり、京都市内は国内外からの観光客で大賑わいでしたが、大きなトラブルもなく、各クラス無事に研修を終えることができました。
 今回の研修旅行で得た経験と学んだ知識を糧に、2学年一同また気持ちを新たにして、学業に、研究活動に、課外活動に励んでいく所存です。実施にあたりご協力くださった皆様方に心より感謝申し上げます。

地域のテレビ局を起点にした新しい学び探究プロジェクト「ティーンディレクター」

 10/7(土)、1年生の希望者4名が、福島テレビを会場に「ティーンディレクター」に参加をしました。このプロジェクトは、生徒達が地元企業への取材を通して社会課題への学びを深めると同時に、映像のプロである地域のテレビ局と一緒に映像制作をする過程で、学校では得られないようなクリエイティビティを高めるワークショップ(全6回)になります。本校の生徒以外に橘1名、福島南1名、伊達1名、桜の聖母1名の計8名の生徒が参加をしています。今回は、第1回目ということもあり、参加した生徒たちは少し緊張ぎみでした。今後は、地元で社会課題に取り組んでいる企業や団体に取材し、社会の課題を知るとともに、未来に向けた解決策を生徒たちの視点で見出し、取材した映像内容の編集から上映まで、テレビ局の方々と一緒に製作していく予定です。

 

WWLコンソーシアム事業 東北大学と連携した学び「学問論演習」の開催

 10/5(水)、1年生の希望者8名が東北大学と連携した学びとして、同大学の「学問論演習」に参加し、第1回目の講義を受講しました。この企画は、高校生に高度な学びを提供する仕組みづくりを目指す文部科学省の「WWL(ワールド・ワイド・ラーニングコンソーシアム構築支援事業」の一環として、福島高校とふたば未来学園高校が今年度から取り組んでいる初めての試みになります。今年の講座は、「グループ討論とアイデア整理のスキルアップ」と題し、同大学工学研究科の中瀬博之准教授が担当され、高校生たちは東北大学の大学生と一緒にオンラインで受講します。今後は、来年2月までの毎週木曜日にオンラインで受講し、最後の成果発表に対面またはオンラインで参加する予定です。また、受講の修了書として同大学が認定する「オープンバッジ」が発行される予定となっております。参加した生徒たちは、これからさまざまなスキルアップがなされることを期待しています。

福島国際研究教育機構(F-REI(エフレイ))トップセミナー

 10/4(水)、1年生の医学コース52名を対象に大和田祐二先生(F-REI執行役兼東北大大学院医学系研究科教授)から、「私の医学研究とF-REIが目指すもの」と題してご講演をいただきました。先生からは、自らが医師を志した理由や取り組んできた研究の紹介のほか、「創造的復興の中核拠点」として今年四月に設立されたF-REIの役割と将来像について説明をいただきました。生徒にとって、興味・関心が高まる大変貴重な時間となり、講演終了後は、時間を延長して生徒達からたくさんの質問が出るなど大盛況の講演会となりました。

 

 

変革マインド

 今日は9月の最終授業日で,福島高校は前期末の全校集会を行いました。

 全校集会に先立ち賞状伝達式を行いました。県新人テニス女子シングルスで優勝した鳴海さん,県新人テニス男子団体で第3位となったいテニス部の皆さん,物理チャレンジで優良賞を受賞したSS部の新保さん,SSH生徒研究発表大会でポスター発表賞を受賞した大内さん,県囲碁新人大会で優勝・準優勝の山上さんと橋浦さん,全国高校新聞年間紙面審査賞で優良賞を受賞した梅章委員会の皆さん,おめでとうございます。これからの益々の活躍を願っています。

 続けて行った全校集会では,校長先生から「スポーツ大会・梅苑祭には自由闊達な福高の精神受け継がれている」「変革マインドをもって恐れずチャレンジしてほしい」というお話がありました。変革マインドに必要な3つの要素は「型にはまらない発想」「ひとまずやってみる」「失敗して前進する」ことだそうです。福島高校の自由闊達な精神のもと,未来を創造する力を十分に育んでほしいと思います。

 進路指導主事からは「『他人と出会うことで自分とも出会えた』という言葉もある」「仲間を大切にして前進してほしい」というお話をいただきました。今日のお話をもう一度考え,気持ちを新たに新しい自分を探す後期にしてください。

       

防災国体2023への参加

本校のリベラルゼミで活動している有志生徒2名が、9月18日に横浜国立大学を会場に開催された「ぼうさいこくたい2023」(防災推進国民大会)に参加してきました。

本校では、2020年より宇和島NPOセンターが主催する「防災ぜみなーる」へのオンラインでの学びの輪に加わることで、防災に関する探究活動に取り組みたい有志生徒が「防災と環境を考える会」と称して活動を続けてきました。今年は、1年生2名がその活動に継続して取り組み、社会への新たな提案を創造しようとしています。

また、関東大震災から100年という節目の年に、東日本大震災からの「復興の途上」にある本県の現状を省察し、他県の高校生との交流を通じて知見を深めることも活動の目的としています。そのような観点から、福島県教育庁高校教育課による指定事業「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」の一環として補助を受けています。

来年の開催地は熊本ということで、今後も防災を起点にしながら、本県の震災からの復興について学びを深める活動に取り組んで行ければと考えます。

【3学年 第2回PTA総会が行われました】

9月13日、第2回3学年PTA総会が行われました。

役員の保護者の皆様のご協力のもと、配信で総会は進められました。

総会では、学年の担当教員より、今後の進路指導等について説明がありました。

また、本校進路指導部長による進路講演会も実施されました。

生徒の進路希望実現に向け、貴重な時間となりました。

 

「JA Future Skills」に参加し、自分のキャリアについて考えました

 8月8日(火)、公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本が主催する「JA Future Skills」に1年生19名が参加し、世界的金融機関であるJ.P.モルガンの東京オフィス(千代田区丸の内)を訪れました。13名の社員の方々から、5時間にわたる意義深いプログラムの中で、模擬面接やディスカッション等を通して貴重なアドバイスをいただきました。

 参加した生徒は「自分自身の視野が広がっただけでなく、勉強や普段の振る舞いをさらに磨いていこうという向上心を持つことができた」「より広い視野を得るために様々なことに挑戦していきたい」「以前よりも自信をもって自己を表現することができるようになりました」等の前向きな感想を持ちました。

                    

2023年福島高等学校文化祭「梅苑祭」が無事に終わりました

 令和5年8月26日(土)、27日(日)の2日間にわたり、4年ぶりに一般公開となった「梅苑祭」が行われました。

 天候にも恵まれ、暑い中ではありましたが、多くの方に来場いただき、ありがとうございました。

 「梅苑祭」の実施にあたって、御尽力いただいた関係者の皆様に、この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

◆来場者の出入り口には、異空間を表現するデザインとして設置した、カラービニール傘の屋根でお出迎えです。
 来場される方の撮影スポットにもなっていました。

 

 

◆クラス企画では、演劇やアトラクションが催されました。

 

  

◆体育館ステージでは、文化部や有志によるダンスや演奏を披露しました。

 

 

 

◆第2体育館は、展示スペースとなっていました。

 

 

◆後夜祭

 書道部のパフォーマンスよりスタートしました。

 

 有志によるダンスのステージ発表

 

 有志によるダンスの発表に、先生も参加し、大盛り上がりです。

 

 先生方による演劇も披露されました

 

梅苑祭実行委員会を始めとする各委員会・係の生徒の皆さんお疲れ様でした。

 

■梅苑祭の様子はnote+でも公開をしています。ぜひ、御覧ください。
 https://fukushima-hs.note.jp/

2023年福島高等学校文化祭「梅苑祭」が開祭!

2023年福島高等学校文化祭「梅苑祭」が開祭しました。
各クラス企画、文化部の発表、有志の発表などがあり、8月26日(土)、27日(日)の二日間開催されます。
公開はチケット制ですが、中高生・卒業生はチケットがなくても入場できます。

◆開祭式での全校生記念写真

 

■梅苑祭の様子はnote+でも公開をしています。ぜひ、御覧ください。
 https://fukushima-hs.note.jp/

同窓会より一六回奨学金の授与式が行われました。

福島高校十六回卒同窓の篤志による一六回奨学金の授与式が、8月17日(木)校長室にて、芳賀裕会長、高橋雅行副会長、丹野純一校長同席のもと行われました。今年度奨学金を受ける学生は1名で、「いただいた奨学金は大学院に進むことも視野に学費に充てたい」と感謝の言葉とともに勉学に励む決意を話してくれました。一六回奨学金は平成28年より始められ今回で8回目。福島高校を卒業し人物及び学業ともに優れ、大学に進学した生徒に対して奨学金を支給するものです。

福島高校・安積高校合同難関大学セミナー

8月12日(土)13日(日)

2日間東京にて、1学年難関大セミナーを実施してきました。

本校からは17名が参加しました。

1日目は北九州予備校東京校で国・数・英の講義を受け、

2日目は東京大学で講義・現役大学生との座談会を実施してきました。

1日目 

 2日目

 

 

 

 

山岳部・夏合宿2023

今年の夏合宿では、南アルプスに連なる「北岳」(きただけ)にチャレンジしてきました。

日本で二番目の標高を誇る名峰までは、高低差1,700mを12時間行動で往復する長い道程でしたが、頂上からの眺望は実に素晴らしく、一生の思い出となるような貴重な夏合宿になりました。

今回の夏合宿には、本校山岳部OB・OGから成る「岳友会」様から激励金を頂戴し、有難く交通費に充当させていただきました。来年もまた、たくさんの部員が集えば、是非アルプス方面への夏合宿を計画したいと思います。

中学生の皆さん、是非福島高校山岳部に入部してみませんか?

北岳頂上手前の稜線にて。写真左奥が北岳。

 

北岳頂上にて。

令和5年度梅苑祭についてのお知らせ

 

福島高校の文化祭である令和5年度梅苑祭が、前年度に引き続いて福島高校を会場として8月26日(土)、27日(日)の二日間、9:30~14:30の開催となります。

今年度も校内保護の観点から、あらかじめ配布されたチケットをお持ちの方や、小中高生(生徒手帳の掲示が必要)、その小中学生に同行される保護者の方に限っての入場となります。

本年度も一般の方へ、チケットの校外配布の予定はありません。ご了承ください。


       梅苑祭を通して福高の雰囲気を味わってみませんか?

       小中学生の皆さんも、ぜひ気軽にお越し下さい!!

UCL Japan Youth Challenge 研修 7~9日目

UCL Japan Youth Challenge 研修 7~9日目

7日目

午前は、駐英日本大使館の松永書記官からのお話、午後は、UCLがあるカムデン区の区長や区議会議長による大規模市街再開発まちづくりの説明やUCL大学キャンパス見学ツアー、薩摩15名の記念碑の見学などが行われました。

 

 

8日目

 午前中は、カムデン区の区役所(区公会堂)への訪問。午後は、夕方のシンポジウムに向けた最終準備(ワークショップ)に取り掛かりました。

シンポジウムは、日英両高校生が12グループに分かれ、これまでのワークショップで出されたテーマに基づいて発表内容をまとめ、発表するものです。

福島高校は、「poverty(貧困)」をテーマに発表を行いました。

発表動画はこちら↓

https://photos.app.goo.gl/dsbv6cy4iV757rL38

 

9日目(最終日)

 この日は、ロンドン市内での文化交流と修了式が行われました。終了セレモニーでは、大沼先生から修了証明書が授与されました。

大沼先生との一枚↓                          参加者全員での1枚↓

 7月20日から始まった研修もいよいよフィナーレとなりました。学びの多い大変有意義な研修でした。この研修で学んだことを様々な場面で発信してほしいと思います。研修期間:7/20~8/1

 

 

UCL Japan Youth Challenge 研修 5~6日目

UCL Japan Youth Challenge 研修 5~6日目

 5日目

 今回のサマースクールのテーマである「レジリエンス」についてのワークショップが開催されました。
ファシリテーターの指示の下、日本からの参加者、現地英国人参加者、UCL等の大学生が複数のチームを作り、最終日のシンポジウムへ向けた助走段階と位置付けて「レジリエンス」にかかわるブレインストーミングを行いました。福島高校の生徒たちも、同じチームとなった参加者に対して英語で話しかけながら、それぞれの思いをぶつけていました。ワークショップスタイルは日本でも見かけられるようなありふれたものでしたが、参加者の水準が高く、大学学部教養レベルの単語が次々に飛び出し、活発な議論が交わされていました。

 

6日目

 本日は、午前中にイギリス流の英語授業体験、午後は、UCL教員3名によるレクチャーデイでした。

 講義内容は、「コモンウェルスの社会変革に寄与した人物を取り上げてのリーダーシップの哲学的考察」

       「ビジネススクールでのリーダーシップ教育の導入について」

       「新規半導体開発と人工知能の将来」についてです。

 生徒三人は、イギリスにもだいぶ慣れ、相変わらず元気に研修を受けていました。

 

 

 

 

UCL Japan Youth Challenge 研修 3~4日目

UCL Japan Youth Challenge 研修 3~4日目

 UCLの先生へ福島からのお土産を贈呈しています。左は白河だるま、右は赤べこです。

大学の先生方の講義が始まりました。いよいよUCLワークショップの開催です。

 

 

体験入学を実施しました

 本日は「体験入学」を行い,約520名の中学生に参加していただきました。酷暑の中早朝からおいでいただき,誠にありがとうございました。

 新型コロナウィルスの影響も少なくなり,体験入学も今年はほぼコロナ前の状態に戻りました。本校ではコロナ禍で得たICT機器活用法を最大限に生かし,全体会はエアコンのある涼しい教室でプロジェクタで投影して説明を行いました。

 全体会では,校長から「急激な社会の変化に対応できる人材を育成するために,自由でのびやかな校風のもと,高い知性・豊かな人間性・変革マインドをもち,新たな価値や社会を創造する人材を育成する」という本校の教育目標を説明しました。続いて生徒会の生徒たちが作成した学校紹介ビデオ,本校の最大の特徴であるSSHの説明,そして今春大学に進学した卒業生たちからのメッセージを紹介しました。

 続く体験授業は,国語・数学・英語・理科・社会の5教科あわせて15講座。折り紙で作った三角形が正三角形であることを証明する数学,5円玉の図柄に隠された意味,重力加速度を振り子の振動から求める物理の実験,錯覚の実験からモノは目で見ているのではなく脳で見ているというお話など,それぞれに特色のある授業を体験していただきました。最後に部活動を見学して体験入学は終了しました。

 とても暑い中での体験入学でしたが,各教室への案内や質問への対応を生徒会の生徒たちが中心となって行ってくれたので,福高生の雰囲気も直に感じていただけたことと思います。来年の春に皆さんとまた会えることを楽しみにしています。本日はありがとうございました。

 

         
         
         

全国大会に出場する部活動へ同窓会より激励金が贈られました。

 全国大会に出場する部活動の代表者に、同窓会より激励金が授与されました。丹野校長(左)立会いのもと、芳賀裕同窓会長、高橋雅行副会長が出席しました。対象となった部は、管弦楽部、スーパーサイエンス部、テニス部、梅章委員会、アーチェリー部です。また、大会参加中の囲碁部にも贈られました。主に7月下旬より8月にかけて文化部は鹿児島など、運動部は北海道を舞台に全国大会が繰り広げられます。

UCL Japan Youth Challenge 研修 1~2日目

 無事、UCL大沼教授ともお会いでき、全員元気にイギリスでの初日を迎えています。

2日目研修での自己紹介・学校紹介スピーチのリンクを以下に示しておきますので興味がある方はご覧いただければと思います。

https://drive.google.com/file/d/130gNOL84gbwHwlvGC-wbUjUTkb52zBeJ/view

UCL Japan Youth Challenge 研修(7/20~8/1)前日

 福島高校のOBで英国ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)の教授である大沼信一先生がリーダーを務めるプロジェクトに本校3名の生徒が参加をすることとなりました。研修は、世界を先導する最先端の研究を行う研究者と交流を重ねながら、知見を深めることで、将来、世界的なリーダーになるための素地を育成することを目的としています。また、福島県高校教育課、アポロガス取締役会長篠木様、福島民報社取締役事業局長関根様らを含めた福島高校同窓会有志の方々、そして福島学院大学からの御支援により実現することができました。本当にありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。

出発式の一枚

 

【3学年】学年集会を行いました

夏休みの前日となる7月14日、学年集会を配信で行いました。

学年主任、進路指導部長から大学入試に関する話や、各教科担当者から学習のアドバイスがありました。

また、ポートフォリオ作成に関する説明がありました。

受験生としての夏を充実したものにしてほしいと思います。

 

勉強とは変身である

 全校集会に先立って賞状伝達式を行いました。表彰されたのは,福島県総合スポーツ大会テニス競技で優勝するなどの優秀な成績を収めた鳴海さん,県総合体育大会アーチェリー競技で優勝した女子団体と女子個人優勝の清水さん,全国高総文祭囲碁部門福島県大会で準優勝した男子団体・個人戦優勝の山上さん,全国高校囲碁選手権福島県大会個人戦で優勝した女子団体と個人優勝の橋川さん,全国高総文祭将棋部門で優秀な成績を収めた将棋部の皆さんなど,団体・個人合わせて延べ22名の皆さんです。皆さんの頑張りを祝福するとともに,全国大会で持っている力を存分に発揮できるよう祈念しています。

 さて,全校集会では校長先生から生徒たちに「勉強とは変身することである」という命題が与えられました。この命題は,勉強することで新しい知識を得て,それまでの自分から生まれ変わるという意味だそうです。

 確かに,自分で問いを立てそれを追究し,「なるほど」と思った瞬間に階段を一段昇ることができます。また,視点を変えて「こういう見方もできるぞ」と思った瞬間に知識は広がります。そんな深く広がりのある勉強をしてほしいとの願いを込めたお話だったと思います。

 生徒指導主事からは「交通安全」と「心の持ち方」の話がありました。特にジョンレノンの「最後にはきっとうまくいく。もしうまくいってなかったらそれは最後じゃないんだ。」という言葉は,心に沁みた人も多かったのではないでしょうか。

 安全に気を付けて過ごし,夏季休業明けには成長(変身)した皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

 

1学年医学コース希望者対象の導入のための講演会

7月10日(月)

本日16:30より、本校視聴覚室にて坪倉正治先生(福島県立医科大学教授)をお招きし、

「医療者の仕事とは」を演題にご講演いただきました。

坪倉先生からは医療における責任、先生自身の震災後の福島で実施したこと、

医療と企業のつながりなどのお話いただきました。

 

 

岳友会(山岳部OB・OG会)より激励金をいただきました。

6/23(金)、岳友会より5名のOBの方々が来校されました。

はじめに福島高校山岳部の歴史や岳友会の活動についての紹介があり、その後、会長の高橋通夫様より現部長に激励金が手渡されました。

いただいた激励金は遠征費や装備拡充のための費用として有意義に活用させていただきます。ありがとうございました。

 

祝・管弦楽部全国大会出場

6月15日(木)に喜多方プラザにて開催された「日本学校合奏コンクール2023グランドコンテスト予備審査会」において福島高校管弦楽部が県代表となり、11月に千葉県で開催される全国大会に推薦されました。

今後とも、さらなる高みを目指して「梅響サウンド」に磨きをかけてまいります。

1学年医学コース説明会

6月16日(金)

本日11:30より、本校視聴覚室で1学年医学コース説明会が実施されました。

校長先生から本校の医学コースの意味、進路指導部長から進路実現への意志決定について、

教務主任から医学コースの説明をいただきました。

医学コースでは、今後様々な医療に関わる方からの講演や医療施設への訪問を予定しています。

 

第2回第1学年PTA総会

6月13日(火)14:00より、本校第一体育館にて第2回第1学年PTA総会を開催いたしました。

1学年PTA役員の紹介に始まり、学校の概況や研修旅行、医学コース、文理選択、一人一台端末など、様々な

議事について関係者が説明を行い、理解を深めました。

今後とも学年担任団と保護者が一致団結し、ベクトルを同じくして生徒の進路第一希望実現のため教育に励んで

まいりたいと思います。

【1学年 キャリア探究セミナー実施】

令和5年5月9日(火)福島大学教育推進機構高等教育企画室准教授 前川直哉先生を講師にお迎えし、キャリア探究セミナー兼リベラルゼミ開講式を行いました。

先生ご自身のご経験も踏まえながら、「なぜ学ぶのか?」という根本的な問いについてご講義いただきました。

「自分のためだけに学ぶというのは、モチベーションに限界がある。自分が学ぶことで、誰かを幸せにできる。誰かの力になるためには自分の力をつけなければならない。その方法を学ぶために、君たちは福島高校へ来たのではないか?!」というお話に、生徒たちは改めて今何をすべきか考えたようです。

 

1年生文理選択ガイダンス実施

5月1日(月)1年生を対象に文理選択ガイダンスを実施しました。

講師に(株)リクルートマーケティングパートナーズの中村様をお迎えして、文理選択する際の4つのポイントを教えていただきました。

①将来「やりたいこと」を意識して選ぶ。

②将来「学びたいこと」から絞り込む。

③入試に必要な科目を視野に入れる。

④「好き・得意」から選択する。

新しい仕事がどんどん増えていく時代であるとともに、「やりたいこと」は知っていることの中からしか見つからないということを踏まえ、自分から積極的に情報を仕入れ、世界を広げていかなければならないということを学びました。

なお、生徒へは、適性検査の結果と履修科目選択希望書を配付しましたので、ご家庭でも科目選択についてよく話し合っていただければと思います。

【3学年 進路講演会を実施しました】

4月22日、河合塾仙台校校舎長の渡邉貴吉先生による進路講演会を実施しました。

3年生全員と保護者が参加しました。

2023年度入試の実施概況や、共通テスト、学力をつけること等について話を聞きました。

進路希望実現に向け、貴重な時間となりました。

 

【3学年 学年集会を開きました】

4月10日、始業式の後、3年生になり最初の学年集会を開きました。

学年主任より「生徒に期待すること」として、次のことが話されました。

①リーダーシップ、フォロワーシップを身につけよう。

②レジリエンス(困難をしなやかに乗り越え回復する力)を高めよう。

③今の自分を記録・共有しよう。

④健児は一千 こぞりて励む

ひとりぼっちの孤独な時間の頑張りこそが、みなさんを大きく成長させます。

⑤プライドを持て

入学おめでとう

 今日は素晴らしい晴天のもと,令和5年度の入学式が挙行され,280名の新入生が私たちの仲間に加わりました。

 入学式では,担任が一人一人呼名すると新入生はしっかりと返事をして起立しました。校長先生から「ただいま呼名されました280名について,福島県立福島高等学校への入学を許可します」と入学を許可され,晴れて福島高校生の仲間入りです。入学おめでとう。

 校長先生は式辞の中で新入生に対する大きな期待を述べました。式辞の全文はこちらに掲載してありますので,ぜひご覧ください。

 御来賓の県議会議長様からは「これからの素晴らしい出会いを大切に,周りを支えることができる人材になってください」と祝辞をいただきました。

 PTA会長様からは「ようこそ福島高校へ。実り多い充実した高校生活を送ってください」,同窓会長様からは「さらに新しい知識を得て,自分とは何者かと問い,夢を実現してください」とお祝いの言葉をいただきました。

  それらを受け,新入生を代表して大多和幸花が「福島高校生としての自覚と誇りをもち,様々なことに挑戦し,仲間との交流の中で互いに切磋琢磨し,自分自身を高めます」と力強く宣誓しました。

 福島県の,日本の未来を創造できるのは君たちです。福島高校の3年間で大きく逞しく成長してください。

令和5年度 始動!!

 今日は,丹野新校長をはじめ本校に新たに着任された18名の教職員の方々の着任式を行いました。教頭先生から着任した方々をお一人ずつ紹介し,丹野校長が着任者を代表して「福島高校がさらに充実するよう,皆さんと先生方みんなで頑張ります」と挨拶されました。

 引き続き,春休み中に部活動で優秀な成績を残したバドミントン部とテニス部の生徒への賞状伝達式を行いました。おめでとうございます。皆さんのさらなる活躍を祈っています。

 そして,始業式では丹野校長先生から「予測できない社会を生き抜くためには,自由,あくなき探究心,多様性を重んずる心,創造性が重要である」「そのために,深い知性,人の痛みがわかる心,変革マインドを身に付けてほしい」と新年度を迎えるにあたってのお話がありました。

 続いて,教務主任からは「考えることは重要だがアクションを起こすことが大切。覚悟をもって勉強に励んでほしい。」,生徒指導主事からは「新しい人間関係に慣れてよい関係を築いてほしい」「自転車走行時のヘルメット着用の努力義務がスタートした。自分の安全は自分で守ろう」,進路指導主事からは「何事も楽しんでやる,自分から行動する,身近なところにある「なぜ」を大切に」というお話がありました。

 これらのお話をしっかりと受け止め,充実した福島高校での1年間にしていきましょう。いよいよ福島高校の令和5年度が始動しました。

別れの挨拶

 先日発表された人事異動を受け,今日は離任式が行われました。たくさんの卒業生も来てくれ,校長先生をはじめ退職する先生方3名と離任される5名の先生方から,お一人ずつ挨拶をいただきました。

 まず最初に,佐藤校長から「何よりもうれしかったことは10年間福島高校に携われたこと。生きていく中で偶然の出会いは多くあるが,それをどう生かすかは君たち次第だ。頑張ってほしい。」と挨拶がありました。最後にラグビー流の別れの挨拶を「ハカ」で表現してくださり,大きな拍手が沸き上がりました。

 退職される武田先生には「ワクワクする目標と努力を重ねることの大切さ」「眼に見えないもの特に信頼関係の大切さ」をお話いただきました。同じく退職される松本雅先生は福島高校のイメージを尾形光琳の紅白梅図屏風になぞらえ,「伝統は同じことを繰り返すことではない。先人の思いを受けとめ,自分たちが新たに創り上げることだ」と話されました。

 離任する橋爪教頭は本校に着任したときの話「勉強をしない奴はダメだ。勉強しかしない奴はもっとダメだ」を引き合いに,福島高校の自由闊達さをさらに伸ばし,福島高校の更なる発展を期待されました。菅野智先生からは「先行き不透明さが増す時代だが,みんなには時代のリーダーとして活躍してほしい。そのためにも深い見識を身に付けてほしい」というお話をいただきました。佐藤琢先生からは「何事も自分事に落とし込むことが大切。自分から飛び込んで得られた経験をもとに成長してほしい」と話されました。佐藤誠先生は「力を蓄え必要な時にその力を全力で発揮してほしい」,菅野和先生は「まずやってみること,そうすると新しい世界が広がる。何事もワクワクしながら取り組んでほしい」とお話いただきました。

 福島高校のために活躍された先生方,本当にありがとうございました。生徒・教職員一同,先生方との出会いを大切にさらに成長します。先生方の次のステージでの活躍を心よりお祈りいたします。

 

新入生オリエンテーションを実施しました

 肌寒い日が数日続きましたが,今日は気温も上昇し天気にも恵まれました。この好天の中,本校では令和5年度の入学予定者の皆さんにオリエンテーションを行いました。今回もZoom配信によるオリエンテーションで,合格者と保護者の皆様にはプロジェクタで投影された映像を見ながら説明を聞いていただきました。

 教頭先生の挨拶の後,教務部からは福島高校の教育目標と勉強の心構えを,生徒指導部からは登下校時間・服装・スマホ使用など学校生活全般について,進路指導部からは進路選択の大切さをなどを説明しました。また,事務部からは就学支援金・諸会費の納入などの説明をしました。

 また,SSH部からは探究活動のねらいと3年間の全体像を,情報委員会からはスマホなどの情報端末と一人一台端末の購入などに関する説明をしました。

 初めて聞くたくさんの言葉に戸惑った方がいたかもしれませんが,「新入生のてびき」や説明資料をゆっくりご覧いただき,不明な点があれば遠慮なくお問い合わせください。

 福島高校は皆さんの入学を心待ちにしています。4月10日の入学式にまたお会いしましょう。

 

今,この場所で一所懸命

 今年度の授業も今日が最終日。令和4年度の終業式を行いました。

 終業式に先立ち賞状伝達式を行い,素晴らしい成績を収めた仲間をみんなで称えあいました。今回賞状を伝達されたのは,日本数学オリンピックの成績優秀者,福島県テニス選手権の上位進出者,スーパーサイエンス部の「ふくしま経済・産業・ものづくり賞」「科学の甲子園」福島県大会の成績優秀班,福島ネクストクリエイターズチャレンジ2022で特別賞を受賞した美術部の皆さんです。おめでとうございました。皆さんの更なる飛躍を祈っています。

 さて,終業式では校長先生から1通の手紙が紹介されました。12年前の東日本大震災による原発事故で,本校の体育館への避難を余儀なくされた方からの手紙です。当時を振り返り,本校の生徒・職員から受けた励ましや親切な対応を今でも感謝しており,そのことを在校生にぜひ伝えてほしいという内容でした。

 この手紙を受けて,校長は「今は自分自身のために頑張っていると思うが,君たちの先輩方のように,困っている人や隣人にそっと手を差し伸べ,お世話になった方々に感謝の気持ちを伝えることができるそんな大人になってほしい」と話されました。また,「4月には後輩を迎えるが,福島高校に合格したときの感動を思い起こし,今,この場所で一所懸命頑張ってほしい」とエールを送りました。

  厳しい寒さも和らぎ,本校前庭の梅は満開です。桜の開花も例年よりかなり早そうです。梅も桜も冬の厳しい寒さの中で蕾を少しずつ膨らませ,花を咲かせる準備をしています,そして春になれば樹木も赤く色づくほどのエネルギーを蓄え一気に開花します。来年度も皆さん一人一人が美しく大きな花を咲かせることを祈っています。

卒業 おめでとう!!

 本日は,内堀雅雄福島県知事の御臨席を賜り,福島高等学校第75回卒業式を挙行いたしました。今日本校を卒業する卒業生は269名。入学から卒業まで新型コロナウィルス対応に追われ続けた皆さんですが,一人一人が考え工夫し多くの努力を重ね,充実した3年間にしたと思います。新しい未知の世界に向かって旅立つ皆さんの未来に幸多かれと祈ります。

 さて,卒業証書授与に続き佐藤校長は式辞で,「組織や地域のリーダーとしての活躍が期待されている皆さんに求められるのは判断と決断です。また,大きな責任と伴う判断には自信と覚悟が必要です。そのために必要となるのは「知識と経験」です。皆さんには梅章の教えを胸に,困難に直面しても「人間万事塞翁が馬」という諺を思い起こし突き抜けてほしい。」と未来のリーダーたちにエールを送りました。

 また,内堀知事からは,「皆さんは福島県,日本,世界を先導するリーダーとなるべき人材です。自分の目標や夢の実現に向けて挑戦し,大きな花を開かせてくれることを願っています。」とお祝いの言葉をいただきました。

 今日この学び舎を巣立つ皆さん。多くの方々からいただいた励ましの言葉を胸に新しい未来を切り拓いていってください。これからの未来を創るのはあなた方です。卒業おめでとう!!

 

 

「福高展」(福島高校美術部展)開催中です

 福島高校美術部による展覧会「福高展」が、1月12日(木)から始まりました。現在部員は3年生を除くと6名と少数精鋭で活動しています。今年度に制作した油絵やデジタル画、映像作品など37点の作品が展示されています。福島市写真美術館にて15日(日)まで。開館は9:00、閉館は16:30(最終日は16:00まで)。

節を大切にする

 12月もいつの間にか中旬。本校では全校集会を行い,明日から一足早い冬休みに入ります。とはいえ全学年とも課外があるので,冬休み気分を味わえるのは年末年始でしょうか。3年生は共通テストが目前に迫っているのでそれどころではないと思いますが,1年を振り返って自分自身をリセットし,新たな気持ちで新年を迎えてほしいものです。

 さて,全校集会に先立ち賞状伝達式を行いました。表彰されたのは書道部,写真部,将棋部,テニス部,合唱部,スーパーサイエンス(SS)部の皆さんです。特にSS部の皆さんは10種類もの発表会で優秀な成績を収めました。意欲的に研究に取り組んだ証だと思います。皆さん本当におめでとうございました。

 校長先生からは,「節を大切にし,年末・年度末に向けて振り返りをしよう。」というお話をいただきました。また,サッカー選手・監督である本田圭佑氏の「失敗をどう考えるかが大切だ。次への糧と考えるか,そこで立ち止まるか。」「自分が経験したことや周りで起きたことは,すべて自分の目標に向かう時の課題解決に役立つ。」など心に響く言葉から,前向きな考え方の大切さもお話いただきました。

 教務主任は,日本文学研究者である故ドナルド・キーン博士の青年時代の夢と,博士の恩師で本校で教鞭を執ったことがある角田柳作先生との出会いを話しました。その中から「多くの学びと経験が自分の進路を定めることになる。」「充実した日々を送りながら学び続けてほしい。」とエールを送りました。