福島高校ニュース

[学校行事・部活動]

本校初「オンライン公開授業」を開催しました

 今日は、本校始まって以来初めての「オンライン公開授業」を開催しました。 

 このオンライン公開授業は、本校が令和2年度から「ICT指導力開発校」に指定されこれまでに取り組んできた成果と、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)校として取り組んだ成果を併せて発表する場として企画したものです。

 開会行事の後、福島大学 人文社会学群 人間発達文化学類 平中宏典准教授から、「これからの社会像と学び方から考える学校でのICT活用」という演題で講演をいただきました。これからも大きく変化し続ける世界で求められる人間の資質や学びは何か、自立した学習者を育成するためにはどのような学びが必要なのか、そのためのICT機器の活用はどうあるべきかなど、幅広い視点から多くの示唆をいただきました。

 公開授業は、参加者の皆様に収録した授業を事前に視聴していただき、そのうえで研究協議に参加していただくスタイルとしました。この公開授業には約280名もの多くの方々に申し込みをいただき、誠にありがとうございました。

 その後7つの分科会(国語・数学・英語・化学・美術・世界史・SSH)に分かれて研究協議を行いました。参加者からは「ICTを使用したときの生徒の反応は?」「チョークとペンの使い分けは?」「どんな準備をして授業に望んでいますか?」「先生方のICT機器利用の差への対応は?」「今までの失敗談」などの質問がありました。また「評価のしかた」「ICT機器の利用が効果的な場面とそうでない場面」「新学習指導要領に向けた取り組み」などの質問もあり、充実した研究協議になりました。

 本校の取り組みもまだ始まったばかりです。「未来を創造する生徒たちに必要な力は何か?」という問いを持ちながら、多くの実践を重ねたいと思います。福島大学の平中先生をはじめ、今回ご協力をいただきました多くの皆様に感謝申し上げます。