[スーパーサイエンスハイスクール]
JSSF2023(Japan Super Science Fair 2023)移動日
11月3日(金)~5日(日)まで立命館高校主催のJSSF2023に、スーパーサイエンス部2年の大山峻さん、渡邊悠希さんが参加します。このイベントは世界各地、日本各地の高校生が立命館高校に集い、研究発表を中心としたサイエンスコミュニケーションを行うものです。今日は移動日で、明日からの口頭発表・ポスター発表に備えます。
↓京都駅にて。
SSH通信10月号
SSH通信10月号を配信いたします。ご覧ください。
【1学年】SS探究「ふくしまフィールドワーク研修」を実施しました。
10月3日(火)県内の7つコースに分かれて「ふくしまフィールドワーク研修」を行いました。
福島県内で「課題解決」に取り組む企業・事業所・大学での研修により、2年次に行う全員課題研究に向けた課題発見力や探究力の基礎的能力を育成することを目的に実施しました。
生徒たちは7つのコースから希望コースを選択し、コースごとに事前学習を行ってから現地研修に向かいました。
↓ 各クラスでの事前研究の様子
↓ ①福島コース JICA二本松研修所
↓ ①福島コース 福島大学
↓ ②郡山コースA 福島県林業研究センター
↓ ②郡山コースA 株式会社宝来屋
↓ ③郡山コースB 日東紡績 富久山事業センター
③郡山コースB コミュタン福島
諸事情により写真が撮れませんでしたが、熱心に展示や実験観察に取り組んでいました。
↓ ④会津コース 会津大学
↓ ④会津コース 合資会社 大和川酒造店
↓ ⑤相馬コースA 福島県ロボットテストフィールド
↓ ⑤相馬コースA 福島県水産資源研究所
↓ ⑥相馬コースB JAXA角田宇宙センター
↓ ⑥相馬コースB 相馬IHIグリーンエネルギーセンター
↓ ⑦いわきコース いわき市アンモナイトセンター
↓ ⑦いわきコース ドームいわきベース
現在、来週18日(水)のクラス内でのプレゼンテーションコンテストに向け、各班にて準備を進めています。
ウメタンS 第4回 オンライン講座 「全固体電池研究の最前線 〜次世代蓄電技術の実現に向けた物質探索と機構解明〜」
10月4日(水)、本校SS部1年生のほか、2つの高校の生徒も参加し、第4回オンライン発展講座が行われました。講師には東北大学多元物質科学研究所 准教授 大野真之 先生をお招きし、「全固体電池研究の最前線 〜次世代蓄電技術の実現に向けた物質探索と機構解明〜」というテーマで講義をいただきました。
優れた性能を持つ電池は世界を変える力を持ちます。例えばリチウムイオン電池の実用化により、ポータブルなデバイスが普及し、iPhoneなどがどこでも利用できるようになりました。今後は、飛行機まで電池で動かすことを目指しており、電池技術は大きな可能性を秘めています。先生は、最新の研究トピックをわかりやすく説明してくださり、興味深く、楽しく学ばせていただきました。
【生徒の感想】
・リチウムイオン電池について学ぶことが出来ました。固体電解質が実現されれば、安全性や効率がともに向上するとのことで、素晴らしい技術だと感動しました。質問にも答えて頂き、ありがとうございました。大野先生のような研究者になれるよう勉学に励みたいと思います。
・お忙しい中、講義をありがとうございました。まだ化学を習っていないため、難しかったですが、化学に興味がわきました。私は途中で諦めてしまったり怠け癖があるのですが、始めにおっしゃっていた「真剣に取り組んだら、思いがけないところでいきてくる」という言葉を聞いて物事に真剣に向き合おうと思いました。また、「想像・妄想を語る」ことでより目標が定まり努力できるようになるのだと思いました。
Pythonプログラミングを使ったデータの分析・可視化講座の開催
9月24日(日)に会津大学の協力を得てデータサイエンスに関わる講座を開催しました。この講座には、本校生1年生30名が参加しました。
講座では、生徒は自分のタブレット端末を使い、eStatからの人口統計に関わるデータを取得し、Pythonを使用してデータの前処理を行いました。そして、前処理したデータを同じくPythonを用いてグラフにして可視化する体験を行いました。講師として会津大学の渡部准教授だけでなく、会津大学の学生4名がTAや講師として参加しました。TAの中には本校のOBもおり、彼は在学中はSS部に所属して梅苑祭を盛り上げるアプリ開発をしておりましたが、卒業後も情報技術に磨きをかけて成長していることもわかり、非常に頼もしくも嬉しくも感じました。
今後、オープンデータを使用して、課題研究を行う生徒が出ることを期待しています。