福島高校ニュース

2023年6月の記事一覧

3学年「グローバル・サイエンス」(理系)

6月28日に3学年ベーシック探究の一環で,グローバルサイエンス(理系)を実施しました。グローバルサイエンスとは,外国人研究者の方に,自身の研究や出身国に関する講義を英語で行ってもらうことで,学術研究への関心や学術研究の国際性の理解を深めることを目的としたイベントです。先週の文系に引き続き,理系では会津大学,福島大学から外国人研究者の方をお招きし,英語で講義をしていただきました。質疑応答や司会進行もすべて生徒が英語で行い,最後に講義の内容や自分たちの考え方をまとめて英語でプレゼンテーションを行いました。

普段ではなかなか得られない貴重な英語によるインプット,アウトプットの機会になりました。

   

ウメタンS 第2回オンライン発展講座「地熱資源の持続的利用と地域共創のためのデザイン」が実施されました

6月28日(水)は、鈴木杏奈 先生(東北大学流体科学研究所准教授)から「 地熱資源の持続的利用と地域共創のためのデザイン 」のテーマで

第2回オンライン発展講座を実施していただきました。鈴木先生は、国産のエネルギー源を増やしたいという思いで地熱エネルギーの研究に

取り組んでおられます。さらに地熱はエネルギーという視点だけではなく、例えば温泉として観光や健康など、多様な価値を生み出すことができます。

持続的な社会の実現のために、自然を理解する、人間が自然と共に生きるシステムを構築する、それが鈴木先生たちの研究分野です。

今回の講義では、地熱資源の持続的利用についてのデザインと、地域の中で多様な人たちと共に価値を作るためのデザインについて、そして、

研究や学問に向き合うには、常に「問いを持つこと」、その大切さについてもご教授いただきました。
将来、研究者を志す生徒諸君にとって、日頃の学習の大切さ、心構えを知る貴重な学びの場になりました。

鈴木先生、ご多忙の中、オンライン講義を実施いただき本当にありがとうございました。

 

【生徒の感想より】
・問いを見つける、持つこと。多面的に考える。違和感を感じとること、自分が感じた違和感から問いを見つけて、探究することが大切である。

・価値観の違う人との対話を通し、お互いの価値観を認め合うこと。科学技術の発展によって社会が変わるとは限らないということ。違和感から探究が生まれるという考え方にとても驚きを感じた。様々な経験の中での違和感を大切にして探究を深めていきたい。学ぶことがたくさんあった講演会だった。

本日はありがとうございました。

 

3学年「グローバル・サイエンス」(文系)

6月20日(火)に、「ベーシック探究」の一環として「グローバル・サイエンス」を文系で実施しました。生徒たちは、(1)「異文化理解講座」(講師 Zachary Schneider(本校ALT))、(2)「探検・記憶・幻想:日本仏教におけるインドの知識と現代」(講師 Dr. Paraide 東京大学)、(3)「文化適合的な構築主義的デザイン教育:持続可能な開発へのイノベーション主導の教育」(講師 Dr. Sawaros 東京工業大学)、より1講座選択し英語による講義を受講しました。講義終了後には、講師の先生と生徒たちの間で活発な議論が行われました。

▼講義(2)の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼講義(3)の様子

ウメタンSオンライン発展講座「恐竜は鳴く~謎の骨の正体を探る~」が実施されました

 6月21日(水)に、福島県立博物館学芸員である吉田純輝先生によるオンライン発展講座「恐竜は鳴く~謎の骨の正体を探る~」がスーパーサイエンス部と希望生徒を対象に実施されました。本校生以外にも、愛知県立一宮高等学校、福島県立磐城高等学校、福島県立磐城桜が丘高等学校、福島県立安積高等学校からも参加がありました。

 当日は世界で初めてとなる喉の骨の化石に関するお話や、研究者としての心構えをお聞きすることができ、生徒達にとって学び多い時間となりました。

吉田先生、お忙しい中、オンライン講義を実施していただきましてありがとうございました。

 

オンライン講義の様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~参加した生徒の感想~

・地学班に参加しているものの、今までは鉱石にしか興味がなく、化石についての研究をしようとしたことがありませんでしたが、吉田先生の講義を受けて、化石についても研究しようと思いました。

・恐竜の特徴を調べるために、鳥類と比べて考えたり、結果が見えなくて諦めそうな時も博物館に行って骨と向き合う姿勢がすごいと思い憧れた。自分も研究と向き合えるようにしたい。

・プロの研究者の研究に対する姿勢を知れて、刺激になった。恐竜のお話がとても興味深いものだった。

・恐竜の喉化石発見には恐竜についてはもちろん喉の構造から鳥類やハチュウ類について、さらに歯など別の分野の知識も必要だったと知り、一度立てた仮説を覆せるほど多くのデータを集めた先生を本当にすごいと思った。