福島高校ニュース

[スーパーサイエンスハイスクール]

JSSFで海外との共同研究を発表

日時: 2019年11月2日(土)合同練習日
    2019年11月3日(日)〜7日(木)JSSF

場所: 立命館中学校・高等学校 長岡京キャンパス
    立命館大学 琵琶湖草津キャンパス

対象: 2名(1年生1名、2年生1名)

 

 11月2日(土)から7日(木)、立命館高校長岡京キャンパスで行われたJapan Super Science Fair(JSSF)に参加し、カナダのシャーニガンレークスクール、立命館高校と本校の3校で行ってきた共同研究を英語で発表をしてきました。

 8月のカナダ研修から帰国後、毎週日曜日に電話会議を行い、互いの課題研究の進捗状況を確認してきました。共同研究を行う過程では、互いの個性や英語力の違い、学校のスクールタイムの違い、国と国との時差や文化の違いといった様々な障壁がありました。そういった状況の中で、互いの個性を理解しながら役割分担を模索し、そして課題研究のゴールも模索するという、多くの葛藤を乗り越えながら活動を行ってきました。

 様々な困難を克服し、今回、最終的に1つの研究にまとめて素晴らしい口頭発表やポスター発表を行うことができたました。その結果、生徒たちのやり抜く力(GRIT力)が伸びたと同時に、生徒たちは今後の国際的な研究活動に挑戦していくための大きな自信に結び付くものと思います。JSSFに参加することができたおかげで、海外校を含む生徒とのワークショップなどの協働活動の機会が得られ、また、国際的な視点に立って考えるための素地も鍛えることができました。

   

 

 

 

台湾研修5日目

本日、13時20分台湾桃園空港発成田空港行きの飛行機に乗り、無事福島へと帰って参りました。飛行機の遅延等もなく、時間通りに行程が進みました。

生徒たちは大きな事故や病気なく、研修の全プログラムを終えることができました。

ご協力いただきました保護者の皆様、訪問先の学校や企業の皆様に、改めて御礼申し上げます。

台湾研修4日目

4日目の文化探究プログラム、無事に終えることができました。

午前中、故宮博物館と忠烈祠を、午後は龍山寺と中正記念堂を見学しました。日本との歴史や文化の違いを生徒は肌で実感していたようです。

 

明日、空港へ向かい、帰国となります。全員元気に福島へ帰ってこられるように気をつけたいと思います。

台湾研修3日目

研修3日目の本日は、新竹にある実験高級中学との学校交流を行いました。

午前中は物理と化学に分かれ、本校生と実験高級中生でグループを組み、実験を行いました。理系の生徒はさることながら、文系の生徒も楽しくかつ一生懸命に実験に取り組んでいました。

ランチタイム後、本校SS部のポスターセッションを行いました。本校生と実験高級中生の間で活発な議論がなされました。

夕方、台北へ帰る前に、新竹サイエンスパークを見学しました。テクノロジー分野の先端技術に、生徒は驚いている様子でした。

台湾研修2日目

全員無事に研修2日目のプログラムを終えました。午前中は、明日の発表に向け、各班での最終打ち合わせ兼発表練習を行いました。各班とも真剣に取り組んでいる様子でした。

午後からは、現地JTB台湾様の協力をいただきながら、生徒たちは本校SSHの取り組みについてプレゼンテーションを行いました。初めて外部に英語でプレゼンテーションを行いました。生徒は少し緊張した様子でした。

夕方には台湾の名産品であるパイナップルケーキ工場を見学しました。

夕食後に、発表の最終調整をする班もあるようです。明日の学校交流に向けて、自信がついてきたのか意欲的に燃えている生徒の様子が見られました。

 

化学グランドコンテスト

10月26日(土)~27日(日)に大阪市立大学で開催された第16回化学グランドコンテストに参加してまいりました。

全国から化学の研究を行っている高校生が集まり、発表とディスカッションを行いました。

本校は県北地区の大会と重なったため1件のみの発表でしたが、高校生や大学の先生方と意見交換する貴重な機会となりました。

 

第55回X線分析討論会でポスター発表

日時:2019年10月29日(水)

場所:福島市コラッセふくしま

参加人数:2名(本校1年生 2名)

  日本分析化学会X線分析研究懇談会が主催する第55回X線分析討論会に参加し, 本校生徒2名が「セシウム不溶化鉱物とリークテストにおける最適条件の調査」というタイトルでポスター発表をしてきました。生徒たちは発表を通じて, 研究者などとの質疑応答により課題研究の更なる発展のヒントを得たようです。生徒たちは表現力・発信力・専門力・GRIT力を鍛えることができました。

 

 

台湾研修1日目について


本日10月30日より4泊5日でSSH台湾研修が行われます。

1日目の本日は2時間目まで授業を受け、11時半に学校を出発しました。成田空港で飛行機に乗り、大きなトラブル無く台北へと到着しました。

明日から本格的に研修が始まります。生徒も研修に胸を膨らませている様子でした。

令和元年度 福島県高等学校生徒理科研究発表会 県北地区大会

日時:2019年10月26日(土)

場所:本校 視聴覚室・梅苑会館

参加人数:多数

  生徒達の課題研究の発表会である県北地区の生徒理科研究発表会に参加してきました。物理4件, 化学5件, 生物4件, 地学4件, 情報2件の計19件の課題研究を発表しました。生徒達は課題研究の発表だけでなく, 大会の司会進行や会場作成も頑張りとても有意義な発表会となりました。この大会を通して, 創造的思考力, 表現力・発信力, GRIT力(物事を完遂する力)を成長させることができました。

 

 

 

東北地区SSH教員報告会

10月19日(土)~20日(日)に東北大学で開催された東北地区SSH教員報告会に参加して参りました。

一日目は東北大学の安藤晃氏による課題研究の進め方に関する基調講演に始まり、SDGsを体感するワークショップを実施しました。体験してみて、SDGsの意図や重要性を身をもって知ることができました。二日目は事例紹介として本校のSSHの取組について発表を行い、本校独自の取組について参加者で共有しました。他校の取組を共有する上では、大変意義深い会議となりました。

化学グランプリ2019の金メダルが届きました

8月19日(月)~20日(火)に工学院大学で開催された「化学グランプリ2019二次選考会」にスーパーサイエンス部3年の安斎優希くんが出場し、金賞を受賞しました。

メダルと賞状が届きましたので、記念撮影を行いました。おめでとうございます。

福島高専生との意見交換会

日時:2019年8月28日(木)
場所:本校 物理講義室
参加人数:4名(2年生 2名, 1年生 2名), 福島高専生10名

 本校SS部 放射線班4名が福島工業高等専門学校の生徒と、互いの除去土壌に関わる取り組みについて発表し合い、意見交換を行う活動を行いました。本校からは、イギリス研修で発表した本校の放射線の取り組みや、除去土壌のポルサイト化に関する研究の報告を行いました。福島高専生からは、除去土壌を処理する際に発生する粉塵を監視する研究や、再生資材として活用した除去土壌が雨によって流出させないための研究の報告がありました。除去土壌に関して、互いに視点の違った研究に取り組んでいることがわかり、視野を広げる貴重な機会となりました。

  

 

SSH国際共同研究研修(カナダ研修)5ー7日目

日時: 2019年8月23日(金)~25日(日)

23日(金)はシャーニガンレークスクール滞在の最後の日となります。この日の午前は昨日からの実験を共同で行いました。次に、共同研究のタイトルについて話し合いました。タイトルは、3つの湖でのホザキノフサモ(eaurasian milfoil)の特性の違いの比較に決まりました。また、時差や学校のスクールタイムの違いもある難しい状況のなかで、次回の会議の日時を最終決定し、それまでにやる事も明確にしました。

シャーニガンレークスクールの生徒や先生方と名残惜しくもお別れをし、バンクーバー市に車とフェリー、バスを使い向かいました。その日は自転車でバンクーバー市内を周り、カナダ滞在の最後の日を楽しみました。

24日(土)はバンクーバー国際空港に移動し飛行機で日本に帰国しました。日本到着では16時間ほど時間が進み25日(日)の16時でした。成田空港では立命館高校の生徒、先生とお別れをし、新幹線で移動して福島駅へ戻り解散しました。

これからも共同研究を続け、成果を11月に行われるJSSFで発表する予定です。帰国後も共同研究を頑張り、国際力や探求力などのさらなる成長を期待したいと思います。

 

関東研修

8月1日~2日、第1学年SSHアドバンス探究クラスは、つくば市内で関東研修を行いました。1日目は2班に分かれて、午前中は国立環境研究所と物質・材料研究機構に、午後は高エネルギー加速器研究機構と国立実験植物園に行きました。生徒たちは話の内容を理解しようと真剣に話を聞き、質問していました。中には、福島高校出身の先輩が研究内容の説明をしてくださるなど、進路を考える上でも参考になったようでした。夜は8班に分かれて、協力しながら見学した場所のプレゼンのためのスライド作成を行いました。

 2日目はつくばイノベーションセンターにて、プレゼンを行いました。スライド作成、発表、質疑応答等、初めて経験する生徒も多かったのですが、それぞれの班に工夫が見られ、質問もでるなどして、プレゼンの一連の流れをつかむことができたようです。その後すぐに、JAXAつくば宇宙センターに行きました。実際に宇宙に指令を出している部屋で働く職員の姿をガラス越しに見て、目を輝かせながら説明を受けている姿は印象的でした。盛りだくさんの内容でしたが、生徒にとって充実した、将来に役立つ経験ができた2日間になりました。

SSH国際共同研究研修(カナダ研修)4日目

日時: 2019年8月22日(木)

本日の午前は引きづつき昨日から行っている溶存酸素量を調べる実験を共同で行いました。そして次に、それぞれの植物が実質的にどれくらいの二酸化炭素を回収し植物内に固定化できるかの計算方法をシャーニガンレークスクールのジャスティン先生の指導のもとで学習しました。

午後はビクトリア市に移動し、ロイヤル・ブリティッシュ・コロンビア博物館に訪れました。シャーニガンレークスクールの歴史の先生の解説を聞きながら、カナダの歴史や自然環境について学びました。

  

夕食の時間には、生徒たち同士で、日本に帰ってからの研究の実験条件や連絡方法、会議の日時を話し合いました。

明日はシャーニガンレークスクールの滞在が最後の日となります。明日もしっかりと頑張りたいと思います。

SSH国際共同研究研修(カナダ研修)3日目

本日はまずはじめに、昨日学んだ水溶液中の溶存酸素量を調べる方法を用いて、シャー二ガンレークの3つの水生植物がどれだけ光合成を行うか実験で調査をしました。3校の生徒達が協力しあい、同じ水生生物に対して、炭酸水、蒸留水、光照射ありなしと条件を振って実験のデータを取得しました。実験の後は、各校のこれまでの取り組みについて発表を行い、情報共有を行いました。

 

午後はシャーニガンレークスクールのスケート場でスケートを行った後、バルディー山に入り散策をしました。木の直径や年齢の測定法などカナダの自然環境を学習しました。この学習を通して、カナダの人たちがいかに自然を愛しているか理解することができました。

  

夕食後は、3校の共同研究について話し合いました。各校それぞれの近くにある湖の水生生物に関して、同じ方法でデータを取得し比較していくことで決まりました。

明日でカナダ研修は折返しとなります。明日からも引き続き、頑張りたいと思います。

お祝い 祝 化学グランプリ2019金賞受賞!

8月19日(月)~20日(火)に工学院大学で開催された「化学グランプリ2019二次選考会」にスーパーサイエンス部3年の安斎優希くんが出場し、金賞を受賞しました!

7月の1次選考を経て全国から80名程度が選抜され、今回の二次選考が行われました。

筆記だけでなく実験技術も必要になるため、化学に関する総合力が認められたと言えます。

福島高校では、休日を利用して科学系オリンピックのための対策講義を行っており、生徒の参加を推奨しています。

SSH国際共同研究研修(カナダ研修)2日目

日時: 2019年8月20日(火)

2日目は半日かけてバスとフェリーを使いバンクーバー島にあるシャーニガンレークスクールへ移動しました。

シャーニガンレークスクールでははじめに、一緒に共同研究を行うシャーニガンレークの生徒たちが校内を案内してくれました。湖がすぐ側にあり泳ぐことができること、様々な施設が自然豊かな土地の中で素晴らしく調和して建てられており、充実した文化・体育などの教育活動が行われていることがわかりました。

  

夕食のあとは、シャーニガンレーク高校の化学の先生の指導のもと、シャーニガンレークの生徒たちから、湖の水生植物の光合成がどれくらい行われているかの実験方法を教わりました。具体的に水中の溶存酸素量を測定する2つの方法を実習を通して学びました。

 

その後、周りが暗くなるまでキャンプファイヤを行いました。シャーニガンレークの先生方にはキャンプファイヤーまで準備していただき、幻想的なシャーニガンレークの夜空に囲まれて、心まで暖かくなる体験ができました。

暗くなってからは天文台で木星や土星の観察を行いました。土星の輪がはっきりと見え、言葉では表現しにくい感動の体験ができました。

 

明日は本日学んだ溶存酸素量を測定する実験を共同で行う予定です。

 

令和元年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会

令和元年8月7日(水)~8日(木)に、「令和元年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」が神戸国際展示場で開催されました。

全国のSSH指定校212校の代表がポスター発表を行い、日ごろの研究の成果を披露しました。

本校からは校内セレクションを経て選出されたプラズマ班3名が参加し、『プラズマによる流体制御の研究Ⅱ~風力発電への応用を目指して~』について発表を行いました。

ポスター発表では、全国の高校生や参加者の皆さんと意見交換し、いただいた質問や意見から新たな知見を得る場面も多くありました。

審査の結果、奨励賞と生徒投票賞を受賞しました。

2017年からスタートした本研究では、多くの皆様のご協力をいただいております。

この場を借りて御礼申し上げます。

今後さらに本研究を発展させるべく、先輩から知識と技術を引き継いだ生徒たちが頑張っています。