福島高校ニュース

[スーパーサイエンスハイスクール]

ウメタンSオンライン講義「星はどのように作られた?天の川規模のリサイクル、リユース」

 1月24日(水)にオンライン講義が実施されました。今回は国立天文台および総合研究大学院大学准教授である林左絵子先生を講師にお迎えし、「星はどのように作られた?天の川規模のリサイクル、リユース」という題で講義をいただきました。星の成り立ちやTMTプロジェクトについて、大変わかりやすく説明をいただきました。林先生、お忙しい中、オンライン講義を実施頂きましてありがとうございました。

講義の様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒の感想

・宇宙についての興味が小学生の頃ぶりに湧いてきました。過去に起こったけどわからないことの面白さにも気づけました。面白い講義をありがとうございます。

・お忙しい中、僕たちのためにお話をしていただきありがとうございました。丁寧にわかりやすく説明してくださったおかげで宇宙の星の成り立ちなどが理解することができました。色々な人とこれから活動することになると思うので先生の人と関わるときに大切だと言っていたことを思い出しつつ頑張っていきたいと思います。

・林先生の講義を通して、宇宙の歴史やこれからの開発について知り宇宙について考えるきっかけなりました。また、宇宙開発と地球の暮らしの関係など新しい視点で考えることができ、良い経験になりました。これからは先生のように探究心を持ちながら生活していきたいです。

・貴重なお話をありがとうございました。星の成り立ちから今の星についての話しまで詳しく知ることができました。林先生のように自分のやりたいことのために信念を曲げず努力できるようになりたいです。

・今回は、星の起源や天体の解明の現状について講義を行ってくださりありがとうございました。僕は化学に関する研究を行っていますが、天体にも元素など化学の分野が関わってくるということに驚きました。今回は本当にありがとうございました。

・僕は、宇宙関連技術に関心があります。特に、ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡を宇宙空間で展開し、鏡をほぼ設計どうりに合わせる技術にとても感動しました。"

・先生の講義は、地学を少ししかかじっていない私にもわかりやすかったので、再び先生の講義を受けれるチャンスが来た時はもう一度参加したいと思います。
 本日は、素晴らしい講義をありがとうございました。

 

奈良県立青翔中学校・高等学校とのオンライン交流会

 1月22日(月)に、奈良県立青翔中学校・高等学校の生徒さんと本校スーパーサイエンス部の生徒が、オンラインで研究交流を行いました。当日は、3班ごとに9つのブレイクアウトルームに分かれて学校紹介や自己紹介、課題研究の紹介を行いました。質疑応答も活発になされ、充実した時間を過ごすことができました。青翔高校の皆さん、交流をしていただきありがとうございました。またオンラインや対面でお会いできることを楽しみにしております。

オンラインイベントに参加した皆さん↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[SS探究]2学年ポスター発表会を行いました

1/24(水)、2年サイエンスリサーチ(課題研究)のまとめとしてポスター発表会を実施しました。

今回は1、2学年合同の「SS探究」の授業として、2年生の発表を1年生にも聞いてもらい、質疑応答を行いました。また、各発表後にはGoogleフォームを用いて発表に対する評価とコメントを収集しました。評価やコメントに基づいて自分たちの発表を客観視し、研究をさらに深めてほしいと思います。

以下、発表会に参加した生徒たちの感想です。(一部抜粋)

【発表した2年生】

  • 想像よりはるかに身も心も疲れた発表会でした。質疑応答で準備不足の所を指摘されたりして、自分たちの不十分さが明確になりました。今後改良を重ねていきたいです。
  • どうしても専門用語が多くなってしまい、聞いている人の理解が大変になってしまうため、わかりやすい言葉に置き換えてわかりやすい発表にしようと思った。これまでの研究の中の様々な機会で多くのことを知ることができたのに、最後の発表で伝えたいことを伝えられずに終わるのは嫌なので、決められた時間内でまとめ、伝えたいことを伝えられるようにしたい。
  • 今回の発表を通して、聞いている人が知りたいことがわかったり、わかりにくい部分がわかったり、改善点をたくさん見つけることができたので次はもっとよりよりポスターを作り、今回よりいい発表をできるようにしたい。
  • 興味深い質問をもらったので、班の中で共通理解を図る。将来全員が関わるかもしれないような内容なので、自分たちの研究が聞いている人に興味を持ってもらったり理解してもらえたら良いなと思う。

【発表を聞いた1年生】

  • 身近な課題や、自分が当事者になっている課題に関する発表が多くあって、興味深いテーマも多くあった。県外でのインタビューや施設訪問なども研究に組み込まれていて規模の大きさを感じた。次年度は、自分が今後学びたい分野や、興味のあることを研究テーマとして、研究していきたい。
  • 先輩方は傾聴者の質問に的確に答えていたので素晴らしいと感じた。また、課題設定や研究方法まで詳しい説明をしていたので私達が課題研究をするときにも、詳しくわかりやすいものにしたいと強く感じた。課題研究のテーマは幅広く様々なものがあったので今から周囲へ目を向けてアンテナを高くしていきたい。
  • どの班もアンケートや実際に実験をした結果からの考察をしっかりしていてすごかった。さらに考察だけでなくそこから考えられる解決策まで考え込まれていた。また、ジェスチャーをつけて発表しているひともいてより熱意が伝わってきた。来年自分たちが発表するときも聞いている人がより惹きつけられるような発表をしていきたいと思った。
  • 2年生の先輩方の発表を聞いて1年後の自分の姿を想像することができた。相手に伝わりやすい声で分かりやすく伝えることが大切だと感じた。同じ研究をする人と協力してよりよいポスターをつくっていきたい。
  • 様々な角度からの質問が飛び交っていて自分が受ける側だったら本当に頭がパンクしそうだなと思った。それでもしっかりと対応している2年生をみて、自分もこうなりたいと思った。準備から発表までとても大変だと思うが、自分の気になることを友達と探求できる機会はなかなかないと思うので楽しみたいと思う。

2年生サイエンスリサーチとしての最後の発表は、2/22(木)に開催されるSSH生徒研究発表会です。

日英サイエンスワークショップ2023に参加した生徒が研修での学びを報告

 2024年1月20日(土)に郡山市中央公民館で開催された『チャレンジ!子子どもがふみだす体験活動応援事業「ふくしまの未来」へつなぐ体験応援事業 令和5年度成果発表会』にて、日英サイエンスワークショップに参加した1年生3名が研修で自身が変容したことを報告しました。福島復興は想像以上に進んでいたこと、国際的なコミュニケーションであっても伝えようとする意志が大事であること、主体的に行動することが自分にとっても周りの人にとってもいい結果を残すことを、研修での体験を交えながら報告しました。7月末に開催された日英サイエンスワークショップから半年が経過して、今回のプレゼンテーションを作成することは、生徒にとって研修での学びを整理する良い機会にもなりました。生徒たちの今後の活躍に期待したいと思います。

 

弘前大学被ばく医療総合研究所のラドン濃度測定研修へ参加

2023年12月27日から28日にかけて、弘前大学被ばく医療総合研究所にて本校生向けにラドン濃度測定に関する研修を実施していただきました。参加した生徒は4名で、今年の6月からタイのチュラポーンサイエンスハイスクール(ムクダハン校)の生徒たちと国際共同研究を進めている生徒たちです。彼らは自然放射線の内訳の比較の研究を現在行っており、自然放射線の被ばくは、ラドン吸入による内部被ばくが大きな割合を占めていることから、タイと日本のラドン濃度比較を行おうとしています。今回、ラドン測定の第一人者である弘前大学被ばく医療総合研究所所長の床次教授にラドン濃度測定の方法についてご相談したところ、ご厚意により今回の研修を実施していただくこととなりました。
研修では同研究所の准教授の大森先生や大学院生の菊池さんなどから、ラドン測定の一連の手順(RADUET設置、薬液処理、カメラによる計数処理、ラドン濃度計算処理)を実習を通して教えていただきました。加えて、ラドン被ばくをとりまく過去の知見やこれから大事になってくるポイントも併せて教えていただきました。
この研修では、日本のラドン濃度測定の基礎技術を支える現場を直接見学することができる研修でした。また、研修において研究所の先生方などと多く対話をすることができました。このことから、生徒たちの日本の科学技術の基礎を支える仕組みの理解が進んだことに加え、職業観も広げることになりました。非常に学びが多い研修となりました。