福島高校ニュース

[スーパーサイエンスハイスクール]

福島県立医科大学・甲状腺検査出前授業にて甲状腺検査の現状を学びました

日時:2020年10月28日(水)

講師:公立大学法人 福島県立医科大学 ふくしま国際医療科学センター 特命教授 甲状腺・内分泌センター長 横谷 進 先生

参加人数:10名 (本校2年生 3名, 1年生 7名)

場所:福島高校(オンライン開催)

 この度、福島県立医科大学の横谷 進 先生に特段のお取り計らいをいただき、本校のSS部放射線班10名のために「甲状腺検査出前授業(オンライン)」を開催しました。授業の内容は、甲状腺検査の手順やその理論背景、甲状腺がん罹患率、現在あげられている甲状腺検査のメリット・デメリットなどについての詳細なものでした。併せて、生徒たちが事前に送った質問に対して授業を準備してくださり、各論文などで報告されているデータを根拠にした解説もしていただきました。生徒たちは甲状腺検査の現状を広く学びながら、1つの事柄に関して多面的に観ることの重要性も学ぶことができたようです。

1学年ベーシック探究「フィールドワーク」

 10月8日(木)1学年の生徒が授業「ベーシック探究」で、全員がコース別フィールドワークを行いました。今回のフィールドワークでは、課題発見力や解決力を高めることを目的に、県内7コース(福島コース、郡山コース①、郡山コース②、会津コース、いわきコース、新地コース、相双コース)が設定され、生徒は希望のコースに参加し研修を行いました。フィールドワークでは、それぞれの地域で実際に課題解決にあたっている大学や民間企業、公共施設を訪れ、課題解決の手法や課題発見の方法を学ぶことができました。今後、今回の成果をまとめてプレゼンテーションを行い共有する予定です。フィールドワークでお世話になった皆様に感謝申し上げます。

         研修の一コマ

               福島県水産資源研究所

                  ドームいわきベース

                   福島ロボットテストフィールド

 

環境活動スタート事業講演会(1学年ベーシック探究)

 9月29日(火)5~6限に1学年のベーシック探究でケンタロ・オノ先生をお招きし、環境活動スタート事業講演会が行われました。ケンタロ先生は宮城県のご出身で、その後キリバス共和国に高校留学され、高校卒業後に日本国籍者として初めてキリバス共和国に帰化されました。地球温暖化による海面上昇の影響が深刻なキリバスの現状から、日本各地で地球温暖化を食い止めるための講演会を行っています。

 ケンタロ先生からは「キリバス共和国は遠く離れた国ではなく、海でつながった隣の国です。地球温暖化の問題を他人事にするのではなく、自分にできる事を考えてほしい」とお話がありました。また、「私は答えは教えたくない、一人一人が答えを考える事こそが大切です」ともおっしゃっていました。生徒たちにとって地球温暖化を自分事としてとらえ、今後自分たちがどのような生活や行動をしていくべきなのか、あらためて考えさせられる時間になりました。ケンタロ先生ありがとうございました。

ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム

9月19日(土)に開催された『ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム・吉野彰旭化成名誉フェローと野依良治名大特別教授「化学で地球を守る」』にSS部の1・2年生約100名がオンラインで参加しました。

生徒を3グループに分け、それぞれの部屋でプロジェクターに映像を映し出し、講演を聞きました。

常識にとらわれず研究を行うことなど、これから課題研究を進める上でのヒントをたくさんいただき、充実した機会となりました。

ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム

 9月18日(金)磐城高校にて行われたノーベル賞受賞者を囲むフォーラムにSS部の生徒7名が参加しました。リチウムイオン電池の開発に大きな貢献をされた吉野彰先生(旭化成株式会社名誉フェロー)の講義を聞いた後に、高校生がSDGsをテーマとしたプレゼンを行い、吉野先生から各発表に対してコメントをいただきました。本校では樋口萌絵(1年1組)さんが海洋汚染をテーマに発表を行い、「海洋汚染を解決するためには、コロナ感染症と同様に一人一人が問題意識を持つことが重要」と訴えました。

 発表全体を通して吉野先生からは、「今後の社会では持続可能性がないものは認められない。全ての研究や開発は必ずSDGsのいずれかの目標につながってくる。ぜひ当事者意識をもって活動してほしい。」とコメントをいただきました。

講演の様子↓

発表の様子↓