福島高校ニュース

[スーパーサイエンスハイスクール]

環境活動スタート事業講演会(1学年ベーシック探究)

 9月29日(火)5~6限に1学年のベーシック探究でケンタロ・オノ先生をお招きし、環境活動スタート事業講演会が行われました。ケンタロ先生は宮城県のご出身で、その後キリバス共和国に高校留学され、高校卒業後に日本国籍者として初めてキリバス共和国に帰化されました。地球温暖化による海面上昇の影響が深刻なキリバスの現状から、日本各地で地球温暖化を食い止めるための講演会を行っています。

 ケンタロ先生からは「キリバス共和国は遠く離れた国ではなく、海でつながった隣の国です。地球温暖化の問題を他人事にするのではなく、自分にできる事を考えてほしい」とお話がありました。また、「私は答えは教えたくない、一人一人が答えを考える事こそが大切です」ともおっしゃっていました。生徒たちにとって地球温暖化を自分事としてとらえ、今後自分たちがどのような生活や行動をしていくべきなのか、あらためて考えさせられる時間になりました。ケンタロ先生ありがとうございました。

ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム

9月19日(土)に開催された『ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム・吉野彰旭化成名誉フェローと野依良治名大特別教授「化学で地球を守る」』にSS部の1・2年生約100名がオンラインで参加しました。

生徒を3グループに分け、それぞれの部屋でプロジェクターに映像を映し出し、講演を聞きました。

常識にとらわれず研究を行うことなど、これから課題研究を進める上でのヒントをたくさんいただき、充実した機会となりました。

ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム

 9月18日(金)磐城高校にて行われたノーベル賞受賞者を囲むフォーラムにSS部の生徒7名が参加しました。リチウムイオン電池の開発に大きな貢献をされた吉野彰先生(旭化成株式会社名誉フェロー)の講義を聞いた後に、高校生がSDGsをテーマとしたプレゼンを行い、吉野先生から各発表に対してコメントをいただきました。本校では樋口萌絵(1年1組)さんが海洋汚染をテーマに発表を行い、「海洋汚染を解決するためには、コロナ感染症と同様に一人一人が問題意識を持つことが重要」と訴えました。

 発表全体を通して吉野先生からは、「今後の社会では持続可能性がないものは認められない。全ての研究や開発は必ずSDGsのいずれかの目標につながってくる。ぜひ当事者意識をもって活動してほしい。」とコメントをいただきました。

講演の様子↓

発表の様子↓

 

タイの学校とのオンラインミーティング

本校と6年前から交流しているタイ王国のPrincess Chulabhorn Science High School Nakhon Si Thammaratをオンラインで結び、共同研究テーマに関するオンラインミーティングを行いました。

今年は海外研修が全て中止になっているため、オンラインでの英会話は大変貴重な機会となり、充実した会議になりました。

次回は互いの学校の研究発表会を企画することになりました。

【日本側】

【タイ王国側】

環境放射能除染学会「第9回研究発表会」にてオンラインでポスター発表を行いました

日時  :2020年9月3日(木)

参加人数:3名(本校2年生 3名)

 環境放射能除染学会が主催する第9回研究発表会がオンラインで開催され、本校の生徒3名がオンラインでポスター発表を行いました。

 発表タイトルは「水熱法での放射性セシウム鉱物化における共存アルカリ金属イオンの影響」で、オンライン上の部屋に入室してきた参加者に、自分たちの研究を丁寧に説明していました。参加者との質疑応答では、自分たちがあまり検討できていなかった点を指摘されたり、研究をさらに発展させるヒントとなる質問をもらったりと、有意義な発表会となりました。また、わかりやすい発表をするにはどうすればいいか、オンラインでの発表を行う上で大事なことは何かなど、発表技術に関しても多くの課題を認識できた良い機会となりました。

 今回の経験を活かし、今後も課題研究活動を頑張っていきたいと思います。