福島高校ニュース

[スーパーサイエンスハイスクール]

福島県高等学校生徒理科研究発表会地区大会

 10月22日(土)福島県生徒理科研究発表会地区大会が行われました。今年度から県北地区・相双地区の合同開催となり、原町高校を会場に実施されました。本校からは13の研究班が参加しました。3年ぶりの対面形式での実施だったため、熱心に質疑応答を行うなど、生徒達はサイエンスコミュニケーションを大いに楽しみました。参加された学校の皆さん、会場校の原町高校の皆さん、本当にありがとうございました。

↓発表の様子

【1学年】SS探究 フィールドワーク研修プレゼン大会を実施しました。

10月5日に実施した「ふくしまフィールドワーク研修」の事後研修としてGoogleスライドを用いたプレゼンテーションを行いました。

研修コースごとに、研修先の事業所等が抱える課題やその解決方法を明らかにして、課題発見・課題解決の道筋を報告し合いました。授業内での準備時間は限られていましたが、生徒たちは「1人1台キーボード付き端末」を活用し、放課後等の時間に準備を進めていました。

各コースの発表に対しては、内容(独自の視点)、資料(みやすさ・図表)、発表スキルの観点で、Googleフォームを用いた相互評価を行いました。

 

ー生徒の感想ー

  • 研修とはいえリモートで話を聞くのとは違い、実際の施設を見学できて楽しかった。福島には課題(それも解決が容易でないものばかり)が山ほどあることを改めて実感した。
  • 決められた選択肢の中でではあったが、自分が興味のある企業や施設に見学に行くことができ、とても勉強になった。地域や企業の課題についてだけでなく自分の進路や将来について考えるきっかけにもなった。
  • 二つの企業さんのお話を聞いて、これからの時代は変化対応に積極的に挑戦しなければならないと感じた。プレゼンを最終的な目標に見据えて、事前研修、本番に臨むことができたので良かった。

【1学年】SS探究「ふくしまフィールドワーク研修」を実施しました。

10月5日(水)、県内の7つコースに分かれて「ふくしまフィールドワーク研修」を行いました。

今年は「Fukushimaの課題発見!」をテーマに掲げ、福島県内で「課題解決」に取り組む企業・事業所・大学での研修により、2年次に行う全員課題研究に向けた課題発見力や探究力の基礎的能力を育成することを目的に実施しました。

生徒たちは7つのコースから希望コースを選択し、コースごとに事前学習を行ってから現地研修に向かいました。

↓コース別・班別事前学習のようす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

班別の事前研修

 

以下、各コースでの研修のようすです。

①福島コース:福島大学、JICA国際協力機構二本松

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②郡山コースA:ふくしま医療機器開発支援センター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③郡山コースB:ゼビオホールディングス株式会社、株式会社宝来屋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



④三春コース:あぶくま洞入水鍾乳洞、コミュタン福島

 

 

⑤会津コース:会津大学、東京電力猪苗代第二発電所

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『協力 東京電力リニューアブルパワー』

 

⑥相馬コース:福島県水産資源研究所、そうまIHIクリーンエネルギーセンター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


⑦いわきコース:常磐興産株式会社、株式会社ハニーズホールディングス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今後、生徒たちは事後研修として班別のまとめとプレゼンテーションを行います。

研修を受け入れていただいた企業・事業所等の皆様、ありがとうございました。

DNA先端医療株式会社とオンライン対談を行いました

 9月1日(木)に、DNA先端医療株式会社代表取締役の栗原慎一さんと出生前診断について課題研究を行った3年生3名がオンラインで対談を行いました。DNA先端医療株式会社はNIPT(新型出生前診断)の普及に努めている企業です。

 当日は、「出生前診断を受けるメリットデメリット」、「ダウン症の子どもがうまれたら、親として社会として取り組みたいこと」、「出生前診断は誰のための検査か」の3つのテーマについて対談をしました。生徒たちは今回の対談を通して、課題研究で学んだ内容をさらに深めることが出来たようです。

 

~生徒の感想~

課題研究で一つの答えにたどり着いた気がしていたが、今回の対談を通してまた新たな視点から出生前診断やダウン症候群などについて考えることが出来た。

 

対談の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

対談の機会を設けてくれたDNA先端医療株式会社の皆さん、本当にありがとうございました。

物理チャレンジ2022第2チャレンジ(全国大会)に4名が出場しました。

3年生4名が令和4年8月23日~26日兵庫県姫路市で行われた物理チャレンジ2022第2チャレンジ(全国大会)に出場し,服部想惟さんが優良賞を受賞しました。

第2チャレンジでは第1チャレンジを勝ち抜いた全国約100名が一堂に会し、実験問題コンテストと理論問題コンテストを行いました。また、サイエンスツアーでは大型放射光施設SPring-8などを訪れ、最先端の物理学に触れる貴重な機会となりました。

 

〇今回参加した4名(安齋康介さん、服部想惟さん、飯塚遥⽣さん、⼤須賀太⼀さん)

〇問題解説会の様子

 

〇サイエンスツアーで訪れた大型放射光施設SPring-8

 

 

福島県総合教育会議で事例発表を行いました

8月26日(金)に県庁で開催された令和4年度第1回福島県総合教育会議に本校生徒が参加し、知事、教育長、教育委員に対して、課題研究の内容をSDGsの観点を含めて発表いたしました。

発表テーマ:「バクテリアセルロースを用いたストローの開発と評価」

参加者:スーパーサイエンス部 1年 岩佐奈々

    SSH部 教諭 髙橋昌弘

最初は緊張しましたが、堂々と研究背景や研究内容の発表を行い、質疑応答にも的確に対応することができました。

SSHの活動の成果をしっかりと伝えることができ、大変貴重な機会となりました。

つくば研修を実施しました

 8月2日(火)~3日(水)に、つくば研修を実施しました。例年SS部の1年生を対象に行ってきましたが、この2年間は実施を見合わせたため、SS部の2年生および1年生の希望者、合わせて56名の参加でした。2つのコースに分かれ、つくば市内の研究施設や博物館などを見学しました。

 

 Aコースは1日目に物質材料研究機構、JAXA、筑波実験植物園、2日目に地図と測量の科学館、サイエンススクエアつくばを訪ねました。Bコースは1日目に地質標本館、食と農の科学館、JAXA、2日目に防災科学技術研究所、筑波実験植物園を訪ねました。1日目の夜には、ホテルの各部屋からZoomを使ったミーティングを行い、見学で学んだことや感じたことなどを共有しました。

 

 最先端の科学技術に触れたり、科学者や技術者の方々(本校OBも!)から直接お話を聞いたりして、大変刺激的な2日間となりました。これからの全員課題研究や進路選択などに生かして欲しいと思います。

JAXA食と農の科学館地質標本館 筑波実験植物園  

3学年ベーシック探究「表現力養成講座」が実施されました

 8月23日(火)~24日(水)に、3学年ベーシック探究で表現力養成講座が実施されました。この講座は、普段の授業ではできない発展的な実験を実施し、考察を深めてレポートにまとめることで、表現力を高めることを目的にしています。生徒達は物理、化学、生物の3つの分野に分かれて実験を行いました。

物理:面積速度一定の法則の検証

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

化学:無機物質の同定

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生物:模擬DNA鑑定

コミュタンサイエンスアカデミアでエッグドロップの講師を務めました!

8月21日(日)、三春町にある福島県環境創造センター「コミュタン福島」で実施されたコミュタンサイエンスアカデミア2022ベーシックコースの実験企画において、スーパーサイエンス部1,2年生の有志12名が「エッグドロップ」の講師を務めました。

この企画は、県内の小学生40名を対象とした全12回のサイエンスワークショップのうちの6回目の実験企画です。約6 mの高さから卵を落下させても、卵が割れないように保護するためのプロテクターを考え、製作することを通して、科学的な探究力を養成します。

 各グループに2~3名の高校生が講師として入り、小学生にプロテクター製作のアドバイスをしました。

↓ 小学生がつくりたいプロテクターについて聞き取り、アドバイスをしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

↓ 製作したプロテクターの特徴をプレゼンテーション。小学生がうまく説明できるようにサポートしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↓ いざ、ドロップ!パラシュート型のプロテクターが的をめがけて落下しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↓ 中の卵は無事か⁉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

技術的なアドバイスをすることはもちろん、小学生のプレゼンテーションのサポートも行った講師役の生徒たち。相手が理解しやすいように伝える技術を向上させるよい機会になったようです。

 

エッグドロップコンテストinこむこむが実施されました

 8月6日(土)福島市子どもの夢を育む施設こむこむ館にて、小学生が対象のエッグドロップコンテスト(※)が実施されました。本校からはスーパーサイエンス部の1年生が、小学生のサポートや得点集計、受付誘導など運営スタッフとして参加しました。コンテスト当日は、創意工夫を凝らしたプロテクターがたくさん見られ、大変楽しいコンテストとなりました。来年度も沢山の小学生の参加をお待ちしています。

 (※)エッグドロップコンテストは、紙とのりで卵を守るプロテクターを作成し、高所から落下させた際に卵を割らないようにする科学実験です。

 

準備の様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーパーサイエンス部の生徒が小学生のサポートをしました↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

落下させるようす↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒の個人端末で落下の様子を撮影し、小学生の考察を深めました↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エッグドロップコンテストの様子はこむこむのYouTubeチャンネルでも公開されますので、以下のリンクからご覧ください。

https://www.youtube.com/channel/UCoqyes9_aVmmYkCnvNM_xgw/videos

 

 

 

 

令和4年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会

 8月3日(水)~8月4日(木)に神戸国際展示場にて、令和4年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会が実施されました。本校からは3年の守谷和貴君が「磐梯山南麓における蝶類群集の構造と多様性」というテーマで生物A分野(動物・医学)に参加しました。他県の高校生や審査員の先生方と自らの発表について質疑応答をするとともに、様々な分野の発表を聞くこともでき、充実した2日間の大会となりました。高校での守谷君の研究は一区切りですが、高校卒業後も蝶類の研究を継続してほしいと思います。1、2学年のスーパーサイエンス部の皆さんは、来年の発表会に参加できるよう普段の探究活動を頑張ってください。

 大会関係者の皆さん大変お世話になりました。

発表会に参加した守谷和貴君↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポスター発表の様子↓

SSHプログラミング講座を開催しました

 2022年7月27日(水), 29日(金), 30日(土)に、会津大学 渡部有隆上級准教授、畠圭佑准教授をお迎えしてプログラミング講座を行いました。本校1,2年生希望者15名が参加し、eスポーツやスポーツプログラミングの概要、ワールドロボットサミットに出場したロボットの操作の体験、Python(パイソン)プログラミングの基礎、Processing(プロセスィング)という統合開発環境を用いてブロック崩しのゲームを作る活動を行いました。

 生徒たちは講義を通して、ITの成長と今後必要とされる人材とは何かを知ることができたたけでなく、Aizu Online Judge(会津オンラインジャッジ、略AOJ)というウェブサイトを通してプログラミングを自学自習する方法も学ぶことができました。またAOJのSlack(スラック)を通して、今後の質問にも対応してくれることになりました。

 本事業は会津大学の協力のもと、eスポーツによるふくしま活性化事業の一環で実施しました。関係者の方々、大変お世話になりました。

   

福島大学附属中学校との中高交流企画

本校SS部が福島大学附属中学校の生徒さんたちと交流しました。

7月6日(水)の初回に引き続き,7月15日(金)には本校SS部の生徒が附属中を訪問,7月21日(木)には附属中の生徒さんが本校を訪問しました。

本校SS部の研究の様子を附属中の生徒さんが前のめりで見たり聞いたりしているのが印象的でした。SS部の生徒にとっても大きな刺激があったようでした。

普段は一緒に活動することがない中学生と高校生がサイエンスを通して交流する,そんな素晴らしい時間を過ごすことができました。

 

〇7月15日の様子

〇7月21日の様子

福島大学附属中学校の授業にオンライン出演しました

7月19日(火)14:45~15:10の時程で、福島大学附属中学校の第3学年138名に対してオンラインで理科の授業を行いました。

本校のスーパーサイエンス部の生徒が中学校で探究的に学習に取り組んだ「電池」に関する研究を発表した後、本校教員がSSHの紹介や、

中学校と高校の理科の授業の接続を意識して講義を行いました。

短い時間でしたが、中学生から質問もいただき、有意義な時間となりました。

SS部の取組がウェブサイト「SCENARIO」に掲載されました

科学技術振興機構が開設する、社会課題の解決に向けたシナリオのポータルサイト「SCENARIO」に

本校スーパーサイエンス部のMg二次電池班の取組が掲載されました。

下記URLからご覧いただけます。

◆マグネシウムとヨウ素を用いた二次電池開発
 https://www.jst.go.jp/sis/scenario/list/2022/07/202207-05.html

◆SCENARIOトップサイト 
 https://www.jst.go.jp/sis/scenario/index.html

ウメタンS「熱で発電、電気で熱を制御」オンライン講義が実施されました

 7月13日(水)、北陸先端科学技術大学院大学教授である小矢野幹夫先生によるオンライン講義が実施されました。小矢野先生にオンライン講義を実施していただくのは昨年に続き2回目です。今回は「熱で発電、電気で熱を制御」というタイトルで実施していただき、ペルチェ効果やゼーベック効果に関する基礎知識やその応用について、高校生にもわかりやすく解説していただきました。またあわせて大学院進学の意義や研究者になるためのキャリアパスについても講義をいただきました。質疑応答にも丁寧に回答いただくなど、生徒たちにとって大変実りの多い講義となりました。

 小矢野先生、お忙しい中講義を実施していただきましてありがとうございました。

 

質疑応答の様子↓

 

福島大学附属中学校との中高交流企画

本校SS部が福島大学附属中学校の生徒さんたちと交流しました。

この企画は附属中の皆さんの自由研究や各種コンクールに向けた研究のアドバイスを行うもので,今後互いに学校を行き来して,交流を行います。

今回はその初回で,7月6日放課後Zoomで接続して,「研究テーマの見つけ方」「研究の始め方」などをテーマにアドバイスを行いました。附属中の皆さんからもたくさんの質問が寄せられ,活発なサイエンスコミュニケーションが行われていました。

本校の生徒にとって,これまでSSH事業を通して学んできたことをより広く知ってもらう貴重な機会になりました。これからの交流も楽しみです。

在マレーシア大使館 オンライン特別講義

6月29日(水)16:20~17:30の時間帯に在マレーシア大使館一等書記官齋藤宏彰氏によるオンライン講義を実施いたしました。

 「これまでのキャリアパスと従事した業務の紹介 ~技術官庁での業務や在外公館での書記官業務について~」という演題で、高校時代の学習が現在の仕事にどう影響を与えているか、また、国家公務員の業務の概要や外交官としてのやりがいなどをわかりやすく講義いただきました。

質疑応答の時間では参加者から多くの質問がでて、一つ一つ丁寧にご回答いただきました。

今回の講義を通して、グローバルな視点や物事に俯瞰して取り組む重要性を学びました。

[3学年] ベーシック探究<グローバルサイエンス(理型)>

 先週に引き続き、理型クラスにおいて、『グローバルサイエンス 』を開催しました。

「化学関連(機能高分子化学)」、「情報工学関連」「生物関連(海洋生物学)」「機械工学関連」の

4分野に分かれ、外国人研究者による英語での講義を、対面やオンラインにて受講しました。

2週にわたり、文型・理型クラスにて『表現力育成』を目指し探究活動をしてまいりましたが、

様々な研究分野で活躍されている講師の方々の講義を聞き、英語力の重要性を再認識できたようです。

ご協力頂きました講師の方々に深く御礼申し上げます。

 

 

 

 

 

 

[3学年] ベーシック探究<グローバルサイエンス(文型)>

 6月20日、文型クラスにおいて、『グローバルサイエンス 』を開催しました。

「社会科学・認知科学」、「情報学・知能情報学」「人文学・美学および芸術論」の

3分野に分かれ、外国人研究者による英語での講義を、オンラインにて受講しました。

また、班ごとに話し合った内容を英語でプレゼンする機会も頂き、大変貴重な経験となりました。