福島高校ニュース

2013年7月の記事一覧

医療系セミナー 第1回

6/29(土)より、SSH医療系セミナーの企画がスタートしました。
本企画は、福島高校と福島県立医科大学が連携して本年度から始まった企画です。 

---目標---
  • 将来、医療の道に進むことを希望する高校生に、福島の医療の現状を直視させ、 困難な状況を打開するためのアイデアを練る場を提供する。 
  • 福島で活躍する行動力を持った次世代の医療人育成を目指す。 
---内容---
  • 医療現場の見学やディスカッションを、医療の現場で働く医師達や県立医大の学生と行う。
  • 年末に「福島に求められる次世代医療」について、発表会を行う。従来のオープンキャンパス等と違い、半年間にわたるプログラムが組まれ、生徒からの意見発信もある双方向的な企画としています。
6/29(土)に医療系セミナー第1回が、福島高校梅苑会館で行われました。
まず、福島県立医科大学:大谷晃司准教授による「福島の医療事情」に関する講義を受けました。福島の抱える医療事情を、東日本大震災や福島の地理的条件等からお話いただきました。
次に、TV番組を利用して地域医療・作業療法士についての考察を行いました。大谷先生に講義していただいた、地域医療に携わる医師について。また、医師ではないが人の健康に携わる「医療人」、作業療法士について。生徒も自身の目指す「医療人」のあり方について、考えさせられていたようでした。
最後に、本日来校して下さっていた医大生:サークル「FukushimaWill」の皆さんと交流会をさせていただきました。大学生活や医学部の受験についてなど、様々な情報交換をしていたようです。

6/30(日)、医療系セミナー第1回2日目。
本日は福島県立医科大学を会場に行われました。
午前中は医大の施設見学をさせていただきました。 
手術室、ドクターヘリ、救急車、被爆医療棟、PET-MRI、ダヴィンチ、主にこれらの施設を見学して回り、各場所において、そこに勤務されている医師の先生方から直接施設紹介をいただきました。

被ばく医療棟
震災後、福島の医療課題となっている放射線による被ばく。多くの患者さんだけでなく医療スタッフを守るためにも、その対処法は重要になってきます。その治療を目的として設備を充実させた医療棟を見せていただきました。バイタルサインのチェック法についても教わり、実際に測定もしました。

ドクターヘリ
1分1秒でも早く治療をするため、医師を運ぶドクターヘリ。その役割についてお話し頂き、実際にヘリの座席に乗せてもらう時間までいただきました。学内にもドクターヘリのポスターが貼られており、治療開始時間の重要性について、再認識させられました。 

PET-MRI
PET検査とMRI検査を同時に行うことができるPET-MRIを日本で初めて導入した福島県立医科大学。今日は、その装置を実際に見せていただきました。がんなどの腫瘍発見に使われる装置で、従来の検査法に比べ正確な検査画像が得られます。 

ダヴィンチ
患者さんへの負担が少ないと言われる腹腔鏡手術を行うロボット「ダヴィンチ」。その中でも術者2名で同時に操作できるタイプを、福島医大は東日本で初めて導入しました。複座式になっていることで、複雑な手術への対応以外にも、人材の育成に役立っています。3D映像として表示されるマシンのカメラ映像などを体験させていただきました。 


午後には「医療人とは何か?」というテーマで、各々が目指す医療人の在り方についてディスカッションが行われました。福高生5~7名、医大生1~2名で班を作り、さらに現場で働く医師の先生方にも参加していただきました。
ディスカッションの後は各班の討論の内容を模造紙にまとめ、発表をしました。どんな医師を目指すのか?そんな医師が必要とされているのか?どの班の発表も熱い気持ちが伝わるものでした。
発表の後は、福島県立医科大学:副理事長 竹之下誠一先生から、「福島医療の砦として、これからの医大の医療体制」の内容で講義をして頂きました。 
こうして、2日間に渡る医療系セミナー第一回は非常に濃い内容のものになりました。
忙しい中お時間を割いてくださった福島医大の先生方、FukushimaWillの皆さん、医師の先生方、本当にお世話になりました。
次回の医療系セミナーは、夏休み中8/12~14の2泊3日で開催予定です。

第2回エッグドロップコンテスト

6月7日に引き続き、6月21日、28日のSSH探究の時間にエッグドロップコンテストが行われました。
高所から卵を落としても割れないような衝撃吸収装置を作成するこの企画。
  • 第1回 エッグドロップコンテスト(挑戦)
  • 第2回 講義「衝撃とは?」
  • 第3回 エッグドロップコンテスト(本番)
 第2回の6/21には、衝撃に関する講義がありました。
そして迎えた6月28日本番の日。 パラシュート型や衝撃緩衝装置など、各班様々なアイデアで卵を守る装置を創り上げていきます。 完成した装置に卵を入れ、いよいよ落下。
前回は8班中成功したのは1班だけでしたが・・・ 今回は3つの班が成功しました!
失敗してしまった班も、たまたま強風が吹いて煽られてしまったり、落下位置が悪かったりと、あと一歩のところでした。 成功した場合は、より少ない材料で作成した班が優勝となります。結果は・・・・パラシュート機構を捨て、衝撃吸収機構のみで勝負した班が優勝。このアイデアと構造には、教員も感心させられました。
成功したものの計量で敗れてしまった班も、パラシュートを作る際少しでも軽量化するために、与えられた厚紙を薄く剥がして利用するという他の班には見られないアイデアがありました。
生徒はものづくりの楽しさと難しさを実感していたようでした。