[スーパーサイエンスハイスクール]
ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム
9月18日(金)磐城高校にて行われたノーベル賞受賞者を囲むフォーラムにSS部の生徒7名が参加しました。リチウムイオン電池の開発に大きな貢献をされた吉野彰先生(旭化成株式会社名誉フェロー)の講義を聞いた後に、高校生がSDGsをテーマとしたプレゼンを行い、吉野先生から各発表に対してコメントをいただきました。本校では樋口萌絵(1年1組)さんが海洋汚染をテーマに発表を行い、「海洋汚染を解決するためには、コロナ感染症と同様に一人一人が問題意識を持つことが重要」と訴えました。
発表全体を通して吉野先生からは、「今後の社会では持続可能性がないものは認められない。全ての研究や開発は必ずSDGsのいずれかの目標につながってくる。ぜひ当事者意識をもって活動してほしい。」とコメントをいただきました。
講演の様子↓
発表の様子↓
タイの学校とのオンラインミーティング
本校と6年前から交流しているタイ王国のPrincess Chulabhorn Science High School Nakhon Si Thammaratをオンラインで結び、共同研究テーマに関するオンラインミーティングを行いました。
今年は海外研修が全て中止になっているため、オンラインでの英会話は大変貴重な機会となり、充実した会議になりました。
次回は互いの学校の研究発表会を企画することになりました。
【日本側】
【タイ王国側】
環境放射能除染学会「第9回研究発表会」にてオンラインでポスター発表を行いました
日時 :2020年9月3日(木)
参加人数:3名(本校2年生 3名)
環境放射能除染学会が主催する第9回研究発表会がオンラインで開催され、本校の生徒3名がオンラインでポスター発表を行いました。
発表タイトルは「水熱法での放射性セシウム鉱物化における共存アルカリ金属イオンの影響」で、オンライン上の部屋に入室してきた参加者に、自分たちの研究を丁寧に説明していました。参加者との質疑応答では、自分たちがあまり検討できていなかった点を指摘されたり、研究をさらに発展させるヒントとなる質問をもらったりと、有意義な発表会となりました。また、わかりやすい発表をするにはどうすればいいか、オンラインでの発表を行う上で大事なことは何かなど、発表技術に関しても多くの課題を認識できた良い機会となりました。
今回の経験を活かし、今後も課題研究活動を頑張っていきたいと思います。
文部科学大臣特別賞受賞
スーパーサイエンス部に所属する生徒2名(石川悠さん、横山佳観さん)が「プラズマによる気流制御技術を用いた小型風力発電風車の製作」の研究テーマで文部科学大臣特別賞を受賞し、校長室で表彰伝達を行いました。
本来であれば5月にアメリカで開催される国際学生科学技術フェア(ISEF)に日本代表として参加するはずでしたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で現地開催が中止になり、オンラインでの研究発表会となりました。
本日は記者発表も行いました。本人たちは緊張した面持ちで研究内容を説明していました。
コミュタンサイエンスアカデミアに参加しました
8月23日(日)にコミュタン福島で開催された「コミュタンサイエンスアカデミア」にSS部生徒21名が参加いたしました。
県内から集まった中学生の皆さんを相手に課題研究のポスター発表を行い、質疑応答を行いました。
発表後は実験教室を開催し、身近なものを題材にした実験を行って理論の説明などを行いました。
実験器具の共有を避け、仕切りを設置するなど様々な感染症対策を行いながら実施しました。
この活動を通して、本校で実施している探究活動の手法や楽しさを伝えることができました。
名古屋大学教育学部附属中・高等学校SSH重点枠参加
8月1日(土)2日(日)に開催された名古屋大学教育学部附属中・高等学校のSSH重点枠「アメリカで数学をしませんか」に、本校アドバンス探究の2年生3名がオンラインで参加いたしました。
WiFi環境のもとでZoomで名古屋と福島をつなぎ、様々な講義・演習を実施しました。
今回は1stステージ・2ndステージの参加でしたが、今後は福島市内のフィールドワークを実施して、テーマを決めて身の周りの数学を解析する予定です。
オンライン研究発表会
7月26日(日)に開催された奈良県立青翔高等学校主催のサイエンス・ギャラリー(SSH校等によるオンライン発表会)にゲストとして参加し、生徒4名が発表を行いました。
「バクテリアセルロースを用いたストローの開発と評価~福島の伝統産業から世界のプラスチックごみ削減へ~」
「セシウム不溶化鉱物とその実用化に向けてのリークテスト」
についてオンラインで研究発表を行い、大学教授等から指導助言をいただきました。
今後もこのような形式の発表会が増えると思いますので、SSH担当教員もスキルアップを目指し、「新しい発表様式」の確立に向けて研究に励んでいます。
日本学術会議副会長渡辺美代子氏との対談
7月10日(金)に本校の第2学年坂田紀乃さんが渡辺美代子氏(日本学術会議副会長、科学技術振興機構副理事長)と対談を行いました。
『公開対談「新型コロナウィルス後の世界」』と称して、東日本大震災の経験や、本校でのSSH探究活動を通して、これからどのような未来を描いていくのか、パソコンを用いてオンラインでの対談を行ったものです。
対談の様子は内閣府のストリーミングサービスにアップロードされており、以下のURLからご覧いただけます。
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/tenbou2020/after-corona.html
(日本学術会議「未来からの問い」特設HP/公開対談「新型コロナウイルス後の世界」)
1学年ベーシック探究(東北大学渡辺正夫先生の講演会)
7月14日(火)の午後、本校第一体育館にて渡辺正夫先生の講演会を実施いたしました。
毎年実施している第1学年生徒向けの講演会でしたが、全員マスク着用で参加者同士の距離を確保して、厳戒態勢の中の開催でした。
オンラインでの実施も考えていましたが、生の講演会の教育効果の高さを考え、1人ひとりが感染症対策に気を配って実施しました。
1年生にとっては初めてのベーシック探究の授業でしたが、これから始まる探究活動の皮切りとして、貴重な機会となりました。
講演会の最後には質問もたくさん出て、今後の探究活動での「考える基礎」を考えるきっかけとなりました。
令和元年度の報告書について
「平成29年度指定SSH研究開発実施報告書・第3年次」をSSHのページに掲載いたしました。