2024年6月の記事一覧
日本色彩学会第55回全国大会で研究発表を行いました
6/29(土)、3学年の生徒が日本色彩学会でオンラインによる口頭発表を行いました。発表題は「『明るい』教室の演出に色彩が及ぼす効果」です。
昨年度、2年次のSS探究「サイエンスリサーチ」で行った課題研究の内容をまとめ、今回、発表の機会を得ました。
研究のプロを前にし(オンラインとはいえ)、少し緊張しましたが、研究内容についてご質問・ご意見をいただき、自分たちの研究について考察を深める大変いい機会になりました。
[SS探究3年]グローバルサイエンスを実施しました
6月19日(水)、午後の3時間分を用いてSS探究「グローバル・サイエンス」のイベントを実施しました。
3年次のSS探究では、表現力養成を大きな目標にしています。今回は日本在住の外国出身の大学教員を講師にお招きし、英語により母国のことや研究内容についての講義をしていただくイベントを開催しました。
理型3講座、文型3講座の計6講座に分かれて活動しました。
聴講した後は、表現の活動です。
グループごとに、講義内容についてのプレゼンテーションなどを作成しました。講師の先生に直接質問する機会を得て、生徒たちは主体的に活動することができました。
以下、生徒の感想(一部抜粋)です。
- 海外の先生のお話を対面で聞くとこができたことは貴重な経験となった。全て完璧とは言えないがある程度内容も理解できて3年間の成長を多少感じることができた。講義内容ととても興味深く自分にとって意味のある濃い3時間となった。
- 案外外国出身の方と英語で質問して英語でコミュニケーションを取ることは初めてだったので、貴重で良い経験だった。そして、短時間で発表にまとめるために要点を整理する力が身についたと思う。
- 英語でお話を聞く機会があまり無かったからとても貴重な体験だった。英語学習と理科系の学習を同時に出来てとてもおもしろかった。
SSH関係資料・教材公開用特設サイト「Umenomi」(梅の実)を開設しました
SSHに関わる資料や教材を公開するための特設サイト「Umenomi」を開設しました。これまでの学校HPにて情報を公開していましたが、HPが手狭になったことから専用サイトを作成いたしました。このサイトでは、これまで福島高校が作成してきた「研究開発実施報告書」や「ルーブリック」、開発した「教材」や「資料」、「公開授業動画」など多種多様な情報を公開しています。現在工事中のページもありますが、順次公開コンテンツを増やしていく予定ですので、ご閲覧いただければ幸いです。
「Umenomi」の由来:梅の花は、福島高校の校章です。SSHの研究成果を「Umenomi」(梅の実)として公開いたします。
第2回オンラインリサーチカフェを開催しました
6月17日(月)にSSH4校による第2回オンラインリサーチカフェが開催されました。この取り組みは、大宮北高校、観音寺第一高校、奈良青翔高校、福島高校のSSH4校がオンラインで継続的にゼミを行い、協働して探究を深めることを目的に実施しています。5月10日(金)の第1回ではお互いの県や学校の紹介を行い、それぞれの研究テーマに関して共有を行いました。第2回は第1回よりも具体的に研究計画や実験についてディスカッションを行いました。本校の卒業生も2名参加し、大学生の研究について触れる場面があるなど、充実した会となりました。
第3回は9月27日(金)に実施する予定です。参加いただいた3校の皆さん、ありがとうございました。次回、お会いできるのを楽しみにしています。
集合写真の様子↓それぞれ生徒が「推し」をもって撮影しました。
発表の様子↓
~生徒の感想~
・アイスブレイクがあったことで、前回よりも打ち解けた状態で研究を紹介することができました。
・それぞれに違った視点があって楽しかった。
・遠く離れた地域の人と行っている研究について話せて科学について深められた。
・みんなの研究について聞いて、様々な角度から自分の実験について見直すことができた。また、他の学校の実験で興味深いものがあったので調べてみたい。
福島大学附属中学校で探究に関わる特別講義を実施しました
6月7日(金)に福島大学附属中学校の全校生徒と保護者の方々を対象に、福島高校SSH部主任の菅野陽介教諭が探究に関する特別講義を行いました。当日は、「福島高校の探究活動」や「スーパーサイエンスハイスクール」について、また「なぜ探究することが大切なのか」について講義が行われました。
附属中学校の生徒の皆さん、貴重な機会をいただきありがとうございました。
↓講義の様子①
↓講義の様子②
[SS探究3年]研究論文ゼミを実施しました
3学年のSS探究では、現在、サイエンスリサーチ(課題研究)のまとめと表現の活動を実施しています。
2年次の終わりから、研究班ごとの研究論文を作成してきました。
6月5日(水)、サイエンスリサーチの集大成として、「研究論文ゼミ」を設定しました。この取り組みは本校では初めて実施したもので、作成した研究論文を片手に研究班とは別のグループ内で発表、質疑応答を行うというゼミ形式の発表会です。
発表時間5分程度、および質疑応答の後、相互評価を実施しました。
今後は、現2学年の研究活動のアドバイスを通じて、自らの研究活動や経験をさらに深める体験をしてほしいと思っています。
以下、生徒による今回の活動ならびにサイエンスリサーチの振り返り(一部抜粋)を記載します。
- 自分の研究を見直す良い機会になった。自分が担当していなかった論文の部分の理解も深まった。
- 他の班の研究を聞けて面白かった。自分達の研究を発表して、質問されることで新しいことに気づくことができた。
- 数値化してデータを取っている班が多く、きちんと調査していることが感じられた。自分の班の発表では端折った説明の部分を質問されたりしたので、どこが重要でどこが不必要な情報なのかの取捨選択を上手くできるようにしたいと感じた。
- お互いの発表を聞いて、それぞれの視点で様々な問題解決に取り組んでいたことを知り、グループ内の交流が生まれました。大変なことも多かったけど、充実感のある課題研究でした。