2024年9月の記事一覧
第3回オンラインリサーチカフェを実施しました
9月27日(金)SSH指定校4校による第3回オンラインリサーチカフェが開催されました。この取り組みは、大宮北高校、観音寺第一高校、奈良青翔高校、福島高校の4校がオンラインで継続的にゼミを行い、協働して探究を深めることを目的に実施しています。5月10日(金)の第1回ではお互いの県や学校の紹介を行い、それぞれの研究テーマに関して共有を行いました。第2回は第1回よりも具体的に研究計画や実験についてディスカッションを行いました。今回は、第2回から現在までに行った実験やその結果、考察について共有を行いました。
次回は1月27日(月)に、最終成果発表会を行う予定です。参加いただいた3校の皆さん、ありがとうございました。次回、お会いできるのを楽しみにしています。
当日の様子①↓
当日の様子②↓
~参加した生徒の感想~
・研究の進捗を話し合いながら時折冗談を交わすこともあり、楽しい会になったと思う。
・自分たちの研究を客観的に評価してもらったことで、今後より俯瞰的に自分の実験を行っていくことができると思う。発表についても自分たちなりに相手の理解のしやすさを考えて行うことができたと思う。
・今日の生物の授業でやっていたらしいものが実験の内容に入っていてつながりを感じた。
福島ロケットチャレンジ2024に参加し全国大会出場を決めました!
2024年9月29日(日)、福島市のスカイパークで『福島ロケットチャレンジ2024』が開催され、本校から2年生2名、1年生1名の3名で構成されたチームが参加し、見事に優勝いたしました。この大会では、目標高度、滞空時間、機体の重量、そして搭載した卵が落下後に割れていないかなど、複数の項目が審査対象となる競技でした。生徒たちはモデルロケットの設計から材料選び、実験を重ね、機体をグラム単位で調整するなど、最後まで努力をしておりました。打ち上げは2回行われましたが、おおむね狙い通りに飛ばすことができたようです。生徒たちは今後、全国大会であるロケット甲子園にも参加する予定です。今回の大会参加にあたり福島県立福島工業高校の先生方に大変お世話になりました。この場を借りてお礼を申し上げます。生徒たちのこれからの更なる活躍と成長に期待しています。
会津大学ICT講座(Pythonで学ぶデータサイエンス)を実施いたしました
9月28日(土)本校視聴覚室で大学と連携したICT人材育成事業である「会津大学ICT講座」を実施しました。講義ではPythonプログラミングの基礎(変数、ループ、分岐など)、データをグラフすることによる可視化、プログラムによる最大売り上げシミュレーション、ビッグデータからデータの特徴量の抽出と実際のデータを用いた分析例、乱数を用いた確率のシミュレーションを学習しました。内容は盛りだくさんですが、このようにプログラムの活用事例を幅広く知っておくことで、生徒たちが課題研究などを進めていく際に、プログラミングを活用しやくすることを目的としました。生徒たちにとって負荷の高い学習機会となりましたが、大変よく頑張りました。今後、プログラムの有用性を理解し活用していく生徒が出てくることを期待したいと思います。
国際学会ESRAH2024に参加し発表をしてきました
9月22日(日)に弘前大学で開催された国際学会「11th Educational Symposium on RADIATION AND HEALTH by Young Scientists(ESRAH2024)」に、本校の生徒4名(2年生3名、1年生1名)が参加し、「ラドンなどによる自然放射線被ばくの国際比較」に関する研究の成果を発表してきました。生徒たちにとって、英語でのポスター発表や海外の方に向けた研究発表は初めての経験でしたが、研究発表を通じた交流の楽しさや手ごたえを感じることができたようです。この国際学会ではLNTモデルに関する講演を聴く機会もあり、LNTモデルの問題点についても新たに学ぶことができました。
SS部通信(8・9月号)を発行しました。
SS部通信(8・9月号)はこちらからどうぞ
ウメタンS第3回オンライン発展講座「ヒトの病気による個人差をゲノムから読み解く」
9月19日(水)に金沢大学医薬保健研究域教授の田島敦先生によるオンライン講座が実施されました。「ヒトの病気に対する個人差をゲノムから読み解く」をテーマに、ヒトゲノムの多様性について、わかりやすく講義を実施していただきました。
オンライン講義の様子①↓
オンライン講義の様子②↓
生徒の感想
・最近の生物の授業で知ったことが、現在の医療の最先端の現場で利用され、調査されていることが実感され、とても楽しかった。
・最近、遺伝子について習ったところで、昔から興味があったので、詳しく知ることができて楽しかった。すべては遺伝子からできているのだなと実感して、それを利用して医療にいかすことができることにとても興味がわいた。
・薬や手術による治療だけではなく、将来は遺伝子で原因を調べたり個人個人に合う治療法を見つけたりすることで、治療の成功率が少しでも上がるかもしれないと思い、自分がこれからどんなことを研究していくかを考えたいと思った。
・ゲノムを調べるだけでこんなにも色々なことが分かるということはとても興味のわくことでした。この技術がより広まれば、病気の予防にもつながったり、病気になったとしても、より良い方法で治せたりするなと感じました。
日本植物学会第88回大会に参加しました
9月16日(日)にライトキューブ宇都宮を会場に実施された、日本植物学会第88回大会にスーパーサイエンス部2年生4名(安西蒼太さん、佐藤碧人さん、那須瑛太さん、渡辺裕貴さん)が参加しました。4名は「異科接ぎ木による根粒菌の利用」をテーマにポスター発表を行いました。他校で接木について研究を行っている班もおり、貴重な情報交換ができました。
参加した生徒達↓
ポスター発表の様子①↓
ポスター発表の様子②↓
東北大学主催「科学者の卵養成講座ジュニアコース」で実験屋台を実施しました
9月7日(土)に東北大学青葉山キャンパスにて、東北大学が主催する「科学者の卵養成講座ジュニアコース」でスーパーサイエンス部1年生5名が、小中学生向けの実験屋台を実施しました。「福高からの挑戦状 ボールが落ちない構造を導き出せ」をテーマに、耐震構造について理解を深めてもらう実験を行いました。
当日は発想豊かな小中学生により、様々な耐震構造が制作されました。参加した高校生にとっても学びの多い、充実した時間となりました。
準備の様子↓
実験の様子①↓
実験の様子②↓
実験屋台を実施した生徒達↓
第4回中学生・高校生データサイエンスコンテストへの参加と対策講座を実施しました
本校の1年生7名が神戸大学が主催する第4回中学生・高校生データサイエンスコンテストに参加いたしました。このコンテストは巨大な表データからビジネス上の課題を見つけ、課題解決するアイデアをデータをもとに提案するコンテストです。
生徒たちの頑張りを応援するために、事前に学校側でも2024年7月22日(月)にデータサイエンスコンテスト対策講座を開催いたしました。対策講座は主に、CRISP-DM(クリスプ ディーエム)の流れとコンテスト全体の流れについて説明した後に、度数分布表や基本統計量をデータから作成するためのExcel関数に関しての実習を行いました。パソコンに不慣れな生徒やExcel関数を使える生徒と様々な生徒たちでしたが、今回の大会参加を通して、データ分析力や課題発見能力を鍛え、成長することができたようです。
第13回環境放射能除染研究発表会にて研究発表を行いました
2024年9月4日(水)にいわき市文化センターで開催された第13回環境放射能除染研究発表会にて、本校生徒が放射線に関する研究を2件発表してきました。2年生の生徒たちは発表の際に専門家からたくさん厳しい指摘を受け、自分たちが次に行う研究の改善点を得ることができたようです。発表を行った1年生たちも、発表を通して専門家の人たちと直接交流し、貴重な機会となりました。生徒たちはこの行事を通して、研究に関して新たな視点を獲得できたようです。