福島高校ニュース

[スーパーサイエンスハイスクール]

【1学年】SS探究「ディベート大会」を行いました

1月11日(水)より2月1日(水)まで、4週にわたってディベート大会を実施しました。

ディベートとは、ある論題(テーマ)について「肯定側」と「否定側」に分かれて議論を交わし、審判を説得して勝敗を決するゲームです。

今年度は5月に「ディベート講習会」と称して論理性・説得性を持った主張に必要なディベートのスキルや方法について学び、今回、ようやく実際にディベートを行うことができました。

▼ガイダンス後、お試しの論題でいきなり立論をつくる生徒

 

▼クラスごとに試合と行い、クラス代表チームを選出しました。

▼最終回 クラス代表による学年代表決定戦(ディベートをzoomにて配信。各教室では中継されたディベートのジャッジを行いました。)

【「ディベート」の取り組みを通して、できるようになったことは何ですか?(生徒の回答)】

  • 相手の主張をよく聞くようになった。また、相手の発言から意図を汲み取り、自分の次の発言につなげたり、否定側と肯定側のメリットデメリットを比較できた。
  • 物事を論理的に考え、ただ単に意見を言う訳ではなく、差分と重要性を考え、どの主張がどれほど社会に影響を及ぼすかということを考えて主張をまとめることが出来ました。
  • 情報を主観的ではなく、データなどを基に客観的に判断すること
  • 相手の発言を正確に聞き取り、論理立てて返答する力がついた。
  • 色々な情報を比較し、違いを見つけたりすること

最終回の学年代表決定戦で選出された2つのチームは、2/24(金)に開催される生徒研究発表会で試合を行います。乞うご期待。

令和4年度福島県SSH 英語による課題研究発表会に参加しました。

令和5年1月29日(日)福島県立安積高等学校を会場に令和4年度福島県SSH英語による課題研究発表会が開催されました。

福島県内のSSH指定校3校(会津学鳳高校、安積高校、福島高校)が集まり、英語によるポスター発表を行いました。本校からはスーパーサイエンス部2年生の生徒が参加し、11件の発表を行いました。

発表・質疑応答はすべて英語によって行われ、慣れない英語でのコミュニケーションではあったものの、生徒の「伝えよう」、「聞こう」とする積極的な姿勢がみられました。

 

令和4年度東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会に参加しました。

令和5年1月20日(金)〜20日(土)に福島県郡山市で令和4年度東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会(東北地区SSH指定校課題研究発表会)が開催されました。
東北地方のSSH指定校が集まり、日頃の研究成果を発表しました。本校からはスーパーサイエンス部の放射線班と色素増感太陽電池班が参加し、口頭発表を行いました。

3年ぶりの対面での実施であったため、生徒にとって非常に貴重な発表の機会となりました。また、発表終了後には交流会も実施され、同じ志をもつSSH指定校の生徒同士で活発な意見交換が行われていました。

 

オンライン講座「金属積層造形の科学と研究者という仕事」が実施されました

 1月11日(水)、スーパーサイエンス部の1年生と希望者を対象に、物質・材料研究機構の研究員である草野正大先生を講師に迎えてオンライン講座が実施されました。テーマは「金属積層造形の科学と研究者という仕事」で、金属材料を用いた3Dプリンターや自身のキャリアパスを踏まえた研究者という仕事について大変わかりやすく御講義いただきました。

 ~生徒の感想~

・3Dプリンターの仕組みなど、とても興味があったので、とても面白かった。特に金属の加工技術は素晴らしいと思った。

・金属の3Dプリントについては以前にも聞いたことがあったが、改めてうまい仕組みだと感じた。仕組みを他にも応用できそうに感じた。また、後半では具体的な大学やその後についてのお話を詳しく聞くことができて参考になった。ちゃんと考えて進路を決めていきたい。

・金属3Dプリンターでは製品を製造できるだけでなく、材料としての特性を変化させてこれまでにない金属の活用ができるのではないかと思い、おもしろかった。

 

草野先生、お忙しい中講義を実施していただきましてありがとうございました。

 

 

令和4年度SSH生徒研究発表会のご案内

令和4年度SSH生徒研究発表会を2月24日(金)に開催いたします。

コロナウイルス感染症対策のため、在校生・保護者向けの現地発表、その他関係機関向けのオンライン(Zoom利用)で実施いたします。

参加希望の方は以下の文書中のGoogle Formsリンクから申し込み下さい。

R4 福島県立福島高校 SSH生徒研究発表会 案内.pdf

Thailand-Japan Student ICT Fair 2022 Day2

12/21はTJSIF2022の二日目です。生徒達は口頭発表を行いました。

本校の生徒は、ノードグラフを用いた新しいプログラミングの手法の研究と、高齢者を熱中症から守るためにエアコンの自動制御を行う研究について発表しました。

どちらの発表も練習の成果が発揮され、本番が一番良かったと思います。物怖じせず、堂々と発表を行い、ディスカッションをすることができました。

「A new programming method using Node-graph」

「The system to save elderly people from heatstroke by controlling air conditioner」

さらに、教員同士による教育システムに関するディスカッションの後、「プリンセスチュラポーン サイエンスハイスクール ナコン シー タマラート校」と姉妹校協定を締結しました。今後、福島高校はナコンシータマラート校との交流を続けていきます。

Thailand-Japan Student ICT Fair 2022 Day1

「Thailand-Japan Student ICT Fair 2022」に参加するため、12/19(月)に日本を出国し、教員2名と生徒3名がタイ王国チェンライに来ています。

本日はオープニングセレモニーがあり、タイ王国首相出席のもと、ICTフェアの開会が宣言されました。その後、日本のSSH校代表として本校の研究が選ばれ、生徒がタイ王国首相に研究発表を行いました。昨日夕方に発表が決まったため生徒も教員も大変驚きましたが、大変貴重な機会でした。

その後、文化体験などを行い、一日目は無事に終了しました。明日は口頭発表が予定されています。

ふくしまサイエンスフェスティバル2022が開催されました

 12月10日(土)に福島市子どもの夢をはぐくむ施設こむこむにて、「ふくしまサイエンスフェスティバル2022」が開催されました。コロナ禍により令和2年度はYouTube上での実験動画で、昨年度は事前申し込みによる来場者を限定したうえでの実施でしたが、今年度は3年ぶりに制限のない形で実施することができました。

 当日は14の実験屋台(福島高校、福島西高校、橘高校、福島東高校、安積高校、福島大学)と2つの実験教室(東北大学、株式会社リビングロボット)が実施され、多くの子ども達にサイエンスを楽しんでいただくことが出来ました。当日のこむこむへの来場者は1065名だったそうです。来場された皆さん、本当にありがとうございました。

 実験屋台や実験教室に出展いただいた団体の皆様、そしてこむこむのスタッフの皆様、大変お世話になりました。

受付の様子↓大行列でした。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実験屋台:象の歯みがき粉の様子↓ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実験屋台:てづくり入浴剤の様子↓大人気コーナーになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実験屋台:ぽかぽかカイロの様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実験屋台:身近なもので墨汁を作ろうの様子↓福島高校書道部による出展です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実験屋台:電気の神秘の様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実験屋台:クリップモーターを作ろうの様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実験屋台:静電気コップの様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東北大学教授 渡辺正夫先生による実験教室:バナナからDNAを取り出そうの様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

株式会社リビングロボット様による実験教室:あるくメカトロウィーゴプログラミング教室の様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あるくメカトロウィーゴのダンスの様子↓とてもかわいいです。

 

 

 

北陸先端科学技術大学院大学の小矢野幹夫先生が来校されました

 12月2日(金)に北陸先端科学技術大学院大学教授である小矢野幹夫先生が来校されました。小矢野先生にはこれまで2回のオンライン講義(令和3年度、令和4年度)を実施していただきましたが、今回は初めて対面での講義を実施していただくことが出来ました。当日は、実際の熱電発電ユニットを用いながらわかりやすく講義をしていただくとともに、本校生徒の研究発表についても沢山のアドバイスをいただきました。

 また小矢野先生から、研究者の心得として「失敗してもあきらめず、地道な努力を継続できるようになってほしい」とメッセージをいただき、生徒達は自分たちの研究に対して気持ちを新たにしているようでした。

 小矢野先生、この度はお忙しい中、来校いただきましてありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【1学年】SS探究「高大接続講座」を行いました

福島大学から講師の先生方をお招きし、「高大接続講座」を開催しました。

11/24(木)に理型9講座、11/30(水)に文型11講座を開設し、生徒たちは2年次以降の文理選択に関わらず、それぞれ2講座ずつ選択して受講しました。

大学での学びに触れながら、2年次から始まる課題研究に向けてテーマ設定や課題発見の方法について学びました。今年度の1年生から、授業で使用するキーボード付き端末を購入しており、パソコンで講義ノートを取りながら受講する生徒の姿も見られました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福島大学の先生方、ありがとうございました。

 

【生徒の感想(一部)】

  • 一つの視点だけでなく、様々な視点から物事を見つめて発展させていくことや奇抜な発想が大切だとわかったので、柔軟な考えをするということを活かしていきたいです。
  • 課題設定をする時は色々な視点から分析する必要があることや、先生がポリシーと仰っていた、「研究を研究で終わらせない」ということが印象に残った。高校の課題研究を実社会に役立てるのは難しいかもしれないが、これらのことを課題研究に活かしていきたい。
  • 自分には到底手の付けられるものではないと考えていた証明についても、実際に学者ではない人や学生が貢献した話を聞いて挑戦してみたくなりました。先生のお話にあった内容を理解できるくらいまずは数学の学習に励みたいと思います。
  • 現在の日本の教育の状況からパフォーマンス課題を重視して行うことが大事だということがわかりました。実際自分も学校の授業に対してなぜ行うのかという疑問だらけで関心が低かったのですが、授業中にあるパフォーマンス課題に積極的に取り組むことでそういった関心を高めていきたいと思います。
  • 研究の方法や結果・図示の仕方などとても興味深く、心理学で学校外教育のさらなる発展が見込めるのではないかと未来への可能性を強く感じた。今回の講義を通し、心理学の奥深さと可能性を感じることができ、感銘を受けた。これらの知識を、これからの学習に生かしていきたいと思う。
  • 学ぶことは、知識や技術の習得にとどまらず、人間性をより豊かにするものだということがわかった。今は勉強が嫌なこともあるが、生涯にわたって学び続けたいと感じた。

ふくしまサイエンスフェスティバル2022が実施されます

 12月10日(土)11:00~15:30に、「福島市子どもの夢をはぐくむ施設こむこむ」にて、「ふくしまサイエンスフェスティバル2022」が実施されます。このイベントは、高校生が主体となって、小中学生向けの楽しい実験屋台や実験教師を実施するものです。参加料無料で事前申し込みはありません。12月10日(土)は、こむこむでサイエンスを楽しみましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第66回 日本学生科学賞 福島県審査「県知事賞」「県議会議長賞」を受賞しました!

日本学生科学賞は中高生を対象とした、日本で最も歴史のある科学コンクールです。

今年度、本校生が福島県審査の県知事賞、県議会議長賞を獲得し、11月27日(日)に読売新聞福島支局にて表彰式が行われました。

県知事賞 「”究極の黒”の作成を目指して」

県議会議長賞 「アルミ缶を用いた人工ルビーの合成」

授賞式ののち、審査委員長の猪俣慎二先生(福島大学)や集まった受賞者で座談会が行われました。お互いの研究の成果や苦労した点、達成感を味わった瞬間など、科学研究を経験してきたからこそ共有できるたくさんの思いを話すことができました。

受賞した皆さん、おめでとうございます。また今後の研究の進展を期待しています!

第35回福島県高等学校生徒理科研究発表会物理部門で最優秀賞を受賞しました

 11月19日(土)~20日(日)に原町高校にて第35回福島県高等学校生徒理科研究発表会が実施されました。

 物理部門で「色素増感太陽電池の研究」が最優秀賞、「除染土壌の減容化に関する研究」が優秀賞、生物部門で「メタン生成菌によるメタン発酵の効率向上と発酵環境の最適化」が優良賞、ポスター部門で「除染土壌の減容化に関する研究」が優良賞を獲得しました。

 最優秀賞を獲得した「色素増感太陽電池の研究」は来年8月開催の全国高等学校総合文化祭(鹿児島県)に参加します。おめでとうございます。

 大会に参加した生徒の皆さん、お疲れさまでした。引き続き、研究活動を頑張っていきましょう。

令和4年度「科学の甲子園」福島県大会で総合1位&2位を獲得しました。

 11月13日(日)に福島県教育センターで令和4年度「科学の甲子園」福島県大会が開催されました。本校からはスーパーサイエンス部から2チームが参加し、2年生を中心とした「SNB46」が総合1位、1年生を中心とした「777」が総合2位を獲得しました。昨年も総合1位を獲得しているため、2連覇となります(2連覇は史上初だそうです)。2年生の優勝も素晴らしいですが、1年生の総合2位も快挙でした。1年生には来年の3連覇に向けて頑張ってほしいと思います。

 2年生チームは令和5年3月17日~20日に茨城県つくば市で開催される全国大会に出場します。

 

開会式で優勝杯を返還する様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総合1位の2年生チーム「SNB46」↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総合2位の1年生チーム「777」↓

 

 

Japan Super Science Fair Day4 & Day5

JSSF4日目はコース別に大学の研究施設や民間の事業所を訪問しました。4日目ともなると海外の高校生ともかなり打ち解けてきて、コミュニケーションが深まりました。

5日目は最終日にあたり、ワークショップ形式で様々なサイエンスイベントが開催されました。

生徒達は限られた材料で橋を設計・作製しその耐性を競ったり、ストローロケットを作成し正確さを競ったりするイベントに参加し、海外の生徒とディスカッションしながら成果物の作製に没頭しました。

午後は文化交流会やクロージングセレモニーが開催され、5日間のJSSF2022で学んだことを英語でスピーチしました。

生徒達は本イベントを通じて大変多くのことを学びました。将来は今回仲良くなった海外の生徒達と手を取り合いながら、様々な課題にチャレンジして欲しいと思います。

Japan Super Science Fair Day2 & Day3

JSSF2022の2日目は午前中に口頭発表を行いました。

「Designing Biodegradable Paper using Waste Vegetables」のタイトルで、規格外として廃棄される野菜から紙を作る研究について発表しました。

英語での発表でしたが練習の成果がでてスムーズに説明することができました。また、会場からは質問が6つも出て、充実したディスカッションができました。その後、大学の先生方の講義を聞いたり、実験に取り組んだりして、昨日に引き続き交流を深めていました。

3日目は午前中にポスター発表を行いました。前日の口頭発表に続いて、対面で海外の高校生とディスカッションしながら理解を深めることができました。

午後には文化交流会があり、参加した各国の伝統的な文化や遊び、文化の紹介などに触れ、参加者全員で異文化コミュニケーションが行われました。

3日目となると生徒同士もだいぶ仲良くなり、本校の生徒も海外にたくさんの友人を作ることができました。4日目は大学や民間の事業所見学が予定されています。

Japan Super Science Fair Day1

立命館中学校・高等学校が主催するJapan Super Science Fair (JSSF) 2022にSSH連携校として参加するため、第2学年生徒3名が京都に来ています。

3年ぶりの対面開催となりますが、各国の生徒と教員が参加する大規模なサイエンスフェアです。

一日目は午前中のオープニングセレモニーに始まり、午後は口頭発表などを行いました。

本校の生徒はフィリピンの高校と立命館高校の生徒とバディを組み、一緒に行動しています。

参加生徒3名も大変積極的に国際交流を行い、世界各地に友人をつくって英語でディスカッションしていました。

明日は本校の生徒の口頭発表が予定されています。

ウメタンS「分子を自在に創る~薬学部と有機化学研究の紹介~」が実施されました

10月26日(水)九州大学薬学部教授平井剛先生によるオンライン講義が実施されました。4年制薬学部と6年生薬学部との違いや、先生の御専門である有機化学について高校生にもわかりやすく説明していただきました。先生から「有機化学は理論上どんな物質も合成できる」という話を聞いた生徒達は、有機化学の世界に魅了されたようです。

講義の様子↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒の感想

進路に悩んでいる私に、とても勉強になる講義でした。興味関心を大切にして欲しいという言葉にハッとさせられました。ありがとうございました。

今日はとても面白いお話をありがとうございました。研究者は未来のために研究をするというお話が印象に残りました。どの分野にも通じることだと思うので、これから心に留めて活動したいと思います。本当にありがとうございました。

 

平井先生、大変お忙しい中、オンライン講義を実施していただきましてありがとうございました。