福島高校ニュース

[スーパーサイエンスハイスクール]

令和2年度科学の甲子園福島県大会 準優勝!

 11月8日(日)福島県教育センターにて、令和2年度科学の甲子園福島県大会が行われました。今年度はコロナ禍により出場チーム数に制限があり、1年生と2年生のアドバンス探究の生徒からそれぞれ1チームが出場しました。結果は以下の通りです。

1年生チーム 実験競技:3位、筆記競技:4位、総合競技:入賞なし
2年生チーム 実験競技:1位、筆記競技:1位、総合競技:5位 (準優勝

 優勝を目指していた2年生チームは悔しさでいっぱいだったと思いますが、今回の経験を今後の探究活動に活かしてほしいと思います。1年生の皆さんには来年の優勝を期待しています。参加した生徒の皆さん、本当にお疲れさまでした。

 

総合競技における熱気球を飛ばす様子↓1年生       2年生                実験競技1位、筆記競技1位の盾↓

 

Japan Super Science Fair 2020 Online 第1週に参加しました

 11月1日(日)に本校生3名(2年生1名、1年生2名)が、世界30地域の高校生たちがオンライン上で集まり英語で交流するJSSF ONLINEに参加しました。JSSF ONLINEは、今週から3週連続で日曜日の午前に開催されます。11月1日(日)は第1週で、 特別講演、Science Discussion、Science Showdown、文化交流イベントが行われました。

 Science DiscussionやScience Showdownでは、4〜5人の小グループに分かれて「人類が将来滅びるとしたらその原因は何で自分たちに何ができるか?」や「プラスチック廃棄物を改善するために何ができると思うか?」について議論を行いました。生徒たちは、英語で交流することの難しさに加え、人の個性の違いや文化の違いによる交流の難しさ、そしてZOOMやSlackといったICT機器を活用して交流することの難しさを一度に体験することができました。目まぐるしく変わる議論の流れに圧倒される場面もありましたが、英語の議論を楽しむことができ、一定の成果を得たと感じたようです。この経験は今後の生徒たちの大きな成長につながっていくと思われます。第2週はライブでの研究発表です。こちらも引き続き頑張っていきたいと思います。

 

 

福島県高等学校生徒理科研究発表会県北地区大会

 11月1日(日)本校をメイン会場に福島県高等学校生徒理科研究発表会県北地区大会が行われました。今年度はコロナ禍の影響により、オンラインでの開催になりました。当日は4校から計20件の研究発表があり、質疑応答も活発に行われました。来月に行われる生徒研究発表会県大会もオンラインでの開催が決まっており、次大会に向けていい経験になったようです。参加校の皆さん、ご協力ありがとうございました。

オンライン発表の様子↓

司会(2年坂田紀乃さん、2年松原蓮さん)↓

福島県立医科大学・甲状腺検査出前授業にて甲状腺検査の現状を学びました

日時:2020年10月28日(水)

講師:公立大学法人 福島県立医科大学 ふくしま国際医療科学センター 特命教授 甲状腺・内分泌センター長 横谷 進 先生

参加人数:10名 (本校2年生 3名, 1年生 7名)

場所:福島高校(オンライン開催)

 この度、福島県立医科大学の横谷 進 先生に特段のお取り計らいをいただき、本校のSS部放射線班10名のために「甲状腺検査出前授業(オンライン)」を開催しました。授業の内容は、甲状腺検査の手順やその理論背景、甲状腺がん罹患率、現在あげられている甲状腺検査のメリット・デメリットなどについての詳細なものでした。併せて、生徒たちが事前に送った質問に対して授業を準備してくださり、各論文などで報告されているデータを根拠にした解説もしていただきました。生徒たちは甲状腺検査の現状を広く学びながら、1つの事柄に関して多面的に観ることの重要性も学ぶことができたようです。

1学年ベーシック探究「フィールドワーク」

 10月8日(木)1学年の生徒が授業「ベーシック探究」で、全員がコース別フィールドワークを行いました。今回のフィールドワークでは、課題発見力や解決力を高めることを目的に、県内7コース(福島コース、郡山コース①、郡山コース②、会津コース、いわきコース、新地コース、相双コース)が設定され、生徒は希望のコースに参加し研修を行いました。フィールドワークでは、それぞれの地域で実際に課題解決にあたっている大学や民間企業、公共施設を訪れ、課題解決の手法や課題発見の方法を学ぶことができました。今後、今回の成果をまとめてプレゼンテーションを行い共有する予定です。フィールドワークでお世話になった皆様に感謝申し上げます。

         研修の一コマ

               福島県水産資源研究所

                  ドームいわきベース

                   福島ロボットテストフィールド

 

環境活動スタート事業講演会(1学年ベーシック探究)

 9月29日(火)5~6限に1学年のベーシック探究でケンタロ・オノ先生をお招きし、環境活動スタート事業講演会が行われました。ケンタロ先生は宮城県のご出身で、その後キリバス共和国に高校留学され、高校卒業後に日本国籍者として初めてキリバス共和国に帰化されました。地球温暖化による海面上昇の影響が深刻なキリバスの現状から、日本各地で地球温暖化を食い止めるための講演会を行っています。

 ケンタロ先生からは「キリバス共和国は遠く離れた国ではなく、海でつながった隣の国です。地球温暖化の問題を他人事にするのではなく、自分にできる事を考えてほしい」とお話がありました。また、「私は答えは教えたくない、一人一人が答えを考える事こそが大切です」ともおっしゃっていました。生徒たちにとって地球温暖化を自分事としてとらえ、今後自分たちがどのような生活や行動をしていくべきなのか、あらためて考えさせられる時間になりました。ケンタロ先生ありがとうございました。

ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム

9月19日(土)に開催された『ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム・吉野彰旭化成名誉フェローと野依良治名大特別教授「化学で地球を守る」』にSS部の1・2年生約100名がオンラインで参加しました。

生徒を3グループに分け、それぞれの部屋でプロジェクターに映像を映し出し、講演を聞きました。

常識にとらわれず研究を行うことなど、これから課題研究を進める上でのヒントをたくさんいただき、充実した機会となりました。

ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム

 9月18日(金)磐城高校にて行われたノーベル賞受賞者を囲むフォーラムにSS部の生徒7名が参加しました。リチウムイオン電池の開発に大きな貢献をされた吉野彰先生(旭化成株式会社名誉フェロー)の講義を聞いた後に、高校生がSDGsをテーマとしたプレゼンを行い、吉野先生から各発表に対してコメントをいただきました。本校では樋口萌絵(1年1組)さんが海洋汚染をテーマに発表を行い、「海洋汚染を解決するためには、コロナ感染症と同様に一人一人が問題意識を持つことが重要」と訴えました。

 発表全体を通して吉野先生からは、「今後の社会では持続可能性がないものは認められない。全ての研究や開発は必ずSDGsのいずれかの目標につながってくる。ぜひ当事者意識をもって活動してほしい。」とコメントをいただきました。

講演の様子↓

発表の様子↓

 

タイの学校とのオンラインミーティング

本校と6年前から交流しているタイ王国のPrincess Chulabhorn Science High School Nakhon Si Thammaratをオンラインで結び、共同研究テーマに関するオンラインミーティングを行いました。

今年は海外研修が全て中止になっているため、オンラインでの英会話は大変貴重な機会となり、充実した会議になりました。

次回は互いの学校の研究発表会を企画することになりました。

【日本側】

【タイ王国側】

環境放射能除染学会「第9回研究発表会」にてオンラインでポスター発表を行いました

日時  :2020年9月3日(木)

参加人数:3名(本校2年生 3名)

 環境放射能除染学会が主催する第9回研究発表会がオンラインで開催され、本校の生徒3名がオンラインでポスター発表を行いました。

 発表タイトルは「水熱法での放射性セシウム鉱物化における共存アルカリ金属イオンの影響」で、オンライン上の部屋に入室してきた参加者に、自分たちの研究を丁寧に説明していました。参加者との質疑応答では、自分たちがあまり検討できていなかった点を指摘されたり、研究をさらに発展させるヒントとなる質問をもらったりと、有意義な発表会となりました。また、わかりやすい発表をするにはどうすればいいか、オンラインでの発表を行う上で大事なことは何かなど、発表技術に関しても多くの課題を認識できた良い機会となりました。

 今回の経験を活かし、今後も課題研究活動を頑張っていきたいと思います。