[スーパーサイエンスハイスクール]
コミュタンサイエンスアカデミアネクストに参加しました
8月1日(木)・2日(金)環境創造センターで、SS部1年生が、実際に研究に携わっている研究者による研究講座に参加してきました。
環境創造センターは、原子力災害からの環境の回復・創造に取り組むため福島県が設置した施設で、福島県、日本原子力研究開発機構、国立環境研究所で構成されています。今回はこの三機関が連携し、高校生向けの研究体験講座を開講しました。
まず、東日本大震災・原子力災害についての講義を聞き、現状と課題を認識しました。
それから、各コースに分かれて研究体験をしました。
コースは、三次元蛍光分光光度計を用いた河川水等の分析
液体シンチレーションカウンタを用いた放射性物質の分析
赤外線分光分析機器を用いたプラスチックの劣化状況の分析
環境調査に関する調査分析体験
水蒸気蒸留法による福島県産の木等からのアロマオイルの抽出
環境に関するデータサイエンス
です。
実際研究に使われている分析装置なども使い、科学への興味関心が高まりました。
また福島県の課題を具体的に知ることができ、今後の自分たちの研究活動の参考になりました。
環境創造センターの皆さん、ありがとうございました。
一緒に共同研究を行っているタイの高校(チトラダスクール)に訪問してきました。
今年度から、本校生徒2名(高校2年生)がタイのチトラダスクールの生徒2名と共同研究を開始いたしましたが、この度、7月29日から8月2日の日程で、本校生徒がタイのチトラダスクールに訪問し、一緒に実験を行ってきました。また、途中、タイの研究所であるNSTDA(タイ国立科学技術開発庁)にも訪問し、タイの生徒とともにマイクロプラスチックの研究者からアドバイスももらってきました。加えて、この期間中にはタイの先生方と日本の先生方も会議を持ち、国際共同研究を成功させるための考えも共有してきました。非常に実り多い海外研修となりました。生徒の今後の活躍に期待したいと思います。
福島大学附属中学校とスーパーサイエンス部が交流しました。
8月2日(金)に福島大学附属中学校の生徒24名とスーパーサイエンス部の2年生が交流を行いました。まず高校生が研究発表を行い、その後、中学生の自由研究の計画について高校生がアドバイスをしました。高校生にとっても自らの研究を振り返るいい機会となりました。中学生の皆さん、これからの自由研究を頑張ってください。
研究発表の様子↓
自由研究相談会の様子↓
~福高生から附属中の生徒達へメッセージ~
・本当に面白い実験に会えてとても刺激を受けました。苦労はあると思いますが、それ以上に面白く感じることもあると思うので、是非今後の実験頑張ってください
・附属中のみなさん、本日は福高に来ていただきありがとうございました。みなさんの研究は福高SS部から見ても素晴らしいものばかりで、みなさんの研究への意欲に感心させられました。今日、福高生から聞いたアドバイスを参考にして、計画通りに進めれば素晴らしい研究になると思います。みなさんのためになるアドバイスができたならこちらとしても嬉しい限りです。私もみなさんのように研究を頑張ります。今回の交流で福高に興味を持ったら、ぜひ福高を目指してください!
・頑張って研究してください!応援してます!
・自由研究楽しみですね。研究していくと、更に知りたいことが増えていくと思うので、それを楽しんでいくと良いと思います。
第9回 「サイエンス・ギャラリー」生徒研究発表会
令和6年7月27日(土)13:30から奈良県立青翔高等学校主催の第9回「サイエンス・ギャラリー」生徒研究発表会がオンライン形式で行われました。
本校からSS部2年生の大多和幸花さんが「廃棄農産物を用いた生分解性シートの作成」のテーマについて発表しました。全部で12件の生徒発表があり、
最後に奈良女子大学理学部森藤紳哉先生から助言指導をいただき、発表会は終わりました。
参加した生徒の感想
質問もいただける良い発表ができた。安全性に配慮した生分解性シート作成の研究をさらに進めていきたい。
長野県屋代高校との交流会
7月30日(水)に長野県屋代高校とスーパーサイエンス部2年生が福島高校を会場に交流会を実施しました。当日はサイエンスアクティビティとして「マシュマロタワー制作」に屋代高校と福島高校との合同チームで取り組みました。その後、ポスター発表形式で研究交流を行うなど、充実した交流会となりました。屋代高校の皆さん、来年も是非、福島高校へ遊びに来てください!
マシュマロタワー制作の様子①↓
マシュマロタワー制作の様子②↓
ポスター発表の様子①↓
ポスター発表の様子②↓
集合写真(手はScienceの「S」を作っています。)↓
SSH通信6.7月号
ウメタンS第2回オンライン発展講義「地熱資源の持続的利用と地域共創のためのデザイン」が実施されました
7月10日(水)に東北大学流体科学研究所准教授の鈴木杏奈先生によるオンライン発展講義を実施しました。今回は「地熱資源の持続的利用と地域共創のためのデザイン」をテーマに、地熱発電や探究することの大切さに関してご講義をいただきました。この会には福島高校以外にも県内外の3校が参加しました。
鈴木先生、お忙しい中オンライン講義を実施頂きましてありがとうございました。
講義の様子①↓
講義の様子②↓
生徒の感想
・先生の発想が非常に素晴らしいと感じた。自分のフレームと他人のフレームを重ねることができるようになりたい。
・自分自身の探求によって、過去を振り返るだけでなく、これからの自分の進むべき道を考えたいと思いました。
・飯坂に住んでいるため、温泉をずっと残していきたいと言う地元の主張もわかる。共創していくことで地熱をより活用できて温泉街も活性化するのが一石二鳥だと思った。
・鈴木先生の、研究者としての視点の変え方や、社会を変えようとする気持ちに感銘を受けた。今まで思っていたより、研究者はアクティブなものだということがわかった。
【2学年】SS探究課題研究(サイエンスリサーチ)「中間発表会」
令和6年7月10日(水),SS探究において課題研究(サイエンスリサーチ)の中間発表会を実施しました。
今回の発表会では,研究の目的や方法,これまでの調査・研究の内容,今後の展望を主な内容として,ポスター発表を行いました。昨年度、同じように課題研究を実施した3年生がアドバイザーとなり,2年生の発表に対してアドバイスをしてもらいました。
各会場において活発な質疑応答や議論がなされたのち,Googleフォームを用いて発表に対する評価や感想を収集しました。
今後2年生は,研修旅行(令和6年10月実施)で関西の学校と交流する際に行う発表に向けて,研究をさらに進めていく予定です。
ウメタンS第1回オンライン講義「恐竜最新研究」
7月3日(水)※ウメタンS第1回オンライン講義が実施されました。今回は福島県立博物館学芸員である吉田純輝先生に「恐竜最新研究」をテーマにご講義をいただきました。今回は県内外の8校から100名を超える生徒が参加しました。
吉田先生が現在取り組まれている最新の研究についての話や、先生自身のキャリアパスにについて詳しくお話をいただきました。また、課題研究のテーマ設定について、「現在何が分かっていて、何が分かっていないのかを丁寧に調べることが大切。そして自分が埋まっていないピースのうちのどこを埋めるのか考えて欲しい。」とアドバイスを受けました。
研究や研究者としてのふるまいについて多くの事を学んだ、充実した時間となりました。吉田先生、お忙しい中講義を実施頂きましてありがとうございました。
↓講義を受ける様子①
↓講義を受ける様子②
~生徒の感想~
・新しい知識を知ることが出来た。気嚢など、恐竜にあったものが、今の鳥などにもあると知って驚いた。新しく知ることが沢山あって面白かった。
・課題研究をする上で、先生の視点が本当に素晴らしく、自らの研究に活用したいと感じた。
・現代の生き物と比較するという視点が面白いと思った。福島県の地層が珍しいということを全然知らなかったので自分の住んでいる地域についてももっと知りたいと思った。
※ウメタンSは希望生徒を対象とした発展的な探究活動を指します。
〔SS部1年〕 コミュタンサイエンスアカデミア2024に参加しました
令和6年6月30日(日)、コミュタン福島主催「コミュタンサイエンスアカデミア2024」のエッグドロップコンテストの運営をお手伝いしてきました。
コミュタンサイエンスアカデミアは、コミュタンで科学を学ぶ県内の小中学生のクラブです。今回は「壊れやすい物は何か」「どのようにして守るか」をディスカッションし、卵を高所から落としても壊れないよう、限られた条件でプロテクターを作るというミッションに挑戦しました。
プロテクターのアイディアを出し合う↓
プロテクターを作成↓
いよいよエッグドロップに挑戦↓
ビデオを観ながら振り返り↓
小学生の豊かな発想力にたっぷり刺激されました。これからの探究活動のエネルギー源になることでしょう。