福島高校ニュース

[スーパーサイエンスハイスクール]

文部科学大臣特別賞受賞

スーパーサイエンス部に所属する生徒2名(石川悠さん、横山佳観さん)が「プラズマによる気流制御技術を用いた小型風力発電風車の製作」の研究テーマで文部科学大臣特別賞を受賞し、校長室で表彰伝達を行いました。

本来であれば5月にアメリカで開催される国際学生科学技術フェア(ISEF)に日本代表として参加するはずでしたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で現地開催が中止になり、オンラインでの研究発表会となりました。

本日は記者発表も行いました。本人たちは緊張した面持ちで研究内容を説明していました。

コミュタンサイエンスアカデミアに参加しました

8月23日(日)にコミュタン福島で開催された「コミュタンサイエンスアカデミア」にSS部生徒21名が参加いたしました。

県内から集まった中学生の皆さんを相手に課題研究のポスター発表を行い、質疑応答を行いました。

発表後は実験教室を開催し、身近なものを題材にした実験を行って理論の説明などを行いました。

実験器具の共有を避け、仕切りを設置するなど様々な感染症対策を行いながら実施しました。

この活動を通して、本校で実施している探究活動の手法や楽しさを伝えることができました。

名古屋大学教育学部附属中・高等学校SSH重点枠参加

8月1日(土)2日(日)に開催された名古屋大学教育学部附属中・高等学校のSSH重点枠「アメリカで数学をしませんか」に、本校アドバンス探究の2年生3名がオンラインで参加いたしました。

WiFi環境のもとでZoomで名古屋と福島をつなぎ、様々な講義・演習を実施しました。

今回は1stステージ・2ndステージの参加でしたが、今後は福島市内のフィールドワークを実施して、テーマを決めて身の周りの数学を解析する予定です。

オンライン研究発表会

7月26日(日)に開催された奈良県立青翔高等学校主催のサイエンス・ギャラリー(SSH校等によるオンライン発表会)にゲストとして参加し、生徒4名が発表を行いました。

「バクテリアセルロースを用いたストローの開発と評価~福島の伝統産業から世界のプラスチックごみ削減へ~」
「セシウム不溶化鉱物とその実用化に向けてのリークテスト」

についてオンラインで研究発表を行い、大学教授等から指導助言をいただきました。

今後もこのような形式の発表会が増えると思いますので、SSH担当教員もスキルアップを目指し、「新しい発表様式」の確立に向けて研究に励んでいます。

日本学術会議副会長渡辺美代子氏との対談

7月10日(金)に本校の第2学年坂田紀乃さんが渡辺美代子氏(日本学術会議副会長、科学技術振興機構副理事長)と対談を行いました。

『公開対談「新型コロナウィルス後の世界」』と称して、東日本大震災の経験や、本校でのSSH探究活動を通して、これからどのような未来を描いていくのか、パソコンを用いてオンラインでの対談を行ったものです。

対談の様子は内閣府のストリーミングサービスにアップロードされており、以下のURLからご覧いただけます。

http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/tenbou2020/after-corona.html

(日本学術会議「未来からの問い」特設HP/公開対談「新型コロナウイルス後の世界」)

1学年ベーシック探究(東北大学渡辺正夫先生の講演会)

7月14日(火)の午後、本校第一体育館にて渡辺正夫先生の講演会を実施いたしました。

毎年実施している第1学年生徒向けの講演会でしたが、全員マスク着用で参加者同士の距離を確保して、厳戒態勢の中の開催でした。

オンラインでの実施も考えていましたが、生の講演会の教育効果の高さを考え、1人ひとりが感染症対策に気を配って実施しました。

1年生にとっては初めてのベーシック探究の授業でしたが、これから始まる探究活動の皮切りとして、貴重な機会となりました。

講演会の最後には質問もたくさん出て、今後の探究活動での「考える基礎」を考えるきっかけとなりました。

令和元年度 SSH生徒研究発表会

令和2年2月22日(土)、SSH生徒研究発表会を実施しました。

本校が育成したい生徒の資質・能力(創造的思考力・表現力・発信力・国際力・高度な専門力・GRIT力)を伸長し、SSHの活動を校内外に広く発信することを目的に行われ、今年度は口頭発表7件(日英交流・台湾研修・カナダ共同研究研修・ベーシック探究1年・ベーシック探究2年・アドバンス探究・全国SSH生徒研究発表会代表)、ポスター発表103件、1学年によるディベート決勝戦が実施されました。

また、県内のSSH校である安積高校や会津学鳳高校からも生徒が参加しポスター発表を行いました。

口頭発表やポスター発表では活発に意見交換がなされ、研究した生徒も自分の研究への理解をさらに深める機会となりました。

生徒研究発表会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

口頭発表の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポスター発表の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1学年のディベート決勝戦では、学年代表決定戦を勝ち抜いた1年2組と1年6組が対戦しました。

対戦テーマ「大学入試に英語民間試験を導入すべき」

肯定側 1年6組 VS 否定側 1年2組 

ジャッジは、在校生のほか、来賓、参観者全員です。

白熱の論戦の結果、肯定側6組(350票)、否定側2組(341票)という近年稀にみる接戦を6組が制しました。

ディベート決勝戦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年度の生徒研究発表会には、ご来賓のSSH運営指導委員の先生方をはじめ、保護者様、県内外の高校の先生方、SSH事業でお世話になった企業様、県内の中学生のみなさんなど、約300名の方に参観いただきました。すべての皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

引き続き、福島高校SSH事業へのご協力をよろしくお願いいたします。

 

第21回放射性物質検査に関するレベルアップ研修事例発表会で口頭発表

日時:2020年2月14日(金)

場所:環境創造センター「コミュタン福島」ホール

参加人数:4名(本校2年生2名, 1年生 2名)

  第21回放射性物質検査に関するレベルアップ研修事例発表会に参加し, 本校SS部放射線班が日々行っている課題研究の発表をしてきました。生徒達は30分という長い時間の発表は初めてでしたが, 発表の構成や役割分担をうまく調整して立派な発表を行ってきました。今回の活動で, 生徒たちは表現力・発信力・GRIT力を鍛えることができたと思います。貴重な発表の機会をいただきまして, ありがとうございました。

  

 

 

第3回福島県環境創造シンポジウム

2月2日(日)に開催された第3回福島県環境創造シンポジウムに生徒3名が参加し、福島県の内外でどのような意識の差があるのか、

解決策はどのようなものがあるのかを、パネリストとして議論しました。

同じSSH校である安積高等学校の生徒さんに加えて、毎年福島を訪問して本校と交流を行っている長野県屋代高等学校も中継で参加し、

県内外のSSH3校で貴重な経験をすることができました。

(写真提供:福島県環境創造センター)

アドバンス探究1年生 サイエンスコミュニケーション育成講座

令和2年1月17日(金)、1年生アドバンス探究クラスの授業で福島大学の留学生6名と交流を行いました。

英語でコミュニケーションする意欲を喚起し、表現力を育成するため、福島大学国際交流センターのご協力のもと実施しました。

留学生との文化交流やテーマ設定トークなどを行い、海外の学生との交流をとおしてグローバルな視点を養成することができました。

【1学年】ディベート講座

1月21日(火)にディベート講座を実施いたしました。

東京大学より4名の学生をお招きし、ディベートに関する講義をしていただきました。

講義の後、各クラスに分かれてメンバー編成を行いました。

放課後には希望者を対象に東大生より追加の講義をしていただきました。

今後の予定です。

1月24日(金)トライアル対戦(練習試合)

1月30日(木)クラス代表決定戦

2月5日(水) 学年代表決定戦

福島県環境創造シンポジウム

第3回福島県環境創造シンポジウムのオープニングセッションとパネルディスカッションに本校のSS部2年生3名が参加します。

令和2年2月2日(土)にコミュタン福島で開催されます。入場無料ですので、ぜひお越しくださいませ。

第17回高校生科学技術チャレンジ(JSEC2019)入賞

令和元年12月14日(土)~15日(日)の2日間、東京都の日本科学未来館において「第17回高校生科学技術チャレンジ(Japan Science & Engineering Challenge:通称ジェイセック、朝日新聞社・テレビ朝日主催)」の最終審査会が開催され、スーパーサイエンス部プラズマ班の2名が参加してきました。

JSECは、高校生を対象にした科学技術と数学の自由研究コンテストです。

全国から応募された研究のうち、10月下旬の予備審査・11月上旬の1次審査を通過した32研究が最終審査会に進出するファイナリストとして選出され、2日間のポスター発表を行い審査されます。

生徒たちは「プラズマによる気流制御技術を用いた小型風力発電風車の製作」という研究テーマでプレゼンテーションを行い、審査員の方や他のファイナリスト達と議論を交わしました。

審査の結果、「特別協賛社賞 花王賞」(全国4位相当)を受賞し、2020年5月に米国・アナハイムで開催される国際大会ISEF(International Science and Engineering Fair:通称アイセフ)に日本代表として派遣されることとなりました。本県ではISEFへの出場は史上初めての快挙となります。

 

令和元年度SSH生徒研究発表会の開催について

令和元年度SSH生徒研究発表会について以下のとおり開催いたしますので、お知らせいたします。

保護者の皆様、福島市内小中学校、福島県内の高等学校、全国のSSH校には、別途お知らせしています。

電子データはこちら(保護者の皆様)→ R1生徒研究発表会(保護者用).pdf

電子データはこちら(その他の皆様)→ R1生徒研究発表会.pdf 申込用紙.doc

1 日 時 令和2年2月22日(土) 8:50~15:00
2 会 場 福島県立福島高等学校 第一体育館・第二体育館
3 内 容
  口頭発表:ベーシック探究(全員課題研究)・アドバンス探究
  海外研修(日英交流・台湾研修・カナダ研修) 等
  ポスター発表:アドバンス探究・ベーシック探究・探究情報・海外研修
  フィールドワーク・東北大学科学者の卵
  県内SSH校(安積高校・会津学鳳高校)による発表 等
  その他:代表クラスによるディベート決勝戦
4 日 程 
  8:30 〜 8:45 受付
  8:50 〜 9:05 開会行事・校長挨拶・SSH概要説明
  9:10 〜 9:50 口頭発表I(4件)
  10:00 〜 11:10 ポスター発表Ⅰ
  11:20 〜 12:30 ポスター発表Ⅱ
  13:10 ~ 13:40 口頭発表Ⅱ(3件)
  13:55 〜 14:30 ディベート決勝戦
  14:30 〜 15:00 講評・閉会

ふくしまサイエンスフェア2019

12月14日(土)にこむこむ館にぎわい広場にて「ふくしまサイエンスフェア2019」を開催いたしました。

今年で8回目の開催となり、少しずつ地域に浸透してきたイベントです。

県内外の中学・高校・大学・民間の方々に協力いただき、実験ブースや実験教室を企画し、たくさんの方々に科学のおもしろさを体験していただきました。

ご来場いただきました地域の皆様、どうもありがとうございました。

1学年ティーチャーズラボ(文型)

11月28日(木)に1学年においてティーチャーズラボを実施いたしました。

今回は福島大学の文系の先生方を講師として迎え、7講座に分かれて講義をしていただきました。

①経済学って何?                      ②「羊」から読み解く漢字の世界

③はじめての心理学                     ④不確実性について考える

 

⑤人間、災害、情報社会                   ⑥普遍的な倫理はあるのか

⑦「首長」はつらいよ!--親類・縁者にまで塁が及ぶ住民訴訟のコワい仕組み

1学年ティーチャーズラボ(理型)

11月20日(水)に1学年においてティーチャーズラボを実施いたしました。

福島大学の理系の先生方を講師として迎え、8講座に分かれて講義をしていただきました。

生徒たちは大学の授業を体験する貴重な機会となりました。

第63回日本学生科学賞県審査表彰式

11月17日(日)に読売新聞福島支局で開催された第63回日本学生科学賞県審査の表彰式に参加してまいりました。

本校のスーパーサイエンス部化学班の「Mgヨウ素電池の研究」が県議会議長賞を受賞しました。

県代表として中央審査に進みます。

科学の甲子園全国大会出場!

11月10日(日)に福島大学で開催された科学の甲子園福島県大会にSS部生徒88名が出場してまいりました。

総合競技、実験競技、筆記競技に挑み、出場した26チームの中で知識・技能を競い合う取組です。

その結果、2年生チームが見事優勝し、来年3月に埼玉県で開催される全国大会出場を決めました。

1年生チームも筆記競技で全体の3位と健闘しました。

出場を逃した他校の生徒達の分まで、全国大会でも頑張ってまいります。

JSSFで海外との共同研究を発表

日時: 2019年11月2日(土)合同練習日
    2019年11月3日(日)〜7日(木)JSSF

場所: 立命館中学校・高等学校 長岡京キャンパス
    立命館大学 琵琶湖草津キャンパス

対象: 2名(1年生1名、2年生1名)

 

 11月2日(土)から7日(木)、立命館高校長岡京キャンパスで行われたJapan Super Science Fair(JSSF)に参加し、カナダのシャーニガンレークスクール、立命館高校と本校の3校で行ってきた共同研究を英語で発表をしてきました。

 8月のカナダ研修から帰国後、毎週日曜日に電話会議を行い、互いの課題研究の進捗状況を確認してきました。共同研究を行う過程では、互いの個性や英語力の違い、学校のスクールタイムの違い、国と国との時差や文化の違いといった様々な障壁がありました。そういった状況の中で、互いの個性を理解しながら役割分担を模索し、そして課題研究のゴールも模索するという、多くの葛藤を乗り越えながら活動を行ってきました。

 様々な困難を克服し、今回、最終的に1つの研究にまとめて素晴らしい口頭発表やポスター発表を行うことができたました。その結果、生徒たちのやり抜く力(GRIT力)が伸びたと同時に、生徒たちは今後の国際的な研究活動に挑戦していくための大きな自信に結び付くものと思います。JSSFに参加することができたおかげで、海外校を含む生徒とのワークショップなどの協働活動の機会が得られ、また、国際的な視点に立って考えるための素地も鍛えることができました。

   

 

 

 

台湾研修5日目

本日、13時20分台湾桃園空港発成田空港行きの飛行機に乗り、無事福島へと帰って参りました。飛行機の遅延等もなく、時間通りに行程が進みました。

生徒たちは大きな事故や病気なく、研修の全プログラムを終えることができました。

ご協力いただきました保護者の皆様、訪問先の学校や企業の皆様に、改めて御礼申し上げます。

台湾研修4日目

4日目の文化探究プログラム、無事に終えることができました。

午前中、故宮博物館と忠烈祠を、午後は龍山寺と中正記念堂を見学しました。日本との歴史や文化の違いを生徒は肌で実感していたようです。

 

明日、空港へ向かい、帰国となります。全員元気に福島へ帰ってこられるように気をつけたいと思います。

台湾研修3日目

研修3日目の本日は、新竹にある実験高級中学との学校交流を行いました。

午前中は物理と化学に分かれ、本校生と実験高級中生でグループを組み、実験を行いました。理系の生徒はさることながら、文系の生徒も楽しくかつ一生懸命に実験に取り組んでいました。

ランチタイム後、本校SS部のポスターセッションを行いました。本校生と実験高級中生の間で活発な議論がなされました。

夕方、台北へ帰る前に、新竹サイエンスパークを見学しました。テクノロジー分野の先端技術に、生徒は驚いている様子でした。

台湾研修2日目

全員無事に研修2日目のプログラムを終えました。午前中は、明日の発表に向け、各班での最終打ち合わせ兼発表練習を行いました。各班とも真剣に取り組んでいる様子でした。

午後からは、現地JTB台湾様の協力をいただきながら、生徒たちは本校SSHの取り組みについてプレゼンテーションを行いました。初めて外部に英語でプレゼンテーションを行いました。生徒は少し緊張した様子でした。

夕方には台湾の名産品であるパイナップルケーキ工場を見学しました。

夕食後に、発表の最終調整をする班もあるようです。明日の学校交流に向けて、自信がついてきたのか意欲的に燃えている生徒の様子が見られました。

 

化学グランドコンテスト

10月26日(土)~27日(日)に大阪市立大学で開催された第16回化学グランドコンテストに参加してまいりました。

全国から化学の研究を行っている高校生が集まり、発表とディスカッションを行いました。

本校は県北地区の大会と重なったため1件のみの発表でしたが、高校生や大学の先生方と意見交換する貴重な機会となりました。

 

第55回X線分析討論会でポスター発表

日時:2019年10月29日(水)

場所:福島市コラッセふくしま

参加人数:2名(本校1年生 2名)

  日本分析化学会X線分析研究懇談会が主催する第55回X線分析討論会に参加し, 本校生徒2名が「セシウム不溶化鉱物とリークテストにおける最適条件の調査」というタイトルでポスター発表をしてきました。生徒たちは発表を通じて, 研究者などとの質疑応答により課題研究の更なる発展のヒントを得たようです。生徒たちは表現力・発信力・専門力・GRIT力を鍛えることができました。

 

 

台湾研修1日目について


本日10月30日より4泊5日でSSH台湾研修が行われます。

1日目の本日は2時間目まで授業を受け、11時半に学校を出発しました。成田空港で飛行機に乗り、大きなトラブル無く台北へと到着しました。

明日から本格的に研修が始まります。生徒も研修に胸を膨らませている様子でした。

令和元年度 福島県高等学校生徒理科研究発表会 県北地区大会

日時:2019年10月26日(土)

場所:本校 視聴覚室・梅苑会館

参加人数:多数

  生徒達の課題研究の発表会である県北地区の生徒理科研究発表会に参加してきました。物理4件, 化学5件, 生物4件, 地学4件, 情報2件の計19件の課題研究を発表しました。生徒達は課題研究の発表だけでなく, 大会の司会進行や会場作成も頑張りとても有意義な発表会となりました。この大会を通して, 創造的思考力, 表現力・発信力, GRIT力(物事を完遂する力)を成長させることができました。

 

 

 

東北地区SSH教員報告会

10月19日(土)~20日(日)に東北大学で開催された東北地区SSH教員報告会に参加して参りました。

一日目は東北大学の安藤晃氏による課題研究の進め方に関する基調講演に始まり、SDGsを体感するワークショップを実施しました。体験してみて、SDGsの意図や重要性を身をもって知ることができました。二日目は事例紹介として本校のSSHの取組について発表を行い、本校独自の取組について参加者で共有しました。他校の取組を共有する上では、大変意義深い会議となりました。

化学グランプリ2019の金メダルが届きました

8月19日(月)~20日(火)に工学院大学で開催された「化学グランプリ2019二次選考会」にスーパーサイエンス部3年の安斎優希くんが出場し、金賞を受賞しました。

メダルと賞状が届きましたので、記念撮影を行いました。おめでとうございます。

福島高専生との意見交換会

日時:2019年8月28日(木)
場所:本校 物理講義室
参加人数:4名(2年生 2名, 1年生 2名), 福島高専生10名

 本校SS部 放射線班4名が福島工業高等専門学校の生徒と、互いの除去土壌に関わる取り組みについて発表し合い、意見交換を行う活動を行いました。本校からは、イギリス研修で発表した本校の放射線の取り組みや、除去土壌のポルサイト化に関する研究の報告を行いました。福島高専生からは、除去土壌を処理する際に発生する粉塵を監視する研究や、再生資材として活用した除去土壌が雨によって流出させないための研究の報告がありました。除去土壌に関して、互いに視点の違った研究に取り組んでいることがわかり、視野を広げる貴重な機会となりました。

  

 

SSH国際共同研究研修(カナダ研修)5ー7日目

日時: 2019年8月23日(金)~25日(日)

23日(金)はシャーニガンレークスクール滞在の最後の日となります。この日の午前は昨日からの実験を共同で行いました。次に、共同研究のタイトルについて話し合いました。タイトルは、3つの湖でのホザキノフサモ(eaurasian milfoil)の特性の違いの比較に決まりました。また、時差や学校のスクールタイムの違いもある難しい状況のなかで、次回の会議の日時を最終決定し、それまでにやる事も明確にしました。

シャーニガンレークスクールの生徒や先生方と名残惜しくもお別れをし、バンクーバー市に車とフェリー、バスを使い向かいました。その日は自転車でバンクーバー市内を周り、カナダ滞在の最後の日を楽しみました。

24日(土)はバンクーバー国際空港に移動し飛行機で日本に帰国しました。日本到着では16時間ほど時間が進み25日(日)の16時でした。成田空港では立命館高校の生徒、先生とお別れをし、新幹線で移動して福島駅へ戻り解散しました。

これからも共同研究を続け、成果を11月に行われるJSSFで発表する予定です。帰国後も共同研究を頑張り、国際力や探求力などのさらなる成長を期待したいと思います。

 

関東研修

8月1日~2日、第1学年SSHアドバンス探究クラスは、つくば市内で関東研修を行いました。1日目は2班に分かれて、午前中は国立環境研究所と物質・材料研究機構に、午後は高エネルギー加速器研究機構と国立実験植物園に行きました。生徒たちは話の内容を理解しようと真剣に話を聞き、質問していました。中には、福島高校出身の先輩が研究内容の説明をしてくださるなど、進路を考える上でも参考になったようでした。夜は8班に分かれて、協力しながら見学した場所のプレゼンのためのスライド作成を行いました。

 2日目はつくばイノベーションセンターにて、プレゼンを行いました。スライド作成、発表、質疑応答等、初めて経験する生徒も多かったのですが、それぞれの班に工夫が見られ、質問もでるなどして、プレゼンの一連の流れをつかむことができたようです。その後すぐに、JAXAつくば宇宙センターに行きました。実際に宇宙に指令を出している部屋で働く職員の姿をガラス越しに見て、目を輝かせながら説明を受けている姿は印象的でした。盛りだくさんの内容でしたが、生徒にとって充実した、将来に役立つ経験ができた2日間になりました。

SSH国際共同研究研修(カナダ研修)4日目

日時: 2019年8月22日(木)

本日の午前は引きづつき昨日から行っている溶存酸素量を調べる実験を共同で行いました。そして次に、それぞれの植物が実質的にどれくらいの二酸化炭素を回収し植物内に固定化できるかの計算方法をシャーニガンレークスクールのジャスティン先生の指導のもとで学習しました。

午後はビクトリア市に移動し、ロイヤル・ブリティッシュ・コロンビア博物館に訪れました。シャーニガンレークスクールの歴史の先生の解説を聞きながら、カナダの歴史や自然環境について学びました。

  

夕食の時間には、生徒たち同士で、日本に帰ってからの研究の実験条件や連絡方法、会議の日時を話し合いました。

明日はシャーニガンレークスクールの滞在が最後の日となります。明日もしっかりと頑張りたいと思います。

SSH国際共同研究研修(カナダ研修)3日目

本日はまずはじめに、昨日学んだ水溶液中の溶存酸素量を調べる方法を用いて、シャー二ガンレークの3つの水生植物がどれだけ光合成を行うか実験で調査をしました。3校の生徒達が協力しあい、同じ水生生物に対して、炭酸水、蒸留水、光照射ありなしと条件を振って実験のデータを取得しました。実験の後は、各校のこれまでの取り組みについて発表を行い、情報共有を行いました。

 

午後はシャーニガンレークスクールのスケート場でスケートを行った後、バルディー山に入り散策をしました。木の直径や年齢の測定法などカナダの自然環境を学習しました。この学習を通して、カナダの人たちがいかに自然を愛しているか理解することができました。

  

夕食後は、3校の共同研究について話し合いました。各校それぞれの近くにある湖の水生生物に関して、同じ方法でデータを取得し比較していくことで決まりました。

明日でカナダ研修は折返しとなります。明日からも引き続き、頑張りたいと思います。

お祝い 祝 化学グランプリ2019金賞受賞!

8月19日(月)~20日(火)に工学院大学で開催された「化学グランプリ2019二次選考会」にスーパーサイエンス部3年の安斎優希くんが出場し、金賞を受賞しました!

7月の1次選考を経て全国から80名程度が選抜され、今回の二次選考が行われました。

筆記だけでなく実験技術も必要になるため、化学に関する総合力が認められたと言えます。

福島高校では、休日を利用して科学系オリンピックのための対策講義を行っており、生徒の参加を推奨しています。

SSH国際共同研究研修(カナダ研修)2日目

日時: 2019年8月20日(火)

2日目は半日かけてバスとフェリーを使いバンクーバー島にあるシャーニガンレークスクールへ移動しました。

シャーニガンレークスクールでははじめに、一緒に共同研究を行うシャーニガンレークの生徒たちが校内を案内してくれました。湖がすぐ側にあり泳ぐことができること、様々な施設が自然豊かな土地の中で素晴らしく調和して建てられており、充実した文化・体育などの教育活動が行われていることがわかりました。

  

夕食のあとは、シャーニガンレーク高校の化学の先生の指導のもと、シャーニガンレークの生徒たちから、湖の水生植物の光合成がどれくらい行われているかの実験方法を教わりました。具体的に水中の溶存酸素量を測定する2つの方法を実習を通して学びました。

 

その後、周りが暗くなるまでキャンプファイヤを行いました。シャーニガンレークの先生方にはキャンプファイヤーまで準備していただき、幻想的なシャーニガンレークの夜空に囲まれて、心まで暖かくなる体験ができました。

暗くなってからは天文台で木星や土星の観察を行いました。土星の輪がはっきりと見え、言葉では表現しにくい感動の体験ができました。

 

明日は本日学んだ溶存酸素量を測定する実験を共同で行う予定です。

 

令和元年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会

令和元年8月7日(水)~8日(木)に、「令和元年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」が神戸国際展示場で開催されました。

全国のSSH指定校212校の代表がポスター発表を行い、日ごろの研究の成果を披露しました。

本校からは校内セレクションを経て選出されたプラズマ班3名が参加し、『プラズマによる流体制御の研究Ⅱ~風力発電への応用を目指して~』について発表を行いました。

ポスター発表では、全国の高校生や参加者の皆さんと意見交換し、いただいた質問や意見から新たな知見を得る場面も多くありました。

審査の結果、奨励賞と生徒投票賞を受賞しました。

2017年からスタートした本研究では、多くの皆様のご協力をいただいております。

この場を借りて御礼申し上げます。

今後さらに本研究を発展させるべく、先輩から知識と技術を引き継いだ生徒たちが頑張っています。

SSH国際共同研究研修(カナダ研修)1日目

日時: 2019年8月19日(月)

カナダ研修がはじまりました。立命館高校(京都), シャーニガンレーク高校(カナダ)の生徒達と交流し共同研究を行うことで国際力の育成を行う研修です。

8月19日(月)は福島駅から新幹線などで成田空港まで移動し、立命館高校の生徒2名と合流しました。そして、飛行機でカナダバンクーバーまで移動し、到着は時差の関係で時間が戻り、その日の朝の9時半でした。

立命館高校の卒業生でカナダ在住の大学院生の糸井さんに、UBC(ブリティッシュコロンビア大学)やバンクーバー市内を案内していただきました。

 

UBCではまず立命館UBCハウスの塩澤さんよりUBCは世界ランキング20位以内の大学であることや、日本の明治時代頃から始まる歴史ある大学であることなど概要を講義していただきました。また講義では、数年前から日系人が学長になったことが、カナダの日系人社会で話題になったことも教えていただきました。UBCでは他に自然史博物館などを訪れました。

  

1日目は時差の関係から長い1日でした。明日はシャーニガンレーク高校に訪れます。

 

コミュタンサイエンスアカデミア~第2回目~

8月17日(土)はコミュタンサイエンスアカデミアの講師として、SS部20名がエッグドロップを行いました。

参加者の小学生と一緒にエッグドロップを行い、「仮説→実験→考察」の一連の流れを体験しました。

参加した小学生の皆さんは、常識にとらわれない柔軟な発想をする子達ばかりで、私たちも大変素晴らしい経験となりました。

福島高校SS部では、13年間のSSHの取組の成果を県全体に波及させていきたいと考えています。

福島環境フォーラム2019にてポスター発表

日時:2019年8月10日(土)

場所:三春町 コミュタン福島

参加人数:4名(2年生 2名, 1年生 2名)

  本校SS部 放射線班4名が, 福島環境フォーラムで課題研究のポスター発表をしてきました。また、自然環境に関して議論するワークショップにも参加いたしました。表現力と発信力を向上できました。

 

国際放射線防護ワークショップ2019(6日目最終日)

☆☆☆ 6日目 ☆☆☆
○贈呈式、ポスター発表、閉会式
東京の衆議院第一議員会館に移動した後、この研修でお世話になったサッポロビールと東芝国際交流財団に福島の桃を贈呈いたしました。


その後、昨日作成したこの研修を通して伝えたいことのポスターをスクリーンに投影して発表を行いました。そして次に、ポスター形式の質疑応答を行いました。サッポロビールや東芝国際交流財団の方々だけでなく、復興庁、環境省、外務省の方々に発表を聞いていただき、多くの意見や質問をいただくことができました。

  
発表の後は閉会式を行い、生徒全員が無事に6日間の研修の修了証をいただくことができました。最後にフランスの方からサプライズで我々全員に対してありがとうのメッセージをいただきました。

○帰路
帰りは国会議事堂を見学した後、新幹線で福島に帰りました。

6日間の放射線防護ワークショップを通して、福島の復興の現状や除染、廃炉の状況がより理解できました。福島の現状は日々変化していてかつ複雑でした。正しく理解して正しい判断をしようと言われるなかで、この問題は科学だけでなく、社会学でもあり人の価値基準の違いといった要素も含むため、何が正しい行動なのか人によって答えが違っている現状があることもわかりました。また第一原発や中間貯蔵施設を見てわかるように復興は着実に進んでおり、またその施設の壮大さから多くの国民の方々の力があってこその今の復興状況であることも理解できました。福島をより理解することができた6日間でした。

今後もより広い視点で物事を考える努力を行い、自分の意見を持って主体的な行動を行っていくことを期待したいと思います。

 

国際放射線防護ワークショップ2019(5日目)

☆☆☆ 5日目 ☆☆☆
○中間貯蔵施設見学
中間貯蔵施設内をバスで巡り見学しました。保管場、水処理施設、仮設焼却施設、土壌貯蔵施設を見学しました。8000Bq以下の受入・分別施設の作業の様子もガラスごしに見学しました。1日2000台と言われる多くのダンプカーが出入りする様子も感じることができました。

○大熊食堂
昼食は、東京電力が作業員に温かいご飯を提供しようと帰還住民のために一般開放した大熊食堂で食べました。

○福島第2原子力発電所の見学
現在、冷温停止中の福島第2原発を見学しました。はじめに講義を通して、福島第2原発の震災当時の状況や現状を学習しました。その後、防護服(タイベックスーツ)を身に着けて格納容器、圧力容器内を見学しました。圧力容器内のペデスタルでは燃料がどのようになったか、よりスケール感をつかむことができるようになりました。また新安全基準であらたに設置することになった電源車やその配置場所も見学しました。

○ポスター作成
生徒たちはこのワークショップで学んで伝えたいことを、1枚のポスターにまとめる活動を行いました。疲れもたまっているなか、生徒同士で意見を交換をしたり、Googleスライドで共同編集したりしながら1枚のポスターにまとめあげました。明日はこのポスターを使って外部の人に発表をします。

 

 

アオウゼ・スーパーサイエンスフェア

8月3日(土)に福島市アオウゼ多目的ホールにてスーパーサイエンスフェアを開催いたしました。

7つの科学実験のブースを準備し、生徒達は工夫してわかりやすく教えていました。

夏休みの自由研究のヒントとして、写真をとったり、メモをとっている子ども達もたくさんいました。

4時間程度でしたが、400名以上の方に来場いただきました。ありがとうございました。

産総研一般公開に出展しました

7月27日(土)、郡山にある産総研福島県再生可能エネルギー研究所一般公開において、SS部バクテリアセルロース班が出展してきました。ポスターとバクテリアセルロースの現物を用いて、来場された一般の方々に研究内容を分かりやすく説明しました。空き時間には、産総研の様々な展示ブースや他の高校・大学・企業などのブースを見学し、興味深い技術に触れ、大変勉強になりました。

国際放射線防護ワークショップ2019(4日目)

☆☆☆ 4日目 ☆☆☆

○ワークショップ続き
生徒たちは昨日から行っている福島の現状を改善する提案のポスター作成を行い、それを完成させました。そして、発表練習を行いました。

○第4回福島第一廃炉フォーラム学生セッション
廃炉フォーラムの学生セッションにて、福島の現状を改善する提案のポスター発表を行いました。生徒たちはチームで話し合い、しっかりと全員が納得する形で役割分担を行い発表を行いました。提案は本質つく発表が多く、NDFの山名理事長からは予定時間を超えるたくさんの熱い講評をいただく結果となりました。また、開沼先生からも昨日の指摘事項をしっかりと修正して改善していたと評価をいただきました。

○廃炉フォーラム「語り合う」セッション
 午後は廃炉フォーラムの「語り合う」セッションに参加しました。市民、専門家、企業などの様々な立場の意見を知ることができ、またグラフィックレコードの作成者がこれを作成してわかったことも知ることができました。

○ゲームとワークショップのふりかえり
 夕食後はフランスや日本の高校生が一緒になってゲームを行いました。
 明日でワークショップも残りあと2日です。生徒たちはいままでの活動を振り返り、ワークショップに参加してみて伝えたいことを意見交換しました。そして、最終日に何を発表するか大枠を話し合いました。

国際放射線防護ワークショップ2019(3日目)

☆☆☆ 3日目 ☆☆☆
○被災地を見学
開沼先生の解説を受けながらバスで被災地を巡りました。請戸小学校は地震のあとすぐに津波の被害を逃れるために大平山まで避難して全員が助かった小学校です。バスから降りて、実際に今は霊園となった大平山から請戸小学校を見学したりしました。また、夜の森の桜並木のバリケードも訪れ、帰還困難区域と避難指示が解除された境目も見学しました。道路一本の違いだけで復興の状況に大きな違いが見られることがわかり、またこの違いが賠償金の大きな違いとなり、住民の精神的分断の一因を作っていることも学びました。特定廃棄物埋立情報館リプルンふくしまにも訪れ、放射性物質に汚染されたごみの埋立処分について学びました。

○市川英樹さんの講話
元原発作業員で福島田んぼアートプロジェクト代表の市川英樹さんから、原発作業員での経験談や日本一の田んぼアートを目指すことになったきっかけについて話を聞きました。福島を元気づける熱い想いが伝わってきました。

○放射線の見える化の研究
放射線測定を2次元的・3次元的に短時間で測定可能なカメラの研究開発をされている日本原子力研究開発機構の佐藤先生の講義を受けました。生徒はピンホールカメラやコンプトンカメラの原理やそれぞれの利点について、あらかじめデジタルカメラで撮影した3次元画像データと放射線の3次元測定結果を組み合わせることで、作業員がホットスポットの場所をすばやく認識できるようになる装置を作ることができることを学びました。

○福島イノベーションコースト構想の講義
福島イノベーションコースト構想推進機構の鈴木さんに講義をしていただき、福島イノベーションコースト構想の概要を学びました。

○ワークショップ
生徒たちは昨日決めたテーマをもとに、班ごとに福島の現状を改善するための提案を考えました。今までの研修や体験で学んだことをもとに、今の福島の問題点を班ごとに明らかにし、それらの問題点を解決するための方法を具体的に意見を出し合いまとめました。途中で開沼先生らにご指摘をいただき、また完成した提案を再び評価の観点に照らし合わせて批判的思考で見つめ直して修正を加えました。明日の午前に最終的にポスター形式で提案をまとめて完成です。

 

国際放射線防護ワークショップ2019(1,2日目)

 8月1日(木)より、福島の復興の現状を学び発信するワークショップが始まりました。本校からの7名が参加し、安積高校、ふたば未来学園高校、東京都立戸山高校、フランスの高校生とともに活動をしていきます。

☆☆☆ 1日目 ☆☆☆
○三春コミュタン研修
 英語で311の地震と原発事故の概要、そして復興の現状や霧箱などを用いて放射線の基礎知識を学びました。日本人による英語の解説も新鮮な体験でした。

○シュナイダー先生講義
 避難生活がいつまで続くのかを考えさせる講義をしていただきました。生徒たちは震災当時、小学校1,2年でした。講義では避難範囲の決め方、賠償金の決め方と対象者、除染の範囲や必要性を当時の福島の対応で本当に良かったのかを考えさせる内容でした。避難の手順、避難した人が帰る手順を決める難しさを理解できました。

○学校紹介
 夕食のあとは各校がスライドなどを使い学校紹介を行いました。

☆☆☆ 2日目 ☆☆☆
○講義
 立命館大学准教授の開沼先生より講義があり、数値で復興の状況を学ぶことができました。また安積高校の理科教諭の千葉先生からは放射線に関する知識を学ぶ際の心構え、つまりは数値的かつ科学的かつ論理的に考えることが大事であることを学びました。都立戸山高校教諭の小林先生からは戸山高校の過去に放射線防護ワークショップに参加した生徒のその後の活躍を知ることができました。

○福島第一原子力発電研修
 津波から水素爆発などにいたるまでの事故の概要、1号機から4号機のそれぞれの経緯と現状、汚染水対策の3つの基本方針の講義を受けました。そして、バスに乗り、バスの中から福島第一原子力発電所を見学しました。原子炉建屋の見学だけでなく、汚染水処理装置や貯蔵タンク、免震重要棟も見学をしました。見学後は、東京電力が取り組む風評被害軽減の取り組み、地域復興に向けた取り組みを講義で学びました。

○第4回福島第一廃炉国際フォーラム学生セッションに合流
廃炉フォーラムの学生セッションに合流し、班分けを行い、班ごとで活動のテーマ決めを行いました。